充実した日々を自分らしく楽しむ大人の女性を後押ししてくれるのが、自分にとって大切な人たちが集まるシーンにふさわしい、腕時計。
T.P.O.に合ったコーディネートの完成度を高めるとともに、身につけている自分の人となりをさりげなく、でもいきいきと表現してくれるコミュニケーション・アイテムにもなります。特に時計に一家言ある男性にとっては、そこから話が広がってゆくことも期待できます。
今回お見せするのは「会食」「オフィス」「バカンス旅行」「パーティー」「出張」「ホームパーティー」という、6つのシーンを例にとった、時計が表すエレガントな「時の物語」。
自分がよく身を置くシーンに最適な一本を選ぶ、大きなヒントになってくれることでしょう。
■1:【会食】には…気負わない気品と美しい所作を印象づける洗練ブラックで
ダークスーツの男性も同席するオフィシャルな会食。そこで意識したいのはレストランにふさわしい品格と、場の空気を和らげる優しい華やぎ。艶やかな黒のダイヤルとストラップに、ケースに配したダイヤモンドが澄んだ輝きを添える時計を核に、凛としたエレガンスが香るモノトーンの着こなしに。
洗練の黒を極めた、シャネルの「ボーイフレンド ツイード」
ダイヤモンドを配したベゼル、ブラックコーティング加工を施したツイードパターンのメタルブレスレットで繊細かつリッチに。
■2:【オフィス】には…自信を授けるように躍動するきらめきがマイ・パートナー
精神的な余裕と誠実さで仕事に臨む。大人の女性にふさわしいのが、しなやかに艶めくブレスレットウォッチ。
端正なシャツスタイルを彩るように、「名品」の輝きを放つ時計とジュエリーを合わせ、成熟した美意識を表現。
現代女性に寄り添う進化した名品、カルティエの「パンテール」
’80年代に誕生した伝説の名品時計が、よりパワフルな艶めきをまとって登場。媚びのない色香が心に響く。
■3:【バカンス】には…特別な存在感を手元に。ゲストとしてもてなされる、非日常を楽しむために
ラグジュアリーなテルで過ごす休日には、リラックス感のなかにも極上の旅を知り尽くした貫禄を香らせて。オレンジのレザーブルゾンに白のアリゲーターストラップの本格時計をぴりりと効かせて、爽やかなクラス・カジュアルを完成!
A.ランゲ&ゾーネが魅せる、「リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ」
ゴールドを用い、明るくシルバーに輝くダイヤルと、ピンクゴールドケースが調和。軽やかなラグジュアリー感で着映えを演出。
■4:【パーティー】には…ジュエリーウォッチでオーラを放つ女性になって
仕事関係者が多く集まるレセプション・パーティーでは、ドラマティックな装いを楽しんで。手首にしなやかに巻き付くグラマラスなジュエリーウォッチは、ドレスの色とさりげなくリンクしたグレーダイヤル。大胆さと繊細さのバランスを心得た着こなしに視線集中!
麗しき着映えウォッチの決定版、ブルガリの「セルペンティ」
しなやかなスネークの姿形を伝統的な「トゥボガス」で表現。グレーダイヤルが穏やかさを添え、迫力がありつつも繊細な美しさを感じさせる。
■5:【出張】には…旅先で頼りになるのは、どんなシーンにも寄り添うしなやかな品格ウォッチ
移動から滞在先の予定まで、いつも以上に時間管理が重要な出張には、品質もデザインも信頼できる本格時計に注目。ダイヤモンドを配したウォッチなら、ミーティングにもディナーにも旅先のさまざまなシーンに対応。
ジャガー・ルクルトの美貌のラウンド形、「ランデヴー」
2種類のギョウシェを刻んだ、愛らしさを感じるムーンフェイズ…やや大きめのケースをチャーミングに彩る精緻な細工に注目。
■6:【ホームパーティー】には…幸福な時間を彩るのは、遊び心が弾むモードな時計
ホームパーティーでは、空間も着こなしも飾りすぎず印象的に…が理想。胸元にフリルを配したトップスに、「スター・モノグラムスター」とブルーの配色が涼やかなウォッチを合わせ、気負わない女らしさを表現。さりげない気遣いが優しく伝わるコーディネートに。
モード感のルイ・ヴィトン、「LV フィフティ・ファイブ」
ルイ・ヴィトンのアイコンを旬の軽やかさで表現した、モード感あふれる一本。
以上、ブレスレット型ひとつ、スクエア型ふたつ、ラウンド型3つのウォッチをご紹介しました。この6本の時計に共通するのは「女性らしい品格」「華やぎはあるけれど、華美すぎないデザイン」「長く使える普遍性」があること。長持ちさせるためのメンテナンスも充実しているウォッチメーカーであることも、重要です。
さらっと腕に巻いたその時計が、私の人格をもさりげなく物語る。取引先、気の置けない友人、パートナー、大切な部下などに余裕や誠実さを感じさせてくれる一本は、あなたをより一層輝かせてくれることでしょう。
※掲載した商品の価格は、すべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2017年
- PHOTO :
- 熊澤 透、戸田嘉昭・唐澤光也(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 押田比呂美
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- NAIL :
- 市瀬章子(ハンズ・オン)
- MODEL :
- 立野リカ(Precious専属)
- COOPERATION :
- セルリアンタワー東急ホテル
- EDIT&WRITING :
- 岡本治子・岡村佳代・吉川 純(Precious)
- DIRECTION :
- RECONSTRUCT
- 難波寛彦 :