【目次】
「4つのルール」を守れば、快適に過ごせる!
「最低」気温21度の場合
最低気温21度の日の体感温度は、9月頃(1日の最低気温21度~最高気温28度前後)をイメージすると良いでしょう。ピークは過ぎたものの、まだまだ暑さが残り、「半袖トップス」や「ワンピース」、あるいは薄手の「長袖トップス」が、コーディネートの中心になります。また気を付けたいのが1日の寒暖差。そして冷房の効いた室内との気温差にも注意が必要です。カーディガンやジャケットなど「はおり物」を活用し、体調を崩さないよう留意しましょう。
【1】「半袖トップス」や「ワンピース」、薄手の「長袖トップス」等、涼感を意識した服装で
【2】カーディガンやジャケット等「はおり物」を活用し、寒暖差に対応を
「最高」気温21度の場合
最高気温21度の日の体感イメージは、4月後半(1日の最低気温13度~最高気温22度前後)あるいは10月後半(14度~21度前後)くらいと考えてください。「長袖トップス」や「ワンピース」で軽快に過ごせる、春秋のおしゃれが楽しい季節です。ただし朝晩は少し肌寒さがあります。トレンチコートやジャケット等「軽アウター」で調節し、寒暖差に対応しましょう。
【1】「長袖トップス」(ブラウス、カットソー、薄手のニットなど)や「ワンピース」で、軽快におしゃれを楽しむ
【2】1日の寒暖差があるため「軽アウター」必須
「最低」気温21度【コーデ見本】
「トップス+ボトムス」のコーディネート
夏のきちんと感は、心地いい緊張感のある「モノトーン」で潔く、知的に表現
黒と白の配色でつくる計算しつくした着こなしには、大人の女性にふさわしいきちんと感が宿ります。白シャツ&ブラックの細身パンツのワンツーで完成させる夏のスタイリングは、白×黒の分量が50%ずつの配色で構成するのが正解! レフ板効果を狙う白トップス+黒ボトムの基本形に飽きが来たら、逆転の発想で、黒トップス+白ボトムにもぜひトライを。上下を入れ替えるだけで印象が様変わりします。また、アクセントカラーの入れ方も重要。少量のピンクを加えることで、好感度の高い洗練ベーシックに仕上がります。
メタルフレームで白シャツに鮮度を
N.Y.生まれの老舗眼鏡店モスコットのサングラスは、ユニセックスなメタル使いが旬。トラッドが香る白シャツ×ストライプパンツの装いがハンサムに仕上げがります。
ニュアンスカラーをちりばめ、洗練を極める
こっくりとしたマロン色やマスタードを重ね、ミラノマダムのように。
「全身黒」スタイルは清涼感がすべて。必ずどこかに”透け感”を取り入れて
透け感のある黒シャツ&トレンドのハーフパンツで、溌剌としたエレガンスを感じさせる、夏のオールブラックを実現! ほんのりと肌が透ける涼やかなタイ付きシャツは、テクスチャーに遊びがあるぶん、きちんと感のあるセットインスリーブデザインを選ぶと洗練された印象に。肌の露出で抜け感をつくるのではなく、デコルテ周りやそでに透け感をつくるからこそ、キレのいい女っぽさが表現できます。そして、「全身黒」のサブルールは、小物でホワイトを投入することと、ヌーディな足元。これらがを夏のブラックエレガンスのセオリーにすれば、黒でも、重たく見せず、季節感を演出することが可能です。
濃色の「麻のシャツ」に合わせるボトムは、本場のイタリア男性のおしゃれ哲学にならって白のくるぶし丈パンツに。ダークトーンのボトムに頼りがちな人こそ、逆転配色に挑戦してみると格別の洗練度に気がつくはず! 辛口なダークトーンが顔周りの印象を引き締め、ボトムの白が全身にリッチな明るさを与えます。しっかりと出したデコルテは最高のアクセサリーですが、オンスタイルではパールネックレスで白い艶を足すとフェミニンさが増します。
重量感のある黒ワイドもピュアな靴とバッグでメリハリを計算!
服はあくまでも黒で統一し、小物で少量の白を効かせる、が成功の秘訣。ブラウスはドロップショルダーのゆったりしたデザイン。ハイウエストのパンツにタックインして、メリハリあるフォルムをつくりたい。
白スニーカーの日は、分量感のある白パンツで上品な印象に仕上げて
シックカラー×白をベースに。
今どきのこなれ感へ導くゆったりとしたブラウスを着こなしのキーアイテムに
体の線を強調しすぎないリネンコットンのブラウスをインすれば、テーパードのシャープなシルエットが生きて、すっきりとしたかっこいいスタイルが完成。パンツの色とリンクした白いパンプスがスリムなラインを強めて。
リネン素材のパンツをアースカラーの装いに仕上げてこなれた印象に
リネン素材のベージュパンツは、カーキのシャツやバッグなどをポイントに、全身アースカラーでまとめることでセンスのいい着こなしに。緑が多い郊外などを訪れる日にもおすすめのコーディネートです。
ゆったりシルエットがリラックスした印象のシャツ&パンツの着こなしも、カーキ×黒なら都会的なムードに。合わせる小物もダークな色合いでまとめれば、クールなたたずまいが完成します。
フリンジ付きのストールと細身の白ボトムでさりげなくYのフォルムに
フレンチスリーブのコットンニットと白の細身パンツでつくるYシルエットの着こなしの仕上げにストールを加え、さらなる重心アップを。顔周りにボリュームをもたせ、視線を上に集めるだけで、スタイルよく見える。
かっこよくて女らしい、ハーフパンツ&シャツで洒脱なトラッドスタイルに
グログラン素材を用いたドレス感のあるハーフパンツは、ドライタッチでハリ感のある素材が美しいフォルムへと導く逸品。サックスブルーのシャツやビット付きベルトで加えたトラッドテイストが、大人カジュアルを小粋に仕上げるポイントです。さらに、やわらかなレザーのワンショルダーバッグを合わせれば、こなれ感が高まります。
「ワンピース」のコーディネート
透け感のある素材だから黒でも重くならない!5分そでの涼やかワンピース
デイリーに活躍する、黒の涼やかなワンピース。格子状になった織柄の陰影がもたらすほんのりとした透け感が美しいワンピースは、動くたびに風をはらむ軽やかさも魅力。付属のホースヘアのベルトでウエストマークすると、切れ味の良さも加わって。小さめバッグを合わせたら、会食にも映えて。
小物使いのトリコロールマジックで知性の香るネイビーワンピースを若々しく
ネイビーのシャツワンピースは、出番の多くなるアイテム。明るいコントラストを描く、イエローのトートバッグで、目にも鮮やかな配色に。そこに、白いレースアップ靴を合わせ、抜け感を加えるのが今年の流儀。
ストレッチのきいたコットン素材を用いた、バンドカラーのシャツワンピースは端正な面持ちが魅力。比翼仕立てのシンプルなデザインだからこそ、色で変化を楽しみたいもの。今季注目された深みのあるアースカラーが、こなれ感をもたらします。ゴールドの「ガンチーニ」バックルを施したベルトで、品格のある着こなしを目指して。アースカラーでまとめた着こなしは、くすんだ印象にならないよう、オレンジ色のシルクツイルを巻き付けたフープピアスで顔周りを明るく。
「はおり物」を使ったコーディネート
辛口カラーを重ねて仕上げる知的モードなパンツスタイル
品のあるバッグを、白のノースリーブトップスとベージュのパンツのコーデに投入。グレイッシュカーキの辛口のニュアンスが、淡色配色に深みと自然なメリハリを生み出し、洗練された印象に導きます。カーディガンの前を開けてはおると、白のボタンが縦ラインを強調してすっきりスタイルアップできます!
上品な輝きをたたえたシャンパングラデーションで定番パンツがランクアップ
白からシャンパンベージュにいたる優しい女らしさに満ちたシャイニー・グラデーションに、クリアな白いパンツの効果は絶大。淡いベージュにラメのストライプをあしらった上品な輝きが魅力のアンサンブルニットをはおれば、肩の力が抜けた美しい日常スタイルに。そこにやや渋めガンメタリックのバッグを加えると、着こなしに奥行きが生まれ、鮮度の高い着こなしが完成。
チャコールグレーを加え奥行きを与えたグラデ感覚の新鮮モノトーン配色
ロングカーディガンの透ける白×布帛トップスのチャコールグレー、さらにシルバーメタリックのバッグを重ねて。白パンツをベースにした優しいモノトーン配色は、グラデーション上手のミラノマダムがお手本。
白パンツ×黒ジャケットの潔いまでのシンプルさに小物で遊び心を加えて
帽子とビッグトートで伊イタリア達男を意識。小物使いでこんなにも余裕の表情に。
カジュアル要素を加えることで、黒ジャケットが鮮度アップ
スモーキングジャケットに、黒デニムを合わせたビターな黒の着こなしに、スニーカーやロゴTの爽快な「白」をアクセント使い。夏の黒こそ、「白」の差し色使いが効果的です。トレッキングシューズのディテールとランニングシューズのはき心地を両立させたスニーカーは、イタリア製の素材を組み合わせて、複雑なパターンを描くデザイン。かかと部分のラバーソールが4.5cmあり、歩きやすさを叶えるクッション性の高さも魅力です。
クロップドグレーデニムで色をシックになじませつつこなれ感をアップ
テーラードジャケットにグレーのクロップドデニムを合わせて、辛口エレガントな着こなしに。ジャケットのラペルで端正な表情が出るので、中に着たリブニットは少し胸元の開いたタイプで色っぽさをプラス。足元もバーサンダルで女らしくまとめて。
ブラウスとリネン混のジャケットの色味を統一しオンスタイルに磨きを
ブラウスとリネン混のジャケットの色味をアースカラーで統一して、ONスタイルに磨きを。オフホワイトに近い明るいベージュに深めのVネックが、洗練へと導きます。濃厚なブラウンのパンツで引き締めたら、鮮やかなイエローのヒール靴で春らしい演出を。
夏の日差しに映える潔いモノトーンと縦ラインのシルエットでスマートに!
細身パンツとロングシャツでつくるモノトーンコーデは、すっきりとしたバンドカラーのロングシャツがスマートなIラインを演出。強めのストレッチがきいた黒の細身パンツは、引き締め効果も大で美脚効果が期待できます。くるぶしがのぞく丈感なら、黒のボトムでも重たく見えすぎません。バッグと靴も白&黒の配色でまとめて潔く!
さらりとはおったシャツワンピースにリズムをもたらす細ベルトの効用
さらりとはおったシャツワンピースにリズムをもたらす細ベルトの効用シャツワンピースのウエスト位置のボタンを留め、ロープベルトでアクセントをつけて、Xシルエットに。重心が上がり、すらりと見える。
シャリッとしたシルクタフタ素材のワンピースは、深みのあるネイビーが知性を香らせるポイント。比翼仕立てのバンドカラーで、きちんと感もありシーンを選ばず活躍する頼りになる一枚です。インパクトのあるレザーベルトやローファーをポイントに、ほんのりトラッドテイストで仕上げて。
ナチュラルなカラートーンにきれい色のバッグで遊び心を添えて
シティ・リゾートへの旅で、アクティブに動く日を想定したスタイリング。リネンのシャツワンピースに、カーディガンを重ねて、シックな街並みに似合うカラートーンに。アクセントに、旅のワクワク気分を盛り上げる、カラフルなバッグを携えて。
優しい風合いのカシミアシルクのロングカーディガンが、コットンワンピースにラグジュアリーなムードをもたらして。
「最高」気温21度【コーデ見本】
春のコーディネート
そで口をさりげなくロールアップ。トラッドテイストの着こなしが「学生風」にならないようにジュエリーを効かせる。襟元にネイビーのスカーフを指して顔周りを引き締め、知的で女らしい印象を際立たせる。こなれたひと技の合わせで、トレンチコートの着こなしを上級者に!
クリーンな配色で着こなす優美なネイビートレンチ
クリーンな配色で着こなす優美なネイビートレンチネイビー×白の清潔感あふれるカラーリングをベースに、ペールピンクのハイゲージニットで春らしいムードを感じさせて。胸元のVゾーンに添えたコスチュームパールのネックレスが、着こなしの盛り上げ役に。
ネイビー×ベージュを艶めきプリーツで繊細かつ優雅に一新!
ハリのあるネイビーのコートは、だれからも愛される上品さが魅力。学生風にならないように、艶や動きのある華アイテムを合わせて。すそフリンジのトップスと艶めくプリーツスカートで知的なネイビー×ベージュを優美に演出。
白~エクリュ~グレージュでつくる上品グラデーション
スマートなシルエットを描くコンパクトサイズのトレンチ。スエードのガウチョパンツ、レース素材のスニーカーで軽快な足元に。
着こなしのヒントはおしゃれな伊達男たちの小粋なテクニック
カジュアル巧者の女性たちの間で、いつも話題になるのは、イタリア伊達男たちの着こなしセンス。特に「スポーツアウター」は、洒脱な彼らの真骨頂。肩の力の抜けた着くずしや、シックな色を印象的に見せる配色の巧さは、ぜひお手本にしたいところです。 たとえば、フード付き「モッズコート」の場合。そのままでは地味で武骨な印象です。そこで鮮やかなグリーンをポンと投入。この派手かな?と思うくらいの差し色が、ジュエリー以上の効果をもたらし、軽妙さを演出するのです。「ミリタリーブルゾン」は、あえてまじめなスーツやジャケットの上に重ねて、そのギャップを狙うのが、彼らの重ね着ルール。女性の場合は、堅くなりすぎないよう、白シャツ×カーディガンで、上品なレイヤードを実践してみましょう。単にメンズライクな着こなしを目指すだけではなく、大人の女性の魅力を失わないよう、どこかに優しさを加えることも大切です。
ネイビージャケット×ネイビーカットソー×ブルーデニムという定番スタイルに、差をつけるのは洗練された小物使い。自然な光沢を浮かべたリネンツイルのテーラードジャケットのこなれ感に、今っぽさを加える適度な色落ちデニムを選び、シルバーの小物使いでエッジを効かせると、都会的なムードに仕上がります。
キレ味のある辛口モノトーンに女らしさを与えてくれるリッチキャメルのグロス効果
フォーマル感を重視するなら、モノトーンをベースにするのがおすすめ。キャメル色の小物が、辛口配色に女らしさと軽やかさを授けてくれる。
秋のコーディネート
澄んだ洗練が香るベージュ×白の配色で、カジュアルスタイルにクラス感を加えて。前を開けても端正なトレンチコートに、白でまとめたトップス+程よいゆとりのあるパンツのⅠラインで、抜け感をプラス。
顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手
肌が冴えるオレンジブラウンのストールを首元に。ベルトでウエストマークしたパンツとスニーカーは白で統一し、配色ストラップのバッグで統一感を演出すれば、上品さもスタイルアップも実現。顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手です。
カラーワンピースで定番・黒のトレンチにドラマティックな個性を
英国ブランドらしく、正統派のディテールを備えた一着。ブラックは肌の白さが際立ち、クールな女らしさを表現する美人効果も発揮。のびやかに振る舞え、人とは違う個性を物語るカラードレスが、「夜トレンチ」をこなれて見せるポイント。さらにモノトーンのバッグやレースのパンプスで、遊び心を加えて。これが、ほの暗い照明のレストランやバーでも、印象が沈んで見えないテクニック。
ライダースジャケットの印象を色落ちデニムがやわらげる
ウォッシュ加工が施されたデニムは、立体的に見える陰影がついているぶん、脚がほっそり見えるのが魅力。黒のタートルネックニットで全体を引き締めましょう。
トラッドニュアンスをストールで効かせてこなれた華やぎエレガンス
レザージャケットでキリリとした辛口スパイスを添えて、キャリア感を演出。女性らしい一着が新鮮でこなれた表情に。
デニムスタイルもゴージャスなジャケットで女らしさと抜け感を演出
主役のジャケットはウエストを程よくシェイプした、小気味のよいシルエット。光沢のあるサテンを効かせた王道のデザイン。
大人のデニムスタイルに格をもたらす、「スモーキングジャケット」の迫力。シルバーなどのクールな輝きを添えれば、華やいだ場にふさわしいスタイルが完成。
ビッグシルエットに細身の黒デニムでボーイッシュな味わいを
クラシックモダンな黒ジャケットには、カジュアルなオンスタイルが似合う。きれいめデニムと男靴で辛口に。パールネックレスと巾着バッグの白で愛らしさを投入して。
シーンレスで楽しめる、モノトーンに徹したクールな着こなしが新鮮
チャコールグレーのタックパンツと、黒のスモーキングジャケットでスタイリッシュに決めて。都会に映えるモダンな配色を楽しむように、靴も黒のエナメルスリッポンでシャープに。重たい印象にならないよう、マディソンブルーの白のロゴTやパールネックレスで、清潔感を添えるのも忘れずに。
ごくシンプルなのに表情豊か。大人かわいいブラックスーツ
ふんわりとした上質なウール素材の一着は、黒でもどこか優しい印象。ボタンのないジャケットはむだを削ぎ落とした美しいシルエットで、カーディガン感覚ではおれる軽やかさ。ドレープのたっぷり入ったタック入りスカートで華やいで。
テーラードジャケット×プリンとワンピースという定番スタイルに、ジュエリーを添える感覚でグリッターパンプスの輝きとナチュラルなロングネックレスを添えたスタイリング。パンプスは大人の女性に人気を誇るポインテッドトウパンプスが得意なジミー チュウから久々に登場した新しいモデル『ラブ』。ノーズ長めの尖ったトウに、今どきのエレガンスが集約されています。
シックなトーンonトーンを、遊び心のある小物で印象的に
優美なシルク素材のワンピースに同色のネイビージャケットを重ねれば、優雅な知的スタイルの完成。アクセントカラーが配されたバッグやドット柄ストール、パール付きフラットシューズで軽やかな遊び心を添えて。
ハンサムな女らしさをかなえる、濃色ブラックデニム
きれいめのブラックデニムは、トラッドが香るジャケットと合わせて、端正な秋スタイルに。ビターな黒が辛口おしゃれに導き、カットオフのすそデザインが足元に程よい抜け感をもたらします。