10月から11月にかけて大活躍するアウターといえば、ジャケットです。汗ばむ日についしがちな「Tシャツとパンツ」のようなシンプルコーデを、上品に格上げしてくれます。
オフィスはもちろん、休日のデニムコーデにも、はおるだけでキチンと感を与えてくれるジャケットですが、今シーズンは、少し大きめシルエットの「テイラードブレザー」がトレンド。
その人気のブレザースタイルに加え、着こなしやすいカラーレス、ノーカラージャケットの秋コーデを、セレブリティの着こなしからご紹介します。ぜひ、秋のショッピング&コーディネートの参考にしてみてください。
■1:ヴィクトリア・ベッカムは、フレアパンツと柄ジャケットの肩掛けで’70年代スタイル に!
元国民的アイドルで、現在はファッションデザイナーとして活躍するヴィクトリア・ベッカム。夫のデヴィットとディナーパーティへ出掛けるシーンで見せたのは、柄のジャケットの肩かけスタイル。
ふわっとしなやかなトップスにフレアパンツ、柄のジャケット、そして強い色同士の組み合わせ、と彼女が手掛けるブランド「ヴィクトリア・ベッカム」の、2020年春夏コレクションのエッセンスを感じるコーデです。
目の覚めるようなパープルに深いレッドのパンツ、とちょっと大胆な色合わせですが、柄のジャケットを合わせることで不思議なまとまり感が。’70年代のファッションアイコンをイメージしながら、色遊びを楽しみたくなる、ジャケットスタイルのいいお手本です。
■2:デニムをシックに仕上げる、人気のチェックジャケットに身を包んだシンディ・クロフォード
娘でスーパーモデルのカイア・ガーバーも出演する、ファッションウィークのために、ニューヨーク入りしていたシンディ・クロフォード。夫婦でトライベッカを散歩中にキャッチされました。
今シーズン、ファッショニスタに大人気なのがチェックのブレザー。特にシンディのようにダブルだと、さらにモードな雰囲気になります。
大きく開いた胸元とスニーカーの足元で、セクシーとスポーティの彼女らしいスタイル。気軽なお散歩コーデも旬のチェックジャケットをはおれば、このままスタイリッシュなレストランへランチに行けそうな…きちんとした印象に仕上がります。
■3:フェミニンなカラーレスジャケットの、ベージュワントーンコーデに身を包んだリリー・ジェイムズ
イギリス出身の女優、リリー・ジェイムズが「バーバリー」の2020年春夏コレクションの会場でキャッチされたシーンです。
ウエストが程よく絞られ、砂時計のシルエットを作るカラーレスジャケットは、女性らしい印象。頭の先からつま先まで、ベージュのワントーンでコーディネイトしているので、洗練されて見えます。
タイトなヘアに、インナーと襟が重ならないカラーレスジャケットを着用しているので、顔まわりもスッキリ。つま先の尖ったブーツがフェミニンさの中に、程よいシャープさを感じさせます。
■4:コンパクトジャケットは「赤」を選んで今年らしく。ペネロペ・クルスのデニムスタイルをキャッチ
第76回ヴェネチア映画祭でスナップされたペネロペ・クルス。コンパクトな丈短ジャケットとシャネルのキルティングバッグを、デニムとサンダルでカジュアルダウンしています。
この秋のトレンドカラーのひとつである「赤」を選んだことで、定番の組み合わせを今年らしく新鮮に、アップデート。ベーシックアイテムも、シルエットや色を更新することで、一気に旬のムードを得られます。
大人の女性が躊躇しがちなハイウエストのデニムは、こんなフレアなシルエットなら、スタイルアップを約束してくれます。小柄なペネロペが実証するように、ショート丈のジャケットを加えれば、さらなる脚長効果が期待できます。
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以上、ジャケットをベースにおしゃれを楽しむ海外セレブの最新コーディネート4パターンをご紹介しました。豊富なデザインがそろう今が、この秋の「一軍入りジャケット」を見つけるベストタイミング! ぜひ、彼女たちの旬なジャケットコーデを、秋のショッピングの参考にしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子