キラキラと輝く美しい紅色、つぶ立ち、プチっとした食感、コクのある味わい…。これらを一度に堪能できるのが、魚卵の王様「いくら」です。
秋冬から年末にかけては、お呼ばれやパーティ、会食などで、高級食材・いくらを見かけることも多いはず。豪華な食事の機会が増えるこの時期にこそ、高級いくらを思い切り味わってみませんか?
本記事では、高級いくらの選び方、保存法、おすすめのいくらの醤油漬けを厳選してご紹介します。
■高級いくらの醤油漬けを取り寄せ・通販するなら「3特」を選ぼう!
いくらをいただくなら、高級なものを食したいもの。それを見定めるには、等級グレードや産地などを参考にしてみてください。
ここでは、いくらの等級グレードや、産地による味の違い、人工いくらについて解説します。
いくらの最高級ランク「3特」とは?
牛肉やお米のランク付けは知られていますが、いくらにもランクがあるのをご存知でしょうか?
いくらの等級グレードには、3特、2特、特、無印とあり、3特が一番良いものとされています。これは、色・つや・粒の大きさ・皮膜のやわらかさなど、卵の成熟度よって決められているのだそうです。
等級グレードを確認し、「3特」であれば、味、品質がよい最高級のもの。ぜひ、等級をチェクしてみてください。
やっぱり北海道産がいいの? 高級食材「いくら」の味や食感の違い
いくらといえば、産地で思い浮かべるのは北海道です。しかし、国内であれば、三陸産や山形、新潟産も存在します。
産地によって特徴は異なります。北海道産のものは、三陸産よりもやや小さく、味がいいのだそう。また、三陸産のものは大粒で、いくらの皮がやわらかいといわれています。いずれも劣らぬ高級で美味ないくら、産地で選んで好みを発見してみるのも面白そうです。
回転寿司のいくらは本物なの?
リーズナブルにお寿司をいただける回転寿司。ここで提供されているいくらは本物なのでしょうか。
現在は、ほとんどのお店で本物のいくらが使われています。かつては、「人工いくら」というコピー食品を使っているお店もあったようですが、現在は本物のいくらのほうが安価になったため、ほとんど使われていないようです。
本物ならば、回転寿司でも安心していくらをいただけますね。
■高級いくらの醤油漬けの保存法
ここでは、いくらの醤油漬けの保存法について、ご紹介します。
冷凍保存
いくらの醤油漬けを冷凍するときのポイントは、なるべく空気に触れさせないことと、低温で急冷凍することが重要です。そうすることで、鮮度をある程度、保つことができます。
冷凍する前に、いくらを1回分ずつ小分けにし、ラップでぴっちり包みます。その後、冷凍用の密閉袋に入れて、空気を抜き、低温で冷凍保存します。低温で急冷凍させるには、アルミホイルで包むか金属バットを敷くとよいでしょう。
冷凍したいくらを食べるときには、解凍します。冷蔵庫に冷凍いくらを移し、ゆるやかに解凍していきましょう。半日くらいで解凍できます。
日持ちはどれくらい? 賞味期限は?
冷凍したいくらは約3か月程度、保存可能です。いくらは、秋に旬を迎えるので、冷凍すればお正月ごろまで楽しめます。
冷凍保存したいくらは、保存状態によっては劣化していることもあります。食べる前に、糸を引いていないか、異臭がしないかなどを確認してから、いただくようにしましょう。
■家族で贅沢! 高級いくらの醤油漬けのおすすめ
家族みんなで味わいたい、高級いくらの醤油漬けをピックアップしました。
「ぷちっジュワ~はじけるうま味いくら醤油漬け「特選極上の秘伝醤油味」【1kg】」|越前名産工房
越前名産工房のいくら醤油漬けは、鮮度抜群な秋鮭のみを使用し、その後20数年来の歴史を誇る秘伝の醤油タレに漬け込んだのが美味しさの秘密。
鮮度・舌触り・ぷちぷち感・味付けのバランスの良さ、その味わいはまさに「極上」です。
「Premium いくら醤油漬け 冷凍 北海道産 最上級 3特 1㎏ (500gx2)」|OWARI
最上級、特特特グレードの北海道産いくら醤油漬けです。北海道に遡上してくる上質の秋鮭の卵を使用し、ぷちぷちとした食感が楽しめます。
また、やや濃口の醤油の熟成された味付が絶品です。
「魚耕 いくら 醤油漬け 1kg 500g×2 北海道 最高級3特グレード 冷凍 ギフト」|魚耕
舌ではじける大粒いくらです。北海道産の秋鮭から丹念にほぐし、低温のタレに漬け込まれています。
噛んだ瞬間、舌の上でプチプチっとはじけ、中からとろりとした旨味が溢れ出ます。口の中でとろける濃厚な味わいを堪能できます。
■ギフトに最適! 瓶入りいくらの高級品のおすすめ
瓶入りのいくらは、贈答用にぴったり。高級ないくらの瓶詰めをご紹介します。
「三協水産・漁吉丸の銀毛鮭 銀聖のいくら醤油漬瓶詰め木箱入りセット【送料無料】」
北海道日高沖で漁獲された銀毛の鮭を、漁師自ら選別・加工した自慢の品です。
銀聖のいくらは甘みとコクがあり、皮が薄いのが特徴。口当たりのよさが感じられることでしょう。絶品のいくらの瓶詰めが木箱に収納されているため、贈答用に最適です。
「北海谷自家製 いくら正油漬 180g 3瓶」|かね徳芦屋工房
口に入れたとき、初めて感じるハリ。噛めばあふれる、甘みと旨味。いくら漁の時期を見極め、たった1日で、1年分を仕込む「極粒いくら」です。
脂の乗ったいくらは、だし醤油の味に負けず、より濃厚な味わいに変化。思わず白ご飯が食べたくなる、そんな美味しさがあります。
「新潟 村上 瓶詰合せ 桔梗 (はらこ醤油漬・塩いくら)」|永徳
はらこ(腹子)は新潟県村上市での「いくら」の呼称。古くから食材として珍重されてきました。
「塩いくら」は、いくらの風味を生かして塩のみで味付けした逸品。「はらこ醤油漬」は揉みほぐした秋鮭の生筋子を伝統にならい、醤油をベースとした調味液に漬け込んで仕上げた滋味豊かな郷土料理です。
新潟村上の味をぜひ味わってみてください。
■醤油漬け以外もある!高級いくらのおすすめ
いくらは、醤油漬けのイメージがありますが、「生」「塩漬け」「だし漬け」などもあります。
「新潟産 生いくら 季節限定『とろりやわらか 生イクラ』3kg」|魚水島
鮭のお腹から「はらこ」を取り出し、その場でほぐした生いくらです。粒がプチッと大きいので、とろんと濃厚な味わいが楽しめます。
生いくらなので、味はついていません。お好みで塩味、醤油味などで味付けすれば、風味がアップします。ご自身で味付けをしたい方にぴったりです。
「北海道産 塩いくら 500g 豊洲 最高級の3特品(一級品・化粧箱入り)」|寿物産
鮮度の良い北海道産の秋鮭の卵を食塩のみで加工。流通量の5%程度しかない塩いくらで、大変貴重なうえ、もっとも高い3特品。美味しさが違います。
「【島の人ギフト】昆布だしいくら(130 g)×2パック」|レブニーズ
醤油だけでなく、利尻昆布ダシで旨味を増したいくら漬けです。
いくら一粒一粒に熟成された美味しさが凝縮。甘さと塩み、やわらかさとハリのバランスが抜群に良く、「間違いない」逸品として好評なのだそう。
■高級いくらがもらえる! ふるさと納税のおすすめ
ふるさと納税で人気商品である「いくら」。3つの町のいくらをセレクトしました。
北海道千歳市の「【ふるさと納税】佐藤水産 いくら醤油漬2種味比べ 125g×各1個」
旬に獲れた北海道産の鮭いくらを、白醤油・黒醤油と、2種の特製タレで味付けした味比べセットです。
北海道浦河町の「【ふるさと納税】前浜産 銀聖いくら醤油漬(500g×1箱)」
サラブレッド観光と乗馬の町として知られる、北海道浦河町のふるさと納税。秘伝の醤油ダレで味付けした、厳選素材の「いくら醤油漬」です。
北海道白糠町の「【ふるさと納税】いくらの町 いくら食べ比べセット」
北海道東沖の秋鮭の完熟いくらと、外国の鮭のいくらの食べ比べができるセットです。
鮮度と旨みを逃さないために、加工作業を素早く行い、筋子をおなかから取り出した30分以内には薄味の醤油に漬けているのだそう。
いずれも1パック250gになっているので、使いやすいのもポイントです。
■手作りも人気!いくらの醤油漬けレシピ
いくらの醤油漬けは、簡単につくることができます。つくる際は、できるだけ新鮮な筋子を使いましょう。
材料
生筋子(1本分約300g)
濃口醤油…大さじ2
みりん…大さじ1
酒…大さじ1
作り方
1. 鍋に、みりんと酒を入れ、強火にかけ、沸いてきたら弱火にして煮切る。
2. 1に醤油を加え、フツフツした状態を保ちながら3分程煮詰める。煮詰めたら、冷ましておく。
3. ボウルに60℃程度のお湯(分量外)を張り、4%濃度の塩を入れ、溶かす。そこに筋子を入れ、指で優しくほぐす。
4. 3の水気をきり、保存容器に入れて、2を注ぎ入れる。
漬ける時間
漬ける時間は、半日から一晩がおすすめです。
半日程度ならやや薄味で、そのまま食すのに向いています。一晩漬けたものは、しっかり味がいくらに入り、お酒の肴や白いご飯にぴったりです。
あまり漬け時間を長くすると、しょっぱくなるので気をつけてください。
アニサキス対策
生の筋子には、アニサキスがついている場合もあります。誤ってアニサキスを食べてしまうと、食中毒を起こす危険もあるので、しっかり対策をしましょう。
アニサキス対策には、冷凍・加熱・目視があるとされています。いずれも素人判断を行わず、少しでも不安がある場合は専門家の指示を仰いで対策してください。
お酒の肴に、白米に…。楽しみ方が広がる高級いくら
今回は、高級いくらの選び方、保存法、おすすめのいくらの醤油漬けやレシピをご紹介しました。
美しささえ感じられる高級いくらは、コクがあり、プチプチとした食感も美味。日本酒といっしょに、はたまた、白米にの乗せて、贅沢に楽しんでみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部