240年以上も続く「ヴーヴ・クリコ」の歴史は常に時代を切り拓いてきた、革新の歴史ともいえます。マダム・クリコの生き様とも重なる、独創的な歩みに隠されたおいしさの秘密をひもといていきましょう。
■1:マダム・クリコはキャリアウーマンの先駆けだった!
27歳で未亡人となったマダム・クリコが、メゾン経営を引き継いだ1805年はフランス革命後で、上流階級の女性が仕事をするのは珍しい時代。そんな時代にロシアに10,550本ものボトルを輸出して大成功を収めるなど、商才を遺憾なく発揮し、メゾンの礎を築いたのです。
■2:ラベルに記された手書きサインの謎
1805年に経営者となってから、ブランドに「ヴーヴ(未亡人)」の名を冠したマダム・クリコは世界各国の取引先に手紙を出しました。ラベルに配された署名は彼女の手書きの筆跡なのです。
■3:シャンパーニュの透明度は画期的な発明の賜物!
かつてシャンパーニュは澱が浮く、濁ったものでした。ところが、品質を追求するマダム・クリコがテーブルに穴を開けて、斜めに傾けボトルを逆さに差す動瓶台を発明。毎日、ボトルを回転させて、瓶口にたまった澱を引き抜くことで美しい透明な液体が誕生しました。
■4:「ピノ・ノワール多め」のブレンドがTHEクリコ・スタイル!
ピノ・ノワールを60%も使う『ラ・グランダム ロゼ 2006』を筆頭に、ヴーヴ・クリコは圧倒的な芳香と官能的な風味をもつピノ・ノワールの比率が50%以上。シャルドネとピノ・ムニエを加え、絶妙なバランスを生み出します。
■5:クリュ(畑)も熟成期間もスペシャル基準!
「品質はただひとつ、最高級だけ」というマダム・クリコの信念のため、ヴーヴ・クリコでは使用するブドウの86%が最高級のグラン・クリュとプルミエ・クリュのもの。また、8年以上寝かせる「ラ・グランダム」をはじめ、通常、規定される15か月より長い期間、熟成させる贅沢な造りに特徴があります。
■6:ファッショナブルな「コラボレーション」に注目!
シャンパーニュをさらに楽しむため、ヴーヴ・クリコはひねりの効いた楽しい提案を世に送り出してきました。その一環としてファッションブランドのエミリオ・プッチや彫刻家でデザイナーのパブロ・レイノソなど、世界的アーティストと意欲的にコラボレーションしてきました。
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■ご紹介したシャンパーニュ[すべて希望小売価格] ヴーヴ・クリコ イエローラベル ¥7,050・ヴーヴ・クリコ ローズラベル ¥8,200(ともに税抜)
問い合わせ先
- MHD モエ ヘネシー ディアジオ TEL : 03-5217-9738
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 撮影/鍋島徳恭 構成/寺尾妙子、遠藤智子(Precious)