「クロコ・バッグ」があれば、大人の究極のおしゃれが完成します
独自のスタイルで存在感を印象づける、ファッションアイコンたちの「クロコ事情」を、海外セレブのスナップから検証。時代やトレンドを超えた、クロコ・バッグの魅力と、効果的な投入ポイントが見えてきました。
■1:黒のクロコ・バッグこそ、全身モノトーンでスタイリッシュに!
黒のクロコ・バッグはまず手に入れたい、基本カラー。ミレニアル世代のアイコン、ジジ・ハディッドは、キャリア女性に愛されるミニマルなトートバッグを、シンプルTシャツとワイドパンツ、レースアップブーツというバランスに、サングラスの赤を効かせてクールに。
一方、ミロスラヴァ・デュマが手にしているのは、コロンとしたフォルムのワンハンドル。先シーズンからの最旬アウターであるジャケットを、デニムとの最強コンビで。スキニーデニムの足元は、そで口とリンクさせたインパクトパンプス。いずれもひねりを効かせた攻めの着こなし。
■2:レディライクのお手本は、グレース公妃の王道コンサバスタイル
「攻めの黒クロコ」が、旬のリアルモードであるならば、一方に君臨するのは、やはり正統派コンサバスタイル。モナコのグレース公妃も、クロコ・バッグを愛したことで知られています。
カシミヤなど、マットな質感のコートやストールに、黒クロコの上品な艶は、ジュエリー以上の存在感。バッグそのもののゴージャスさ、美しさをもっとも表現できるスタイルといえるのでは。
デザインはワンハンドルが王道。両手でハンドルを持ったりひじにかけたり。女らしい所作が自然に、洗練されて見えるのも、クロコ・バッグの効果といえるかも。
■3:カジュアルにもエレガントにも! オリヴィア・パレルモは、クロコ使いの達人!
どんなときも美女オーラ全開のファッショニスタ、オリヴィア・パレルモ。甘口と辛口、モードとコンサバのバランス感覚抜群の彼女らしく、クロコ・バッグの使い方も変幻自在。モードなスタイルには、コンサバなクロコを、セットアップなどのシンプルスタイルにはビビッドな赤を投入。
シャイニータイプを愛用しているようですが、ワントーン配色やマットな素材の装いに、クロコの艶、あるいは、ビビッドなカラーを効果的に差し込んでいるのはさすが。
■4:グレイッシュな辛口クロコ・バッグで、ワントーンスタイルがよりリッチに
ニュアンスカラーのバッグ全盛の流れは、クロコ・バッグにも波及。日本ではトープ系が圧倒的な人気ですが、セレブの注目はグレイッシュな辛口クロコ。淡いカラーでまとめたワントーンの着こなしになじみつつ、その存在感を発揮しています。カジュアルスタイルを確実に格上げしてくれるのも、クロコの威力といえそう。
かっちりタイプのデザインではなく、ビッグトートに代表される、デイリーに活躍しそうなデザインが選ばれているところにも注目。「クロコ・バッグは小ぶりでなく大ぶり」が、海外セレブ流の正解のようです。
- STYLIST :
- 戸野塚かおる
- EDIT&WRITING :
- 矢野絵梨佳(HATSU)、喜多容子(Precious)