サヤテイプロデュースにより、才能豊かでありながら悲劇の終末を迎えたふたりの芸術家、鴨居玲とカミーユ・クローデルの人生が舞台化。
2019年8月9日から、スパイラルホールにて、ふたりの生き様が「音楽とダンス」「音楽と語り」によって表現されます。
鴨居玲とカミーユ・クローデル、ふたりの芸術家の人生を舞台に
2017年より、スパイラルホールにて主催公演を開催している、株式会社 サヤテイ。今年は、才能豊かでありながら悲劇の終末を迎えた、洋画家 鴨居玲、彫刻家 カミーユ・クローデルの生き様が、音楽にのせた、ダンスと語りを通して舞台化されます。
どちらの作品も、世界で活躍する天才ヴァイオリニスト 郷古廉が音楽を奏で、レディ・ガガの衣装も手がけた注目のアーティスト・デザイナー 串野真也が衣装を手がけています。
ProgramA 語りと音楽『Ray Camoy 鴨居玲という画家がいた』
58歳で衝撃的な死を遂げ、亡くなって30数年を過ぎてなお、熱狂的なファンをもつ、洋画家 鴨居玲。
著書『踊り候え』や鴨居玲の人となり、評伝を書いたものの資料をもとに、彼の周辺にいた人たちの証言、エピソードを交えて、明るく陽気な洒脱な世界と絵に向かうときのまったく違う世界をもっていた純粋芸術家の人生を巡る作品。
彼が愛読し、心酔した『愛の賛歌—エディット・ピアフの生涯』、一時期をスペインで過ごしていた鴨居がスペインを知るためにすすめていた闘牛士の物語『さもなくば喪服を』などを参考資料にし、多彩なアプローチにより、彼の世界を探る、朗読劇です。
さらに、公演期間中は会場ロビー及び舞台にて、鴨居玲作『スペインの娘』が展示されます。
ProgramB ダンスと音楽『“Cammille” カミーユ・クローデル』
ロダンの弟子となり、美貌と才能に満ち溢れた女性彫刻家でありながら、妻のいるロダンとの別れをきっかけに次第に心を病み、精神病院で生涯を閉じた、カミーユ・クローデル。
この作品は、弟ポール・クローデルが姉カミーユ・クローデルについて書いた本にインスパイアされ、ヴァイオリンとチェロの生演奏が共演。選ばれた作曲家は、イザイの無伴奏とラヴェル、そしてバッハです。
新国立劇場バレエ団プリンシパルの小野絢子氏、若手注目株の中島瑞生氏、そして首藤康之氏と中村恩恵氏による、男女の交差する愛の世界を楽しめる舞台です。
一見まったく関係のない男と女のふたつの物語が、有機的に結びつく、サヤテイプロデュース公演。内容だけでなく、それぞれ異なる方法で表現される舞台は、ぜひ両作品を鑑賞してみてください。
サヤテイプロデュース公演 詳細
会場/スパイラルホール(スパイラル 3F)
チケット料金/¥6,000(全席指定)、U25¥4,000(枚数限定・入場時要年齢確認)、セット券¥10,000(枚数限定) ※税込 ※SS席とS席があります。SS席は舞台に近い囲み席です。 ※セット券はサヤテイとTickets Today 表参道店のみ取り扱い。 ※未就学児童入場不可。
住所/東京都港区南青山5-6-23
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部