フランスに16店舗展開する人気店で、日本にも2015年に上陸したブーランジェリー「メゾン・ランドゥメンヌ」。現在、国内では麻布台・赤坂の2店舗がオープンしています。

バゲットなど、食事に合わせるハード系のパンが人気ですが、それと並んで売れているのがフランス版『VOGUE』にて「2019年パリで最もおいしいクロワッサン」に選ばれたクロワッサン。その人気のクロワッサンのこだわりと、よりおいしく食べる方法を「メゾン・ランドゥメンヌ」の担当者に伺いました。

メゾン・ランドゥメンヌのクロワッサンを最もおいしく味わう方法

さまざまなパンが並ぶ店内の写真
人気のクロワッサンをはじめ、さまざまなパンが並ぶ。

メゾン・ランドゥメンヌのクロワッサンは、フランス産の発酵バターを使っている「クロワッサン・フランセ」¥480(税別)と日本産の発酵バターを使っている「クロワッサン・ジャポネ」¥250(税別)の2種類があります。

バター以外に材料は同じ、焼き方も同じですが、形状が違います。「クロワッサン・フランセ」はまっすぐなのに対し、「クロワッサン・ジャポネ」は端を曲げるので三日月の形状をしています。

層が美しい「クロワッサン・フランセ」¥519(税込)
層が美しい「クロワッサン・フランセ」¥519(税込)

「フランス産は深みのあるバターの味が濃く、香りが豊かです。日本産も香りが豊かでバターの味わいがおいしいですが、フランス産に比べて軽めです。

製法ですが、フランスの町の小さいパン屋と同じように、機械ではなく手で成形を行っています。メゾン・ランドゥメンヌのクロワッサンは層が比較的少ないと言われていますが、そのためバターと生地の味がしっかりと感じられ、歯ざわりが良く食べ応えがあります。

また、層が見た目にも美しく、舌でも目でも楽しめるクロワッサンになっていると思います」

三日月の形をした「クロワッサン・ジャポネ」¥270(税込)
三日月の形をした「クロワッサン・ジャポネ」¥270(税込)

実際にこの2種類を食べ比べてみると、違いはバターだけなのに、全然味わいが違うことに驚きます。店舗を訪れた際は、ぜひ食べ比べてみてください。

持ち帰って食べる際は、温めてから少し冷ますのがポイント

次々と焼き上がるクロワッサン。
次々と焼き上がるクロワッサン。

また、おすすめの食べ方についても伺いました。

「どちらも焼きたてをすぐに、お店でバリバリ音を立ててお召し上がりいただくのがおいしいです。でも、カフェオレボウルにつけて食べたり、サンドイッチのように卵や具材を挟んでもおいしいと思います。

もしすぐにお召し上がりになれない場合は、自宅で一旦ジップロックやラップに包んで冷凍保存し、食べたいときにアルミホイルに包んで焼いて、少し冷ましてから召し上がっていただくと、パリッとサクッとした歯ごたえが楽しめますよ。

温めたばかりで食べようとすると、バターが溶けているためサクッとした食感ではなくなります。2~3分ほど置いて冷ましてから食べたほうがおいしいです」

パリッとした食感が特徴のクロワッサンなので、焼きたてをいただくのがやはり一番のおすすめだそうですが、たくさん購入していろいろなアレンジを楽しみたい場合は、カフェオレボウルにつけたり、クロワッサンサンドにして食べるのもいいですね。

なお、メゾン・ランドゥメンヌのクロワッサンと合わせていただくのにおすすめの飲み物は、「カフェオレ」だそう。

「コーヒー、紅茶、なんでも合いますし、好みによるとは思いますが、カフェオレが一番合うと思っています。クロワッサンのバターの香ばしさと、カフェオレのコーヒーとミルクの風味がなんとも言えずマッチします」

クロワッサンもカフェオレも、店舗内で購入してその場でいただくことができます。ぜひ合わせて楽しんでみてください。

メゾン・ランドゥメンヌの店舗外観と、店の前に立つフランス人パン職人の写真
お店で働くフランス出身のブーランジェ(パン職人)、アントワンヌ・ポワンティスさん。

クロワッサンはもちろん、日替わりで4~5種類のハード系パンが提供される「日替わりおすすめランチ」も人気。メゾン・ランドゥメンヌのおいしいパンがランチ価格で、しかも食べ放題で楽しめるなんてリーズナブルですよね。購入したクロワッサンを店内で焼きたてのまま楽しめるのもうれしいポイント。ぜひ、「パリで一番おいしいクロワッサン」の最高のおいしさを味わってくださいね。

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この記事の執筆者
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WRITING :
こばやしあさみ
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