ファンの熱い思いに応え、インド人スタッフも再集結!
1973年に創業し、新宿エリアでは最古のインド料理店として多くのファンの心をつかんでいた「新宿ボンベイ」。新宿ボンベイは1973年に創業した新宿で最も老舗のインド料理店でした。
創業者の山岡さんは、大学卒業後のインド旅行でインドの魅力やカレー文化に傾倒。なんとボンベイ大使館にて料理長を勤めていた人物を引き抜き、インド人の料理人も手配してレシピを完成させ、1973年に1号店となるボンベイをオープンしました。
残念ながら2018年4月末に設備等の老朽化によって、惜しまれつつも長い歴史に一旦幕を閉じた新宿ボンベイでしたが、その後も多くのファンからの復活を望む声は絶えることはありませんでした。
新生ボンベイとして代々木エリアに6月28日(金)にグランドオープンする店舗では、旧ボンベイで働いていたインド人シェフを含むスタッフも再び呼び戻し、古きよき時代の味を踏襲しつつ新たなスタイルも提案しています。
昼はカレーランチ、夜はスパイス居酒屋へと進化
新たな新宿ボンベイは、昼と夜とで異なる場面・空間を提供。昼は、往時の新宿ボンベイのスタイルを踏襲した本格インドカリーランチを楽しむ店として。一方、夜はタンドール料理をツマミにお酒を楽しむスパイス酒場へと進化しました。
今回の進化の一翼を担ったのは、シャンカール・ノグチさん。東京で生まれたインドのスパイス商であり調合師である一方、「東京スパイス番長」のメンバーとしても活躍。
イベントやワークショップでインドカレーを提供するほか、レシピ開発や書籍の出版など、インドと日本の双方の文化を深く知る視点からスパイスの魅力を伝える活動を行っています。今回、ランチメニューにも加わる「ボンベイ・ラムカリー」のレシピ提供のほか、多彩なスパイスを使った夜のツマミメニューの開発も協力。
ランチで選べるカレーは旧ボンベイから引き継がれた鶏肉をやわらかく煮込んだ自慢のチキンカリー「ボンベイ・チキンカリー」やエビとホタテのトマトクリームカリーの「ジンガーコルマ」(+¥100)など日替わりを含めて8種類と豊富。ほうれん草とカッテージチーズのカリー「サグパニール」やジャガイモとカリフラワーのカリー「アルゴビ」は動物性のものを使わず、ベジタリアンでも食べられる内容になっています。
夜のメニューは「インディアンタパス」と名付けられた小皿料理が¥350から¥500前後で9種類登場。カウンター席から見える位置に置かれたタンドール窯を使ってつくられるタンドリーチキンやシーク・カバブなどをお酒と共に楽しむスタイルを提案しています。
ワインはすべてナチュール、チャイを使ったカクテルも登場
こちらでは、特にワインとのペアリングがおすすめ。ナチュールワインを豊富にそろえていて、赤とラム肉などは特におすすめだとか。さらに、ラッシーやチャイを使ったカクテルもラインナップ。ラムを合わせた「ラムラッシー」など、どんな味なのか気になりますね。
この新コンセプトは、復活を待ち望んでいたファンだけでなく、新しい来店者を開拓する魅力が詰まっています。この夏注目の店舗になりそう。
※掲載した商品はすべて税込です。
問い合わせ先
- 「タンドールとインドカリー 新宿ボンベイ」
- 営業時間/ランチ11:00〜15:00(L.O.14:30)、ディナー17:00〜23:00(L.O.22:30)
- 定休日/なし(不定休)
- 席数/27席
- TEL:03-5304-8723
- 住所/東京都渋谷区代々木1-53-4 田尻ビル1F
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子