【ブルネロ クチネリ✕Precious】着こなしの主役にも名脇役にもなる!極上「カシミヤニット」が誕生
ラグジュアリーマガジン「Precious(プレシャス)」と、カシミヤの高いクオリティで世界中の紳士淑女に愛されているブランド、ブルネロ クチネリ。この2つのブランドがPreciousの創刊15周年を記念し、スタイリスト大西真理子さんの監修で、上質なカシミヤを使った特別なコラボニットを3色、つくりました。
このニットの魅力を余すところなくお伝えしながら、今すぐ真似したいコートとの着こなしも豊富にご紹介します。
■1:ブルネロ クチネリの原点「カラーカシミヤ」
イタリア・ウンブリア州の小さな村で1978年に誕生したブルネロ クチネリが、世界的なブランドへと飛躍した原点はカシミヤ。
世界最高水準と謳われるそのカシミヤは、毎年、創業者が自ら足を運んで厳選する内モンゴル産。特にやわらかい顎あごと、下腹部の毛のみが使用されています。
そんな貴重な原料を用いて、数十本の超極細繊維を1本に束ねたカシミヤ糸は、ブランドを代表する素材。空気を多く含み暖かく、また、絶縁性にも優れているので、静電気が起きにくいのも特徴です。
「クチネリのカシミヤニットは洗練されたフォルムや美しい色もさることながら、なめらかな肌触りも感動的です」と大西さん。
■2:ベーシックのフォルムを進化させた「新しいVネック」
今回のコラボニットは、「NEW BASIC(新しいベーシック)」と名付けられたVネックニットのひとつをベースにアレンジ。
「メンズライクな大きめのサイズ感ですが、特徴はネックの開きの角度。天幅を広めにとった、深めのVネックラインが新鮮です。鎖骨が美しく見えて女性らしい印象を与え、また、肩線を少し落としているのでリラックスした雰囲気が出て、大人の余裕が香ります。
ここ最近はクルーネックが台頭していたので、新鮮味のある深広Vネックで、着こなしをアップデートしてみてはいかがでしょうか?」(大西真理子さん)
■3:自然から生まれたホワイト、カーキ、くすみブルーという3色の「ニュアンスカラー」
ブルネロ クチネリのカラーパレットはすべて、豊かな自然にインスピレーションを得たナチュラルなカラー。「手もちの服とのバランスも考慮して、温かみのあるホワイトとシックなカーキ、雲に霞む空色のようなくすんだブルーの3色を選びました。
ホワイトは、着こなしの抜け感づくりに重宝する活躍カラー。ややグレー味を帯びたカーキも、あらゆる色に上品になじみます。くすみブルーは、ダークトーンが多くなりがちな冬の着こなしに映える差し色として最適です」と大西さん。
■4:「モニーレ」という発明的意匠
ブランドを象徴するエレメントのひとつ「モニーレ」。ラテン語でジュエリーを意味するこの煌めきの意匠は、ダイヤモンドカットをヒントに、無数のファセット加工を施した、極小のボールチェーン。さまざまな装飾技法で使われます。
「このコラボニットでは、後ろのネックラインに沿うようにあしらって、バックスタイルを印象的に仕上げました」(大西さん)。
白ニットにはプラチナカラー、カーキニットにはブラウンカラー、ブルーニットにはシルバーカラーの「モニーレ」が輝きます。
3色の「コラボニット」を使ったコーディネートをカラー別にご紹介します
ブルネロ クチネリとコラボしたカシミヤニットは着こなしの主役にも、名脇役にもなれる優れもの。シンプルでありながらも存在に華のある3色のコラボニットを使った、格別なスタイリングを色別にご紹介していきます。
■1:品よくシックな「カーキ」の着こなし3選
あらゆる色と喧嘩せず、相性よく決まる万能なカーキ。なじみのいいトーンでありながら、シャドー効果もあるので、ゆるやかなシルエットのニットを引き締めて見せ、また、フレアスカートなどフェミニンなボトムに合わせると、その甘さを控えめに抑えてくれます。大人の女性にうれしい万能なカラーです。
【1】カーキを基軸にした、3配色のリッチな深みが着こなしを洗練させる
コラボニットのカーキを中心に、ブルネロ クチネリらしいベージュとグレーの上品なニュートラルカラーを重ねたコーディネート。
チェスターコートは、ウールカシミヤの2枚の梳そ毛もう生地を全体に巡らせた糸で接合した、高度な技術が息づくダブルクロスを使用。フランネル仕上げを施しているため、非常にやわらかくなめらかな肌触り。
【2】カーキニットを主役に、素材感のある黒を重ねたレイヤードスタイル
コラボニットの特徴のひとつである、深くて広いVネックラインは、下にタートルニットやシャツを重ねやすいデザインなので、レイヤードスタイルにも重宝。
ニットインで着こなして、ボトムにシースルーシフォンのフレアスカートを合わせると品よくドラマティックに。
【3】フェミニンなアイテムも大人ムードに仕上げる、コラボニットの懐の深さ
旬のフォルムのシンプルな深広Vネックニットに、チュールレースを軽やかに重ね、アシメトリーヘムでリズムをつくったタータンチェック柄スカートの個性が調和。ニットのカーキを基軸に、落ち着いたシックトーンでまとめると鮮度の高いフェミニンスタイルが完成。
■2:リッチに華やぐ「ホワイト」の着こなし3選
絶妙な深広Vネックの程よいシャープ感と、クチネリスタイルに宿るスポーツ・シックラグジュアリーな趣がつくり出した大人の白ニット。夏に着るTシャツのように、スエット感覚で気軽に着こなしたい一着です。装いに抜け感を授け、白基軸のリッチなワントーンスタイルにも活躍します。
【1】まろやかな白のレイヤードでかなえるリッチスポーティ
冬のリッチホワイトの着こなしにも重宝する白のコラボニット。上にはおったのは、カシミヤやモヘア、シルクの意匠糸のほか、スパンコールを撚ったコットン糸を用い、シェブロン柄に編んだジップアップブルゾン。
さらに、スパンコールが輝くカシミヤシルクのダイヤモンドストールなど、小物もワントーンでなじませて、華やかに。
【2】ワントーンスタイルにメリハリをもたらす、絶妙な深広Vネック
深広Vネックの位置を"ずらす"ことで、表情を変えられるのも、このコラボニットの魅力。襟を抜くように後ろ身ごろを適度に引っ張ると、ボートネックのようなラインに変化。旬のハイウエストスカートをタックインで着こなしても、バランスよく決まります。
また、ニットのショルダー部分を左右どちらかに若干"ずら"すと、こなれ感がアップ。上品カラー&上質カシミヤだから、品のよさがしっかりキープされます。
【3】いつもの着こなしに特別なリッチ感を与える、カシミヤのコラボニット
コラボニットもコートも贅沢なカシミヤにして、ラグジュアリーな温もりとムードを堪能したいホワイトスタイル。ダブルフェース生地で、ニットと同色の白とサンドベージュの配色にしたコートは、リバーシブル仕立て。
重量はわずか720グラムほどで、非常に軽やかな着心地を実現。エッグシェイプのシルエットにやわらかな女性らしさが漂って。
■3:軽やかにあか抜ける「ブルー」の着こなし2選
大人が着映えるきれい色として人気のくすみブルーも、カーキ同様、なじみのよさで、あらゆるベーシックカラーと相性抜群です。知的でさわやかなブルーが、くすんだニュアンスを帯びることで、シックな表情が生まれて洗練された雰囲気に。ダークカラーの着こなしが多くなる、冬の差し色として活躍してくれます。
【1】優しげなくすみブルーが、マニッシュな着こなしを女性らしくまとめる
モッズ風コートとデニムとのマニッシュな着こなしも、くすみブルーのニットが入ることで、明るく女性らしいムードに。上質なウールカシミヤを職人の高度な技でダブルクロスに仕立てたコートは、包み込まれるような軽やかな暖かさ。
スタンドカラー回りにはゴールドカラーの「モニーレ」をアクセントに。異素材使いのフードと縁取りのフォックスファーは取り外し可能。
【2】トレンドカラーのブラウンとも好相性の、くすみブルーの洗練力
旬のブラウンとも品よくマッチする、くすみブルー。かすれたような色調がシックなムートンコートは、アビエイター風のヴィンテージライクなたたずまいがクール。レザー面のしなやかでマットな質感に、巻き毛調のもこもことした風合いを組み合わせた素材使い。
接ぎ目に沿って「モニーレ」刺しゅうを施し、煌きをポイントに。トラッドなチェック柄パンツでテイストをそろえて、着こなしの完成度を高めて。
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以上、Preciousとブルネロ クチネリがコラボレーションしたカシミヤニットの着こなしをご紹介しました。主役にも、名脇役にもなる汎用性の高さが、おわかりいただけたことと思います。ぜひ、全国のブルネロ クチネリのブティックでお買い求めいただければ幸いです。
※掲載した商品は、すべて税抜です。
商品問い合わせ先
- PHOTO :
- 浅井佳代子(人物)、 佐藤 彩(静物)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 三澤公幸(3rd)
- MODEL :
- KASUMI
- EDIT :
- 下村葉月、喜多容子(Precious)