表情豊かなグレージュは、重ねるほどに洗練されて

モグラ(=トープ)や山鳩(=トゥトゥレル)、埃(=プシエール)。おしゃれな人ならエルメスの革製品の色の名前から、そのグレージュの表現力の豊かさに驚いた経験があるでしょう。

エルメスには心浮き立つようなカラフルな色も豊富ですが、こうしたベーシックカラーのニュアンスがいかに大切にされているのかが、伝わってきます。

特に繊細な色調は、上質な素材とていねいなつくりがあってこそ生きるもの。エルメスの大判カシミヤシルクのスカーフや、しっとりとやわらかなバッグで、グレージュを重ねるほどに洗練は極まります。

エルメスのバッグ「リンディ」と大判スカーフ「カレジェアン」

バッグ_2,スカーフ_1,グレージュ_7
バッグ「リンディ ミニ」¥718,000【サイズ:縦12.5×横19×マチ9.5cm、素材:トリヨン・クレマンス、色名:エトゥープ】・スカーフ「カレジェアン『鞭とグリップ・バンダナ』」¥149,000【サイズ:140×140cm、素材:カシミヤシルク、色名:ナチュレル】(エルメスジャポン) [Precious2019年12月号125ページ]

ベーシックで使い勝手のいいナチュラルカラーだから、気負うことなく日常使いして。

バッグの仕様は、開閉しやすいジッパー付き、A5やスマートフォンが入るサイズで、内側と外側に2つずつポケットがあります。取り外し可能なショルダーストラップが付いていて、クロスボディにも対応。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
小池紀行・新垣隆太(パイルドライバー)