英国はロンドン、ブルームズベリー地区にあるラグジュアリーホテル「シャーロットストリートホテル」の魅力とは?
ラグジュアリーマガジン「Precious(プレシャス)」の取材班がロンドン取材に訪れた際、滞在したホテルがあまりに素敵だったので、本記事でその魅力をしっかりとご紹介したいと思います。
かつて薬局だったという建物は、いかにも英国といったレンガの外観に可愛らしい窓が並びます。夏にはエントランス前にアイスクリームワゴンが出され、オープンテラスはおしゃべりを楽しむ人で賑わって。
中に入ると、まず出迎えてくれるのがホテルのマスコット的存在の黒い犬のオブジェ。レセプションには見ているだけで楽しくなるファブリック使いのソファやアートが配されています。
ひと部屋ごとに異なるインテリアはカラフルで自由!デザイナー、キット・ケンプさんの感性に脱帽
全部で52室あるお部屋は、いずれも個性的でチャーミング。このホテルのデザイナー兼オーナーでもあるキット・ケンプさんは、ファブリック使いに定評があり、室内に布がもたらす質感やムードをとても大切にしているのだとか。
英国らしいクラシックな花柄のファブリックは、そんな彼女の代名詞ではあるものの、そのあしらい方はとても大胆で自由!例えば、ジュニアスイートの200号室では、幾何学柄やヘリンボーン柄、マルチストライプなど、異なる柄や素材とどんどんミックスされています。
思いもよらないような刺激のある組み合わせがなぜか温かくくつろいだ雰囲気に繋がっているのも、このホテルだけのたまらない魅力といえるでしょう。
アートに小説…ラウンジでは20世紀初頭のイギリス文化を感じて
ロンドンきっての文教地区、ブルームズベリー地区に位置するシャーロットストリートホテル。20世紀初頭には、この地区を名に持つブルームズベリー・グループと呼ばれる私的サークルがありました。
小説家に画家、美術評論家、経済学者などが集ったこのグループは、結成メンバーに、ヴァージニア・ウルフがいたことでも有名。大戦下に平和主義について語り、時代に先駆けてフェミニズムを唱えるなど、革新的な信条で賛否両論を呼びます。
シャーロットストリートホテルのラウンジ「ドローイングルーム」には、ロジャー・フライ、ヴァネッサ・ベル、ダンカン・グラントといったブルームズベリー・グループの一員だった画家の作品がいくつも飾られています。
ゆったりとしたソファに身を沈めて、絵を眺めながら、20世紀前半のイギリス文化に思いを馳せて過ごすのもよいかもしれません。
モダンからクラシックまで多様なホテルを擁するロンドンでも、ひと際、個性的でチャーミングなシャーロットストリートホテル。訪れた後、インテリアやアートへの関心がぐっと深まり、続く日々が豊かになることが滞在者へのいちばんのお土産といえそうです。
問い合わせ先
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CHRLOTTE STREET HOTEL
TEL:+44-(0)20-7806-2000 - 住所:15 Charlotte Street LONDON WIT IRJ
- TEXT :
- Precious編集部
- PHOTO :
- Colin Roy
- COOPERATION :
- Akemi Roy