目頭から斜め下に向かって現れる線=ゴルゴライン。あの有名な漫画『ゴルゴ13』の主人公が名前の由来ですが、鼻の脇にある「上唇挙筋・上唇鼻翼挙筋」、頬骨から口角をつなぐ「大・小頬骨筋」がハリを失い衰えることが原因。
加齢だけでなく、パソコン仕事など集中して仕事をする時間が長い、あまり会話をしない、無表情でいることが多いなど、表情筋をあまり動かさないと柔軟さを失い、血液やリンパの流れが悪化しやすいので要注意。皮膚のハリが低下、むくみや脂肪が蓄積することでゴルゴラインが生まれるのです。
対策は、硬直した表情筋をまんべんなくほぐして、老廃物を流しやすくし、しなやかなハリを復活させること。人さし指の脇を使って、奥の筋肉をほぐすようにマッサージするのが効果的! 奥深くの筋肉がほぐれてしぼんでいた頬のハリが復活。顔のコリがすっきり取れて、むくみも解消できますよ。
「ゴルゴライン」を抹消する、表情筋ほぐしメソッド
■Step1:人さし指の側面を使って奥の筋肉をほぐす
小鼻の脇に人さし指の第一関節をぐっと当てたまま、左右に動かして奥の筋肉をほぐすようにマッサージを。次に目頭側(上側)に少しずらし、同様に行う。この位置から目頭に向かって計4カ所のポイントをほぐす。
Step2:頬全体をまんべんなくほぐす
Step1のやり方で、頬全体をマッサージしていきます。指の位置をずらしながら、圧をかけるのは、丸で示した位置で、両頬で計32カ所。これで頬全体の筋肉がほぐれて柔軟になることで、ふっくら感がよみがえり、ゴルゴライの凹み解消につながります。
【まとめ|「ゴルゴライン」を抹消する、表情筋ほぐしメソッド4か条】
1.鼻の脇にある「上唇挙筋・上唇鼻翼挙筋」、頬骨から口角をつなぐ「大・小頬骨筋」がハリを失い衰えるとゴルゴラインが現れる。
2.加齢だけでなく、表情筋をあまり動かさないことで血液やリンパの流れが悪化することも原因に。
3.スキンケアだけでは解決しにくく、表情筋にアプローチするマッサージが効果的。
4.マッサージによって硬く強張った筋肉が柔軟になり、ハリが復活。ゴルゴラインが消える。
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以上、「ゴルゴライン」を抹消する、表情筋ほぐしメソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
8月のテーマは、引き続き加齢でたるんだフェイス&ボディの「リフトアップ&引き締め」で、次回は8月17日の更新です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子