第2回「Precious WATCH AWARD 2019」が開催、選ばれた女性向けのラグジュアリーな時計はどれ?

2019年に発表された新作時計のなかから、カテゴリーごとに至高の一本を選び出す「プレシャス ウォッチアワード(Precious WATCH AWARD)」。ラグジュアリーウォッチの祭典の様子をここにお届けします!

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例年どおり、2019年も各ブランドがスイスにて発表会を開催。年末に向けて、それらの新作が続々と日本に上陸しています。

華やかに出そろったニューモデルを、9つのカテゴリーに分け、ラグジュアリーウォッチに対する高い審美眼を持つ8名の審査員によって、厳正にジャッジ。それぞれのカテゴリーの「最高の一本」を選び抜きました。

今回ご紹介するカテゴリーは「プレシャス名品ウォッチ部門」です。

【プレシャス名品ウォッチ部門】に選出されたのは、パテック フィリップの「レディス・オートマチック・ノーチラス Ref.7118/1200A」!

時計の真価を知る人々から、「永世名品時計」と認められる「カラトラバ」をはじめ、パテック フィリップが生み出す時計はすべて「名品」といっても過言ではないでしょう。そんな唯一無二のステイタスに加え、ここ数年来、生産本数に対して遥かに需要が多く、世界的に入手困難な状況が続いています。

そんなパテック フィリップですが、近年はいくつかの既存モデルを廃番、そして後継モデルを発表するという新陳代謝を図ってきました。この「レディス・オートマチック・ノーチラス Ref.7118/1200A」もそのひとつ。

2019年のバーゼルワールドで、旧モデルのディスコンとともにこの新作が発表され、ファンやジャーナリストから歓喜の声が湧き上がりました。

1976年の誕生以来、いわゆる「ラグジュアリースポーツウォッチ」という分野を切り開き牽引。その新しいレディスモデルは、搭載ムーブメントはそのままに、ケース径をわずかに大きくアップデートしました。

「TPOを超えて、毎日どこにでもつけていける「パテック フィリップ」という独自のポジションを持っています」(腕時計ジャーナリスト・並木浩一さん)

いくら需要が多くても増産することなく、ビジネスに走らず、矜持を守り続けている気高さも含めて、審査員からの賛辞が集まりました。

ラグジュアリーでスポーティな「今のムード」を映し、至高のムーブメントを宿す

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時計「レディス・オートマチック・ノーチラス Ref.7118/1200A」¥3,710,000【ケース径:35.2mm(10~4時方向)、ケース:ステンレススチール×ダイヤモンド、ブレスレット:ステンレススチール、自動巻き】(パテック フィリップ)

「誕生から40年以上の歳月を経てもなお人々の心を惹きつける独特のケースフォルム。ジェラルド・ジェンタの偉大さを再認識しました」(『HODINKEE Japan』編集長・関口 優さん)

時計史に刻まれる多くの名作を手がけた天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタによる、緩やかに八角形を描くフォルム。その曲線に対し、ダイヤルに施された水平のエンボスのウェーブラインが際立ち、無比の個性を醸し出します。ベゼルには計56個、0.67カラットのダイヤモンドを配し、程よいリッチ感が演出されています。

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計算され尽くしたラグのカーブによって、8.62mmのケースの厚さより遥かに薄く感じる、極上の装着感を実現。リュウズにはブランドのシンボル「カラトラバ十字」が刻まれています。
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硬質な印象をいい意味で裏切る、驚くほどしなやかなブレスレットには、プラス2〜4mmの長さが調節できる画期的な機能が。
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外側に向けて色を深めるグラデーションが美しい「グレー・オパーリン」ダイヤル。
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搭載されているのは、薄型自動巻きの自社製ムーブメント「Cal.324S C」。シンプルで過不足なく、堅牢な設計が施された名機。

※掲載した商品は税抜です。

問い合わせ先


Precious WATCH AWARD 2019の審査員はこちらの8名

浅井佳代子さん
フォトグラファー
(あさい かよこ)本誌創刊からファッションページにおいてあらゆる名品を撮り続け、印象深いビジュアルを牽引。ウォッチ&ジュエリーの撮影も多く手がけ、美を見極める豊かな感性を発揮し続ける。カルティエの「タンク」を愛用している。
雨宮塔子さん
フリーキャスター・エッセイスト
(あめみや とうこ)TBSのアナウンサーとして活躍後、1999年に退社し単身渡仏。フランス語、西洋美術史を学ぶ。2016~2019年、『NEWS23』(TBS)のキャスターを務めた後、再びフランスへ。ジュネーブのウォッチフェアの取材歴もあり、時計への造詣は深い。
犬走比佐乃さん
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)本誌をはじめ数々の女性誌や、キャスター、女優のスタイリングを手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼で、セレクト&スタイリン
関口 優さん
『HODINKEE Japan』編集長
(せきぐち ゆう)時計専門誌編集長を4年務め、専門誌売り上げNo.1に導く。2019年9月、世界の時計メディアを牽引するウェブサイト初の海外版である『HODINKEE Japan』の編集長に就任。11月にローンチされ、大きな注目を集めている。
並木浩一さん
桐蔭横浜大学教授・腕時計ジャーナリスト
(なみき こういち)1990年代より、スイスの時計フェア・S.I.H.H(. ジュネーブサロン)、バーゼルワールド他を取材・研究し続けている日本の腕時計ジャーナリストの草分け。著書に『腕時計一生もの』(光文社新書)、『腕時計のこだわり』(ソフトバンク新書)などがある。
本間恵子さん
ウォッチ&ジュエリージャーナリスト
(ほんま けいこ)ジュエリーデザイナーから宝飾専門誌エディターに転身。その後フリーランスになり、女性誌や新聞を中心に専門性の高い記事を執筆。大学でのセミナーやトークショーイベントにもしばしば登壇している。アンティークにも造詣が深い。
岡村佳代さん
ウォッチ&ジュエリージャーナリスト
(おかむら かよ)スイスの時計フェアの取材歴は日本で屈指のキャリアを誇り、女性に機械式時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。マニアックになりすぎないわかりやすい筆致で、女性誌、男性誌、専門誌と幅広い媒体で記事やコラムを執筆している。
中村絵里子さん
『Precious』ファッションディレクター
(なかむら えりこ)ウォッチ&ジュエリー、ファッションページを担当。ハイジュエリーウォッチや高級ブランドアーカイブなど貴重な時計を目にする機会にも恵まれ、工房取材などで職人の手仕事を実際に目にすることも多い。今年はブレスレットウォッチに注目。

『Precious』1月号では、プレシャスウォッチアワード受賞商品を一挙公開!

ファッションニュース_1
Precious2020年1月号(2019年12月7日発売) ¥1,000(税抜)

2019年12月7日(土)発売の『Precious』1月号では、今年の『Precious WATCH AWARD』受賞商品のすべてをご覧いただけます。豪華絢爛な時計に加え、今年の時計の潮流についてもお届けしておりますので、是非、チェックしてみてください。

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PHOTO :
戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
関口真実
COOPERATION :
安里昌悟
EDIT :
岡村佳代、濱谷梢子・中村絵里子(Precious)