メンズプレシャスは創刊以来、大人の男を引き立てる術として、淡い色合わせのコーディネートを提案し続けてきた。淡色コーディネートの主役アイテムとするべき、白のアウターやニット。白のグラデーション、もしくはベージュやグレーを足した配色の、洗練を極めたコーディネートを紹介する。男ぶりが2割、3割増しになること請け合いだ。
白を重ね合わせた純真無垢な装いが新鮮
秋の休日、湖畔で過ごす男がはおったのは白のダッフルコート。マッキントッシュのベストセラーモデルをややゆったりめにした新タイプで、フラットな風合いの縮絨ウールを使用。ケーブル編みのニット、1プリーツのコーデュロイパンツ、そして靴まで白で統一。その清々しさは洗練された印象へと転じ、伊達男が欲するエレガンスをどこまでもにおい立たせる。
クリーミーな配色技で品のよさを決定づける
主役は白のジャケット。伸縮性の高いジャージー素材で、裏地を省いたカーディガン風の仕立てがリラックス感をもたらす。ヘリンボーン柄をプリントしたベージュのパンツが白となじむ。淡い配色のカシミア製ストールをアクセントに。
ムートンの上質感が際立つ、相性抜群の絶妙なる配色
ラグジュアリーなレザーブルゾンが注目の今季、圧倒的な存在感の白ムートンを選べば、洗練の極みとなる。そで口やすそのリブまでも白で首尾一貫させているのが見事。ベルルッティらしいカリグラフィを配したストールとパンツはグレーで色をつなげると、ブルゾンの白が、際立つ。
淡色コーディネートについて紹介しました。ベージュやグレーといった色を足すことで、白のアウターやニットが洗練されたコーディネートになることがお判りいただけただろうか。ここで紹介した配色を参考にコーディネートしていただきたい。
※価格はすべて税抜です。※価格は2016年秋号掲載時の情報です。
- TEXT :
- 鷲尾顕司 エディター
- BY :
- MEN'S Precious2016年秋号 洗練を極めるラグジュアリーな休日に、白が導く、淡色コーディネートより
- クレジット :
- 撮影/熊澤 透(人物) スタイリスト/大西陽一 ヘア&メーク/Masayuki (the VOICE)モデル/Yaron 構成・文/鷲尾顕司