自分らしい「個性際立つスタイリング」を楽しんでいる海外マダムたちから、着こなしテクニックを学ぶ本企画。シリーズ2回目は、ベーシックなモノトーンの配色をハイセンスにアップデートする「ちょっとしたコツ」を、ストリートスナップから読み解きます。

海外のストリートスナップに登場する上級者たちのモノトーンコーデは、何が違う!? オシャレマダムたちから、こなれて見える洗練のテクニックを習得して、一目置かれる存在へとランクアップしましょう。

いつもの「モノトーンコーデ」で垢抜ける方法とは?

まずは誰もが頷く洗練マダムの着こなしをご紹介。ブラックジャケット×ホワイトシャツの定番コーデを一変させたのは、若々しさを演出するデニムパンツの存在でした。深いインディゴカラーを選べば、フォーマルなシーンにもフィット。そして、大胆に開けた胸元で揺れる、ゴールドとシルバーのボリュームネックレスがスタイルアップの鍵に。遊び心を投入した大胆な着こなしで、ファッション上級者こそ発揮できるこなれ感をまとって。

お次はショッピング中のエレガントなマダムをキャッチ。シンプルなモノトーンスタイルをオシャレに格上げたのは、アーティなアクセサリー使いが決め手でした! それひとつで存在感を発揮するネックレスは、華美になり過ぎないようワントーンを選ぶことで上品な印象に。奇抜になりすぎないよう、デザイン選びは慎重に。

それ1枚でどんなシーンにも対応してくれる万能なモノトーンワンピース。ドレッシー過ぎず、カジュアル過ぎない。その絶妙なバランスを保つには、柄選びとスカート丈の長さが最重要ポイントです。合わせるバッグや靴などの小物をホワイトで統一することで、お仕事シーンでも好感度が上がります。

こちらは、デイリーにも取り入れやすい、ハンサムな大人コーデ。ベストのレイヤードが、シンプルなホワイトTをオシャレに格上げています。トレンドのロングジレもいいけれど、ショート丈ならボディラインにメリハリがつき、スタイルアップ効果もグンと上がります。都会的なセンスを感じさせる着こなし術は、いつものコーディネートに変化をつけたいときにご参考ください!

たまにはモードに着こなしたい! そんな気分のときには、スポーティなムードを携えた辛口めなスタイルに挑戦したいもの。レザートップスの裾からホワイトシャツをのぞかせてショートパンツで仕上げれば、アクティブな印象にまとまります。パンプスや時計など、上品小物のセレクトで大人のエレガンスをせンスよく添えて。

ブラックの分量が多くなりがちなデイリースタイルには、襟元や腰回りにホワイトのアクセントを効かせてコーディネートにメリハリをプラス。さりげないスタイルこそ、モノトーンの配分バランスに気遣って、洗練された大人の魅力を感じさせて。

オールブラックのラフなワントーンコーデを今どきスタイルにシフトするなら、ホワイトスニーカーを選ぶのが正解。クラッチバッグの合わせ技で、女性らしいしなやかさも携えて「甘辛バランス」を保って。

白と黒のジャスト・ハーフバランスのスタイリングで見事女性らしさを発揮したのは、美脚を演出する「華奢ヒール」の存在感にありました。シンプルながら耳元で大きくスイングするイヤリングで、セクシーに味つけして。

クールなジャンプスーツには、優雅な女らしさをデフォルメしたカーディガンやハット選びが、女性らしさを引き出す鍵。足元にはネオンカラーを忍ばせて、アートな主張も忘れずに。

どんなスタイルもモダンアートに仕立ててくれる、エキゾティックなサマーコートはオシャレな上級者マダムの常識! コーディネートに「個性」を発揮する独自の「配色」テクニックを確立させて、もっと自由に、自分らしいカラーパレットを完成させて。

 

以上、都会的なセンスで定番のモノトーンスタイルを見事、個性的にランクアップしたハイセンスなマダムたちの装いをお見せしました。クラシックなモノトーンスタイルも素敵ですが、たまには遊び心を発揮した、いつもと違う「主張のある」マイ・スタイルを楽しんでみてはいかがでしょう。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
2017.10.30 更新
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クレジット :
写真/Kinta Kimura 構成/石原あや乃