香ばしく、深い味わいでリラックスできる「ほうじ茶」は、近年人気が高まっています。ほうじ茶は、煎茶や番茶などの茶葉を焙煎することで、お茶の苦み成分であるタンニンが減少するため、すっきりと飲みやすく、またカフェインが比較的少ないことも魅力のお茶。

そんなほうじ茶人気とともに注目を集めているのが「ほうじ茶スイーツ」です。先日、バラエティ番組『マツコの知らない世界』でも取り上げられました。

「ほうじ茶スイーツ」の魅力を語ったのは、全国のお茶農園を訪問し、自宅でできる焙煎法を教えるワークショップを開くなど、日本茶バリスタとして活躍する傍ら、年間400個以上ものほうじ茶スイーツを食べるという倉橋佳彦さん。

倉橋さんのお眼鏡にかなった絶品ほうじ茶スイーツを、番組でのマツコさんの感想とともにご紹介いたします。

人気の抹茶スイーツに負けず劣らずおいしい、都内でいただける「ほうじ茶スイーツ」5選

■1:お茶屋さんならではの芳醇な香り「ほうじ茶ソフトクリーム」/森乃園

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森乃園特製「ほうじ茶ソフトクリーム」¥380(税込)

東京・日本橋人形町にある大正三年創業のほうじ茶専門店「森乃園」。自家焙煎のこだわりほうじ茶は30種類以上あり、ほうじ茶を使用した自家製ほうじ茶スイーツや緑茶、麦茶、抹茶なども販売しています。

その中から紹介されたのは「ほうじ茶ソフトクリーム」。火を入れるほうじ茶スイーツは香りが飛んでしまうこともあるといいますが、冷たいソフトクリームであればそんな心配はなし!

そして何よりお茶屋さんがつくっているので茶葉がふんだんに使われ、芳醇な香りがしっかり残っていると倉橋さんは話します。

マツコさんは「すごい、これは! 甘すぎなくていい」「なんか食べちゃうわね(笑)」と言いながら、かなりしっかりと食べていました。きっと次のひと口が食べたくなる味なのですね。

問い合わせ先

  • 森乃園 
  • ソフトクリーム販売時間/平日9:00~19:00、土日祝11:00~18:00(店舗1F)
    定休日/なし
  • TEL:03-3667-2666
  • 住所/東京都中央区日本橋人形町2-4-9

■2:意外なマリアージュは大人好みの味「ほうじ茶&ゴルゴンゾーラ ジェラート」/ティグラート(TIGRATO)

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「ほうじ茶ジェラート」(ほうじ茶&ゴルゴンゾーラの2種盛り)¥600(税込)

東京・四ツ谷駅からほど近い場所にある「ティグラート」はジェラートとカクテルのお店。数々のカクテルコンペティションで賞を獲得してきた有名なバーテンダーが手掛けるジェラートは、すべて店舗奥の工房で手づくりされています。

倉橋さんのおすすめは、ほうじ茶とゴルゴンゾーラの組み合わせ。ほうじ茶の焙煎の香りとゴルゴンゾーラの発酵臭がよく合うのだとか。

「ほうじ茶がゴルゴンに負けてない! これは(ほうじ茶を)相当濃く入れてるわね」というマツコさんの推測通り、自家焙煎した茶葉を粗めに砕いてジェラートに練り込み、香り高く仕上げているそう。

お店には季節のフルーツや野菜を使ったジェラートが常時12種類程度ラインナップされているので、ほうじ茶に合う自分だけの組み合わせを探すのも楽しそうです。

問い合わせ先

  • ティグラート
  • 営業時間/11:00〜23:00(月〜金)、14:00〜22:00(土)
    定休日/日曜、祝日
  • TEL:03-5214-1122
  • 住所/東京都千代田区六番町13-6 ASビル1F

■3:香り豊かなロールケーキは毎日完売!「ほうじ茶ロール」/パティスリーカメリア銀座(Pâtisserie Camélia Ginza)

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「ほうじ茶ロール」¥2,800(税込)

昨年、東京・銀座7丁目にオープンした「パティスリーカメリア銀座」。国内や国外のコンテストで受賞歴多数というシェフの遠藤泰介さんは、“イケメンパティシエ”としても人気で、商品・シェフともに注目度急上昇のお店です。

高級クラブのママたちもこぞって通うという人気店からは「ほうじ茶ロール」が登場。ひと口食べるやいなや「この生地、しっとりしていておいしい!」とマツコさんも大絶賛でした。

たっぷりのメレンゲが使われた生地はスフレのようにふわふわ。主役のほうじ茶は生地とクリーム両方に使われていますが、しつこくありません。「このくらい(ほうじ茶が)淡いほうがいい」とマツコさんもお気に入りの様子でした。

上に金箔がのったゴージャスなロールケーキは、これからのパーティーシーズンにもぴったりです。

問い合わせ先

■4:香ばしさとふわとろの口当たりがやみつき「ほうじ茶パンケーキ」/アースカフェ(Urth Caffé)

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「ほうじ茶パンケーキ」¥1,500(税抜)

番組途中、フリップで紹介された「倉橋さん厳選!絶品ほうじ茶スイーツが食べられるお店」の中で、マツコさんが最も気になっていたのが、アメリカ・ロサンゼルスで“行列のできる店”として有名な「アースカフェ」の「ほうじ茶パンケーキ」です。

「おいしそうでも(味が)想像できるものには行かないよ。どんなものだろうって思うから行くのよ」とマツコさん興味津々のこちらのパンケーキは、2枚重ねで厚さは約6センチ。

ほうじ茶が練り込まれた生地の上には、ほうじ茶が入ったマスカルポーネクリームがたっぷりかかっています。ほうじ茶がしっかり香るふわふわの生地と、トロッとしたクリームの口当たりがたまらないと評判ですよ。

問い合わせ先

■5:茶農園発のぷるぷる揺れる新感覚スイーツ「焙じ茶モンブラン」/カネ十農園 表参道

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「焙じ茶モンブラン」(栗焙じ茶付き)¥1,137(税抜)

日本有数の茶処・静岡県牧之原市にある1888年創業の「カネ十農園」が東京・表参道に開いた体験型ティーサロンで、今お客さんの8割が注文するというメニューがこの「焙じ茶モンブラン」。倉橋さんイチ押しとして紹介されました。

ほうじ茶プリンの上に、クリームチーズとほうじ茶パウダー入りの栗あんペーストを絞りかけて、最後にほうじ茶パウダーをふりかければ完成! 甘さ控えめのプリンとクリームの相性は抜群です。

「全部一緒に食べると、ほうじ茶の後に栗が出てくるわね。あっ、やっぱり栗が強い(笑)。だからプリンを多めに食べるのがポイント。そうするとほうじ茶とチーズと栗がちょうどいいバランスになる!」と、最もおいしく食べる方法まで編み出したマツコさん。

ぷるぷると揺れるこのモンブラン、当初10月末までの提供予定でしたが、人気がありすぎて12月25日(水)までの期間延長が決定! マツコさんの食べ方を参考に、ぜひ味わいに行ってみて。

問い合わせ先

  • カネ十農園 
  • 営業時間/11:00~19:00
    定休日/月曜
  • TEL:03-6812-9637
  • 住所/東京都渋谷区神宮前4丁目1-22

平成の30年間でスイーツ不動の人気味となった「抹茶」に続き、令和は「ほうじ茶」が定番になるのかもしれませんね。そんな他愛もない話をしながら、友人とのんびりお茶しに行ってみてはいかがでしょう? 話題のおいしいスイーツは、女性同士の語らいに最適ですよ!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
篠原亜由美