ファッションジャーナリスト・藤岡篤子さんが、現在開催されている2020年SSのコレクション会場で見つけた、おしゃれなファッショニスタをご紹介する企画。本日は、パリ コレクション DAY3の様子をお届けします。
パリコレ3日目は、心踊る展示会が盛りだくさん!
ciao、藤岡篤子です。
本日は、SAINT LAURENT(サンローラン)の展示会からROGER VIVIER(ロジェ ヴィヴィエ)の展示会と、朝から駆け足で展示会回りからスタート。
ショーを見るだけではわからないこともたくさんあるので、実際手に取ってショールックを見ることができる現地での展示会は、とても重要です。
毎回ゴージャスな演出にワクワクするのは、ロジェ ヴィヴィエの展示会
フランスのラグジュアリーブランド、ロジェ ヴィヴィエは、シーズン毎のゴージャスな発表会になります! 高級住宅街の中にある館に入ると、何と! こんなにも色っぽい受け付けの女性が出迎えてくれました。クラクラしそうです。
各お部屋に別れて靴の展示がされているのですが、お部屋事にストーリーがあり、いろいろな職業の女性たちが、出番の準備をしているという演出になっていました。
チアリーダーやバレリーナから、懐かしのMarlene Dietrich(マレーネ・ディートリヒ)、Jacqueline Kennedy Onassis(ジャクリーン・ケネディ・オナシス)、Josephine Baker(ジョセフィン・ベイカー)まで、時代を超えた象徴的な女性たちがズラリ! もちろん足元にはロジェ ヴィヴィエの靴が。
まるでジュエリーのような装飾的な靴が並び、生活シーンの広い服飾文化を考えさせます。
クラッチバッグなど、パーティシーンを思わせる、ため息が出るほどゴージャスなものも出展されていました。これらはいつ日本に入ってくるのか…楽しみでなりませんね。
「オールホワイトコーデ」で洗練された、イネス・ド・ラ・フレサンジュをキャッチ!
館の中庭に出ると、パーティ会場になって、ばったりお目にかかったのが、アンバサダーのInès de la Fressange(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)。気取りのないチャーミングな笑顔がとても素敵。いつも親しくお話いただいて、今日は「私の展示会にも来て」と招待状をいただきました。
白のコーデュロイのパンツスーツが、とびきり映えています。背の高いイネスが着ると、さすが元トップモデルの貫禄が!
ウインターホワイトのスーツなんて、なかなか、着こなせませんが、コーデュロイのカジュアルさも手伝って、 「白のスーツ着たいなぁ」と思ってしまいました。ロジェ ヴィヴィエのバッグを無造作にクロスボディーでスタイリングしているのも、さすがです。
カジュアルな雰囲気づくりには、今はクロスボディーバッグの着こなしは欠かせませんね。
人気インフルエンサーも「オールホワイトコーデ」で登場
白のトータルコーディネートは旬だなと思っていたら、あらあらなんと人気インフルエンサーのCaroline Daur(カロリーン・ダウアー)も白コーデで登場。
こちらは、白のカシミアコートのなかに、クルーネックセーターとパンツを合わせたミニマルなスタイル。装いはシンプルですが、高級感あふれる素材だからこそホワイトが生きる、大人の「トータルホワイト」の着こなしです。
おふたりとも洗練されていて、本当に素敵ですね。
ゴールドのチェーンネックレスとロジェ ヴィヴィエのレオパード柄の靴がアクセントにになっています。白を着こなすには、フォーマルになり過ぎないように、どこかに、抜け感を作る小物使いが大切ですね!
以上、藤岡篤子さんが現在開催中の2020年のSSコレクション会場で見つけた、おしゃれなファッショニスタをリアルタイムでご紹介する企画、パリコレ編3日目の様子をお届けしました。
なお、藤岡篤子さんのインスタグラム(@fiorinatokyo)でも2020年SSコレクションの様子が投稿されていますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
- TEXT :
- 藤岡篤子さん ファッションジャーナリスト
- WRITING :
- 藤岡篤子
- EDIT :
- 石原あや乃