「夏のカーキは、白との配色で清潔感を意識」
私にとっての不動のベーシックカラーは、
白・黒・グレー・ベージュだと思っているのですが、
それらに次ぐベーシックカラーとして、
カーキを選ぶことが増えてきたように思います。
この連載でも、何度かカーキの着こなしを
ご紹介してきましたが、
世の中に出回っているカーキ自体が、アイテムも、
デザインも豊富になってきたのは嬉しい限り。
仕事の予定もあって、ジャケット着用の日でも、
カーキのワイドパンツを合わせるだけで、
途端にこなれて、しゃれて見えるから不思議。
カーキのもつカジュアル感が、ジャケットの
堅苦しさを払拭してくれるのだと思います。
以前から、カーキに合わせる色は白か黒が多く、
白を合わせると、カーキに清潔感が加わり、
黒を合わせると、リッチ感が加わるように思います。
一見、着こなしが難しそうなカーキですが、
実は、その他のベーシックカラーと合わせやすく、
無彩色の延長として着こなしになじむ色。
悪目立ちすることもなく、それでいて地味にならない
便利な色でもあります。
特に夏は、すっきり映えるカーキ×白がいいですね。
「仕事から休日まで、カーキのバッグを活用させます」
カーキが、私にとってキーカラーのひとつだと
確信したのは、写真のバッグと出合ったときでした。
「ヴァレクストラ」の展示会で、新作バッグ
「ジオ トート」を拝見したとき、7色展開のなかで
シックなトーンのカーキにハッとしました。
最近、撮影で着物に接したのがきっかけとなり、
ふいに着たい気持ちが募り、仕立てて頂いた袷の紬に
「ぴったりなのでは…」と頭に浮かんだのです。
格子の柄行きにひと目惚れした紬地は、
配色が、茶に近いカーキとネイビー。その格子と
バッグの色が、びっくりするほど合っていました。
幼い頃、母が亡くなる前に半幅の結び方まで教わり、
大学時代には当時、下北沢にあったクラブ“ZOO”に
着物で遊びに行ったのも、懐かしい思い出です。
やんちゃに着ていた着物でしたが、それからずいぶん
長い時間を経て、もう一度、着てみたい…という
気持ちになったときに、選んだ色がカーキでした。
おしゃれは、幾つになっても発見があるものだな…と
改めて思っています。年齢を重ねるにつれて、
自分自身も生活も、確かに変わっていくのですから、
好きなものは変わらなくとも、着たいと思うもの、
似合うもの、そして選び取るものは、
変わっていくのが自然なのかもしれません。
このバッグは、マチが広く、容量がありながら、
見た目にはコンパクトなところがポイント。
「ヴァレクストラ」ならではの構築的なデザインは
オンタイムに似合うきちんと感を備えつつ、
トート型のカジュアルさが、休日にもぴったり。
出番が多いだけでなく、これからの暮らしに添って
長く愛用できるパートナーになってくれそうです。
※記事内のアイテムは私物となります。
(写真/エディターF&J 文/エディターJ)
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