今回はクチュール・メゾンやハイジュエリー・メゾンがローンチするフレグランスの話題が目立ちました。
まずはヴァレンティノです。その発表は、パリのイタリア大使館で“舞踏会”として開催されました。ドレスコードはロングドレスで、招待客は思い思いに着飾って出席。まさに現代の社交界です。
会場となった大使館内は果物や花やお菓子で絵のように美しく飾られていました。
パリでは新しく登場したフレグランスが話題に!
あらゆる世代を包み込むエッセンス、ヴァレンティノの「ボーン イン ローマ」
この日、発表されたのは、クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリによるメンズとウィメンズの2本のフレグランス。その名も「ボーン イン ローマ」。ローマ愛があふれています。
会場に緑の植物で飾られたドームがあり、その中央に新作のフレグランスが置かれていました。この「ボーン イン ローマ」は、あらゆる世代のダイバーシティーを包み込むエッセンスという位置付けだそうです。フラコンはスタッズを模した若々しいデザイン。お部屋に置くだけにフラコンはインテリアとしてもデザインが重要です。
ウィメンズの調香はフェミニンなジャスミンがメイン、メンズはヴェチヴァー。
神秘のベールに包まれた、ミキモト初のフレグランス
また、ハイジュエリーのメゾンとして新たにフレグランスを披露したのが、ミキモトです。真珠で有名な老舗メゾンですが、今回のジュエリーコレクションのテーマは、“Jardin Mystérieux”(神秘的な美しさを讃える庭園)ということで、白いペーパークラフトのデコレーションが飾る室内で展示されました。
日本らしい繊細なジュエリーもさることながら、メゾン初となるフレグランスをローンチするとのことで、大いに気になります。
まるで真珠母貝のような光の揺らめきをフラコンにしたこのフレグランスですが、ローンチは2020年1月で、それまで詳細は秘密。どんな調香なのか、楽しみです。
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- TEXT :
- 安田薫子さん ライター&エディター