2017年の春号からスタートした巻頭連載「男の衣食住遊に漂う想い」は、タイトルのとおり、「衣」「食」「住」、そして「遊」、4つの項目について、自分のスタイルを持ったかっこいい男たちが素顔を語るページ。11回目となる最新号には東京スカパラダイスオーケストラのバリトンサックス奏者、谷中敦さんが登場。インタビューを行ったのは8月のはじめ。日本各地で繰り広げられる夏フェスへの出演が始まった多忙な時期に、一時間半にわたり、たっぷりと語っていただきました。

日本で一番スーツが似合うバンド『東京スカパラダイスオーケストラ』

デビュー30周年の東京スカパラダイスオーケストラ。メンバーは左から、大森はじめ(Percussion)、茂木欣一(Drums)、NARGO (Trumpet)、沖祐市(Keyboards)、川上つよし(Bass)、加藤隆志(Guitar)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)、北原雅彦(Trombone)。
デビュー30周年の東京スカパラダイスオーケストラ。メンバーは左から、大森はじめ(Percussion)、茂木欣一(Drums)、NARGO (Trumpet)、沖祐市(Keyboards)、川上つよし(Bass)、加藤隆志(Guitar)、GAMO(Tenor sax)、谷中敦(Baritone sax)、北原雅彦(Trombone)。

「衣」の項目はスーツについて。スカパラといえば日本で一番スーツが似合うバンドですから、当然です。スーツを着るようになったわけなど、結成当時に遡っての話は、初期からスカパラの音楽に親しんできた世代(メンズプレシャス世代でもあります)には、とくに興味深いはず。

 そのスーツの裏話をひとつ。スカパラのメンバーは9人。全員、揃いのスーツでステージに立つのですが、生地だけ同じで、形はそれぞれ違っています。新調するときには、デザインの好みはもちろん、ステージで激しく動いてもカッコよく演奏できるよう、メンバーはさまざまなリクエストをするとのこと。このスカパラのスーツを仕立てているのは、大阪のビスポークテイラーDMGなのです。

「食」の項目では、朝食の話をしてくれた谷中さん。高校時代の朝ごはんのエピソードには、クスッと笑ってしまいます。

「住」の項目で語ってくれたのは、楽屋でのエピソード。国内、海外で、フェス出演を含め年間100本ものライヴを行っているスカパラにとっては、楽屋は「メンバー9人の住まい」ともいえるのです。

メンズプレシャス秋号のために谷中敦さんが提供してくれたプライベート写真を公開!

谷中敦さん撮影4
谷中敦さん撮影3
谷中敦さん撮影2
谷中敦さん撮影1

 そして、最後の「遊」の項目は、ツアー先でよく撮っているという写真についての話。誌面では、谷中さんが提供してくれたプライベート写真を使ってビジュアルを構成しましたが、その写真を目にした同ページ担当のカメラマン戸田嘉昭さんが、「センスがいい。光のつかい方がすごくうまい」と絶賛。そんな谷中さん撮影の写真を改めてここに掲載。内1点は本誌には載っていない新規公開分です。ちなみに、ポケットから取り出して見せてくれた谷中さん愛用のカメラは、SONYのデジタルスチルカメラ『RX0』でした。

間近に迫った、デビュー30周年記念オリジナル・アルバムのリリース

東京スカパラダイスオーケストラ デビュー30周年記念オリジナルアルバム「ツキハギカラフル」
東京スカパラダイスオーケストラ デビュー30周年記念オリジナルアルバム「ツキハギカラフル」。2019年11月20日発売。

 今年、デビュー30周年の東京スカパラダイスオーケストラですが、それを祝うかのように、10月30日(現地時間)にメキシコ・シティで行われたミュージック・アワード「Las Lunas del Auditorio 2019」でベストパフォーマンス大賞を受賞したという嬉しいニュースが到着。そして、11月20日には、デビュー30周年記念オリジナル・アルバム『ツギハギカラフル』をリリース。11月21日からは、川口総合文化センター リリアを皮切りに全国ホール・ツアーがスタートします。

 ますますの活躍が期待される東京スカパラダイスオーケストラ、そして、スーツ姿がとにかくかっこいい谷中敦さんから、目が離せません!

<出典>
MEN'S Precious秋号「紳士の装い大全集2019」
メンズプレシャス秋号の表紙
【内容紹介】話題沸騰!「日常を豊かにするアート」を追って富山県へ/不変のパリに再会の投げキッスを!/ジャンニ・アニエッリのスタイルには男の装いに必要なすべてがある/曇りなき清潔感を身にまとう
2019年10月4日発売 ¥1,230(税込)
この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
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