【目次】

「大人に似合うポイント」は？

 

ベージュニットを大人が素敵に着こなすなら、下記の3つのポイントを押さえておくとうまくいきます。

【１】「きれいめ小物」でクラスアップ

ナチュラルであたたかみのあるベージュニットがラフに傾きすぎないよう「きれいめ小物」でクラスアップすると大人顔。

【２】「メリハリ」をつけてルーズさせない

柔らかさで包み込んでくれるようなベージュニット。カラーで引き締めたり、シルエットに抑揚をつけるなどして「メリハリ」を意識するとルーズになりません。

【３】「引き締め」と「ニュアンス」を使い分ける

きりっとシックに見せるなら「引き締め」を意識して、柔和で上品に仕上げるなら「ニュアンス」配色にこだわって… 導きたい印象に合わせ、このふたつを使い分けましょう。

「春夏／秋冬、季節別のポイント」は？

 

「春夏」は軽やかさを意識して

ベージュカラーの柔らかさが映える「春夏」シーズン。季節感をアップさせるためには軽やかさを意識するのがポイントに。配色で身軽に仕上げたり、肌見せでヘルシーに整えて。

「秋冬」はほっこりさせないのが着映えの鍵

ベージュニットをフル稼働したい「秋冬」シーズン。ともするとほっこりした印象になることもあるので、黒で引き締めたり、レザーアイテムで辛口に仕上げるとぼんやりせずスタイリッシュにまとまります。

「合う色」は？

ベージュはナチュラルなカラーなので、基本的にどんなカラーともマッチするのが魅力のひとつです。ここでは、ベーシックカラー7色とカラーを組み合わせた例と、それぞれどんな印象になるのかを解説します。

「黒」で締めればシックにまとまる

 

上品で柔らかな印象のベージュニットトップスに「黒」を合わせれば、シックに仕上がります。色のメリハリがあれば、シンプルコーデも絵になること間違いなし。

「白」で柔和なニュアンスカラーコーデへ

 

もともと優しい表情のベージュニットプルオーバーも「白」を組み合わせれば柔らかさがアップして優雅にきまります。ニュアンス配色だからこそ、洒落感をアピールすることにも成功。

「グレー」相性抜群のカラーでスタイリッシュに

 

ベージュとグレーはいずれも中間色になるので、相性がよいです。無機質な色でクールさをもち合わせたグレーで、ベージュニットをスタイリッシュに味付け。

「ベージュ」で上品さを演出

 

ベージュ×ベージュのワンカラーコーディネートなら、ニュアンスたっぷりな旬オーラを放つ着こなしに。モデルのサラ・サンパイオは、トップスとパンツの色味にわずかに変化をつけ、さらにニットやレザーの異素材ミックスにして立体的に仕上げました。

「ブラウン」合わせでぬくもりを感じさせる

 

ベージュニットにブラウンを合わせると、ぬくもりを感じる暖色コーディネートが出来上がり。ソフトなカラーコントラストを授け、上品さを倍増させましょう。

「カーキ／グリーン」でアースカラーコーデをつくる

 

ナチュラルなベージュニットトップスに「カーキ」や「グリーン」といったグリーン系カラーを合わせると、アースカラーになって落ち着いた大人らしい印象に着地。

「ネイビー／ブルー」でクリーンに仕上げて

 

ノーブルなネイビーやフレッシュなブルーを合わせれば、ベージュニットを上品に、そして爽やかに着こなすことができます。好印象に導きたいときにおすすめの色合わせ。

「カラー」でベージュニットの振り幅を広げる

 

ベージュニットはどんな「カラー」ともマッチするのが魅力的。見本のような赤のほか、オレンジ、イエロー、ピンクなど… さらにパステルやペールのように、色味で変化をつけて着回し幅を広げましょう。

「パンツ」スタイルを柔らかく

ニットプルオーバーと「パンツ」のシンプルな組み合わせは、ベージュニットを指名すると柔らかく上品な印象にまとまります。大人に似合うコーディネートをピックアップ。

真っ白パンツでぼんやりさせない

 

ベージュのケーブルニットトップスに白パンツを合わせたニュアンスカラーコーディネート。ぱきっとした色味の白パンツを選び、さらに同色のポインテッドトゥパンプスを合わせれば、キレのよさが加わってぼんやりしません。

ちらりと見せたレザーシャツがアクセント

 

オフタートル×ロングスリーブのゆったりベージュニットに、それよりも薄い色味のフレアパンツを合わせ柔らかく。ニットのインにバーガンディのレザーシャツを仕込めば、ワンカラーの上下が間延びせず、かつスタイリッシュにまとめることに成功します。

シンプルワンツーは配色にこだわって

 

半袖ニットトップスとカーゴパンツのシンプルな着こなしは、濃いベージュとカーキのアースカラー配色で大人の余裕をアピール。足元でもベージュをリピートしつつ、メッシュパンプスでモダンさを添えて。

黒ダウンできりっと引き締め

 

ベージュニットに白のパンツとスニーカーを合わせ、軽やかにまとめたオリヴィア・パレルモ。黒のショートダウンで重心を上に配置すれば、きりっと引き締まって見えて格好よくまとまります。

「スカート」合わせでフェミニンな着こなしへ

柔らかな表情のベージュニットトップスは「スカート」スタイルと好相性です。フェミニンのなかにモダンさを両立した、今っぽいコーディネート術をお届けします。

黒レザースカートで引き締めれば大人顔

 

ベージュのニットプルオーバーを、黒のレザースカートできりっと引き締めメリハリをオン。ゆったりニット×台形ロングスカートの組み合わせなので、トップスの裾をインしてバランスアップに繋げて。アンクルストラップサンダルやミニハンドバッグを加え、上品さを倍増。

ライムグリーンのミニスカートでチアフルに！

 

リブニットが清楚なベージュトップスは、ロングスリーブでモード感を共存。そこにミニ丈のライムグリーンスカートを合わせ、軽やかでチアフルな表情へ。黒のバッグで引き締めると、ワントーンコーディネートが間延びしません。

オーバーサイズコートで格好よく仕上げる

 

ベージュのスキッパーニットにミニプリーツスカート、靴下とローファーというスクールガール風ルックを披露したヘイリー・ビーバー。ビッグサイズの黒ロングコートをレイヤードすれば、キュートに傾かず格好いい仕上がりに。

重厚感のあるブーツで辛口エレガントをつくる

 

付かず離れずな形のベージュニットトップスに、黒のミモレフレアスカートを合わせたクラシカルな着こなし。筒幅にゆとりのあるダークブラウンのブーツで重厚感をプラスすれば、辛口エレガントが出来上がり。

お腹を見せてヘルシーに着こなす

 

ベージュニットトップスと白のマキシフレアスカートというグッドガールな組み合わせは、お腹周りを見せるアレンジでヘルシーかつ軽やかに。小物は黒レザーで統一し、明るい色合わせをかりっと引き締め。

「きれいめ」コーデにベージュニットが効く

ここからは、テイスト別コーディネートをご紹介します。柔らかいカラーで好印象にまとめてくれるベージュニットは「きれいめ」スタイルにフィット。無難にならない着こなしテクニックを解説します。

ベルトマークでスタイルアップ効果を上乗せ

 

シンプルなベージュのニットトップスに、グレイッシュなブラウンタイトスカートを合わせ穏やかに引き締め。端正な黒小物で引き締めたら、仕上げにニットをベルトマークしてスタイルアップ効果を上乗せ。

ニット×レザーの異素材ミックスで着映える

 

タートルネック×ノースリーブのニットトップスは、ベージュを選んで上品に。そこに色味を変えたベージュのバイカラーパンツを合わせ、しなやかさを演出。ニットとレザーの異素材ミックスなら、ワンカラーでものっぺりしません。足元には黒のポインテッドトゥパンプスを投入し、きりっとシャープに整えて。

ニュアンス配色に光沢感を宿して

 

スクエアネックのベージュニットプルオーバーのインに白シャツを仕込んで、クリーンな面持ちへ。スカートも白で繋げば、華やかなオーラが放てます。さらにサテン素材のスカートでツヤを宿せばリッチな仕上がりに。

ベージュのワンカラーコーデでしなやかに

 

色味を変えることで、間延びを防止したワンカラーコーディネート。ベージュでまとめれば、ニュアンスが醸されてしなやかな印象に。さらにウール、ニット、レザーの異なる質感でメリハリを授ければパーフェクト。

辛口ブーツはアースカラーコーデで取り入れる

 

スパイシーなパイソン柄ロングブーツを着用していた、オリヴィア・パレルモ。ニットで柔らかさを足しつつ、ベージュ、カーキ、グレージュのアースカラー配色なら、上品な辛口スタイルが出来上がり。

「カジュアル」デニムなどを合わせて抜け感を演出

ナチュラルで汎用性が高いからこそ「カジュアル」な着こなしにもマッチするベージュニット。抜け感のあるデニムなどを合わせた、オフの日に参考にしたいコーディネートをお届けします。

明るい配色と肌見せでヘルシーに

 

サイドボタンがアクセントの半袖ベージュニットに、ライトブルーのデニムハーフパンツを合わせ気負いなく。明るい配色と肌見せのおかげでヘルシーにきまっています。小物は黒でまとめ、引き締めればメリハリがついて好バランス。

ノルディック柄をアクセントにして単調さを阻止

 

ベージュのニットプルオーバーとブルーデニムパンツを合わせた休日スタイルは、ニットのノルディック柄でメリハリを確保。ビターなブラウン小物でクラスアップを図れば、けっしてラフになりすぎる心配がありません。

ニットをストールのように引っ掛けて

 

白Tシャツとアイボリーデニムパンツ、グレースニーカーを合わせた夏のニュアンスカラーコーディネート。これだけでもコーディネートは完成しますが、さらにベージュのニットトップスをストールのように肩に引っ掛ければ、立体感と洒落感がぐんとアップします。

シャープな白で切れ味よく

 

ニットプルオーバーにデニムパンツ、ムートンブーツを合わせたリラックススタイルは、チェスターコートで上品さをミックス。ベージュと白の色合わせなら、柔和なオーラを放てます。さらにパンツとバッグを真っ白でリンクして、切れ味よくまとめて。

タフな黒レザーをカジュアルダウン

 

黒レザー素材のジャケットとパンツというモードなセットアップは、ベージュオフタートルニットでカジュアルダウンして親近感をオン。さらにキャップやスニーカーで外せばこなれ感満載。

PHOTO ：
Getty Images
EDIT&WRITING ：
阿部芙美香
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