木村拓哉さん主演で話題のTBS日曜劇場『グランメゾン東京』。天才シェフ・尾花夏樹(木村拓哉さん)が、3つ星レストランを目指すストーリーで、放送中に毎回、Twitterのトレンド入りするほど話題になっています。

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8話での尾花(木村拓哉さん)、倫子(鈴木京香さん)、相沢(及川光博さん)。この3ショットはすっかりお馴染みに ©TBS

尾花夏樹(木村拓哉さん)は、天才シェフと評価され、パリで2つ星レストラン「エスコフィユ」を経営するオーナーシェフでした。が、3年前に重要な会食の場でアレルギー事故と傷害事件を起こし、店は閉店に追い込まれ、仲間も失います。職人気質の尾花は人当たりがきつく、かばう人がいなかったのです。

3年後のパリで出会ったシェフ・早見倫子(鈴木京香さん)は、星が取れるレストランを夢見ています。かつては自分の店を持っていたものの、手が届かなかったというのです。しかし、味を見る舌と情熱はピカイチ。

そんな倫子に尾花は「東京で世界最高の3つ星レストランを作ろう」と、持ち掛けます。何も持たなかった大人が、自分の星をつかむために、大人の青春をかけるヒューマンストーリーです。

失踪していた相沢の妻・エリーゼが 突然現れてかき回した第7話

*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。

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8話のリンダ・真知子・リシャール(冨永愛さん)。「マリ・クレール ダイニング」編集長で「トップレストラン50」の発表を行いました ©TBS

グルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」が発表する「トップレストラン50」。それは世界中のフーディ(美食家)やレストランシェフが、投票で決める世界のレストランのランキング。

リストアップされ、緊張感が走る「グランメゾン東京」ですが、発表まで残り1週間という日に、相沢瓶人(及川光博さん)の妻・エリーゼ(太田緑ロランスさん)が「グランメゾン東京」に現れます。なんと、娘のアメリ―(マノンさん)をパリへ連れて帰るというのです。

エリーゼは3年前のエスコフィユの事件後に、娘と相沢を置いて失踪していた人物。到底、相沢は受け入れることができません。しかし、エリーゼは「3つ星を狙うレストランの料理人が、家庭を大事にできるわけがない」と相沢の痛いところをついてきます。

そして、「トップレストラン50」での順位が、エスコフィユの最高ランクだった10位以上でなければ、「アメリ―をパリへ連れていく。すでに新しいパートナーとパリで暮らしている」と、さらに、相沢に打撃を与えます。

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8話の丹後学(尾上菊之助さん)。見習いの芹田に料理人として対等に接する姿はさすが ©TBS

一方、前回土下座して「グランメゾン東京」に復帰した芹田公一(寛一郎さん)は、後輩が入ってうれしそう。「グランメゾン東京」でやっていく覚悟ができた芹田は、ライバル店「gaku」のオーナー・江藤不三男(手塚とおるさん)に握らされていた金を突き返します。

帰りがけに丹後学(尾上菊之助さん)と平古祥平(玉森裕太さん)に出会って、厨房を見せてもらうという場面も。厨房内に発酵や乾燥のための機材が揃い、食材のポテンシャルを引き出す調理をしている「gaku」。「グランメゾン東京」とまったくく違う厨房内の様子に、視聴者の皆さんも、芹田と一緒に驚いたのではないでしょうか。 

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8話の平古祥平(玉森裕太さん)。すっかり黒服がなじみましたね ©TBS

エリーゼに振り回される相沢。そんな中、アメリ―が発熱します。何も食べたがらないアメリ―に尾花が彼女の大好物である「フランボワーズのゼリー」をつくりますが、受け付けません。

そこに登場したのがエリーゼ手づくりのライスプディング。アメリ―はママの手づくりだとすぐに気づき、口をつけます。そして、アメリ―は何かを尾花とこっそり約束するのでした。

「エスコフィユでも初期は家族ぐるみで付き合いがあって楽しかった」というエリーゼの言葉を聞き、倫子は相沢家のために特別ランチを実施します。ひと通り、コースが終わり、祖母と帰宅するアメリ―。

エリーゼにはスペシャリテが提供されますが、「おいしいのが気に入らない」と言い出します。これをつくるために、どれだけ家族が犠牲になっているのか、というのです。

そんなエリーゼに最後に尾花が提供したのは、アメリ―がつくったフランボワーズのゼリー。アメリ―は「ママが戻ってきてくれますように」との願いを込めて、尾花に一緒につくってくれるように約束していたのでした。

料理ができるような歳になったのかと泣くエリーゼに、相沢は、自分が家で料理をするようになって、アメリ―もいろいろつくれるようになったと説明します。それを聞き、さらに涙のエリーゼ。そんな時間をパリでも持って欲しかったと、相沢に言います。

相沢はアメリ―をパリに連れていってほしいと言い出します。「新たなパートナーと、アメリ―と幸せになってほしい。自分は料理をもっとしたいから」と強がりを言います。

しかしエリーゼは、パートナーがいるというのは嘘で、パリに帰ったらアメリ―と2人で暮らすのだと告白。相沢は、「『グランメゾン東京』が3つ星を取れたらパリへ行くから、また一緒に暮らそう」と訴えますが、やり直す気はないと断言するエリーゼ。取りつく島もありません。

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まだ何かを心に秘めている久住栞奈(中村アンさん)。8話の様子 ©TBS

「トップレストラン50」の発表の日。「グランメゾン東京」は10位、かつての「エスコフィユ」と同じ順位です。一方の「gaku」は8位という結果に。今まで、日本で20位以内に入ったレストランはなかった事実を考えると上々の結果ではあるのですが、相沢と尾花の表情は硬いまま。

結局、エリーゼがアメリーを連れてパリに帰ることに。エリーゼは尾花に、星を取ることばかり考えて追いつめられる相沢を見ているのがつらかった、と打ちあけます。その上、3年前の事件が起こり、どん底になったことで、混乱した結果、相沢の前から姿を消してしまったというのです。

そう言いながらも、尾花に絶対に3つ星を取れというエリーゼ。また、相沢には「待ってる」と伝えて帰ります。

ホッとして、祝杯を倫子の家で空ける尾花、京野、倫子。しかし、尾花と倫子がキッチンで、慣れたやりとりをしているのを見て、京野のやきもちが爆発。ついに倫子が好きであると伝えてしまうのでした。

 相沢の涙と突然の京野の告白に動揺したみなさん

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8話の倫子と京野。以前からその様子はあったものの、京野の突然の告白シーンには驚きでしたね ©TBS

Twitterでは、エリーゼの言動にハラハラし、相沢の涙に一緒に涙する方が多数。「待ってくれるって」「いや、連れていかなくてもいいじゃない」など、相沢の家族の在り方に対してたくさんの意見が聞かれました。大切な人の夢を応援したいものの、家族の時間も大切にしてほしいという気持ちは、皆さんの中にもあるのかもしれませんね。

また、尾花とアメリ―の内緒話や調理のシーンに「かわいい」「木村さんのまなざしが本当に優しい」といった声も聞かれました。パリに行ってしまったアメリー。出番が少なくなりそうで、ちょっと寂しいですね。

そしてなんといっても、最後の、京野の突然の告白に動揺したみなさん。「トップレストラン50」の件も、相沢家の騒動も片が付いてホッとしたところだっただけに「え! そうだったの?」「この後の3人の関係はどうなるのかな?」「てっきり『俺は尾花のことが好きだ!』って叫ぶおっさんずラブ展開だと思ったら普通だった」など、気持ちが揺さぶられた方が多かったようです。

「京野さん、酒の勢い過ぎて次の日の朝に死ぬほど後悔するやつでは」と心配している方も。確かに京野はお酒が入っていたようなので、酔った勢いなのか、本気なのか……これから京野が倫子にどう接するのかも、見どころです。

そして今回、京野が顔マネをしたところに、尾花がセリフを当てて相沢のモノマネをするという、息がピッタリすぎるシーンに笑った視聴者も多かったよう。京野と尾花のコンビ感もよかっただけに、次回からのふたりの仲も気になりますね。

 ノベライズ本&オリジナル・サウンドトラックで、ドラマをより楽しもう

配信サイトなどでもドラマを楽しむことができる「グランメゾン東京」ですが、実はノベライズ本が発売されています。現在発売中の上巻は6話までを収録。数々の名シーンを、文字で楽しむことができます。

また、12月4日にはオリジナル・サウンドトラックが発売されました。映像とともに音楽の使い方もおしゃれで映画のような「グランメゾン東京」。料理をしながら聴いたら、いつもの料理がちょっとランクアップしたように感じられるかもしれませんね。

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それでは、TBSさんの協力のもと、気になる第8話のあらすじをご紹介します!

12月8日(日)放送 TBS系ドラマ『グランメゾン東京』第8話あらすじ

京野が衝動的に倫子に告白した翌日、尾花が音信不通になります。「尾花がいつまでも倫子の家にいるのが気に入らない」と、京野が言ってしまった後だけに、周りは心配します。が、案の定、尾花はひょうひょうとしたもの。料理の師匠である潮卓(木場勝己さん)を連れて、戻ってきます。

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潮の娘の凪子(伊藤歩さん)©TBS

 尾花は潮の娘の凪子(伊藤歩さん)に頼まれて、退院する潮を迎えに行っていたのだといいます。そして、潮に店の料理を食べてもらおうと連れてきます。

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潮卓(木場勝己さん)は京野に問題があると言いますが…… ©TBS

しかし、料理を提供しても潮はほとんど手をつけず、途中で怒り出し「一番の問題は京野にある」と言い残して、帰ってしまいます。 

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潮の異変に気付く尾花 ©TBS

倫子たちは原因を探るべく潮の店へ行き、お店定番のビーフシチューのおいしさに衝撃を受けますが、尾花は潮の様子に異変を感じるのでした。


京野の恋は、また尾花との仲はいったいどうなるのでしょうか? また、7話で「おいしい」以外にも人が食べ物を選ぶ動機があると気づいた尾花は、これからどう料理をつくっていくのでしょうか? 第8話の「グランメゾン東京」も見逃せません!

気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。

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