野菜だけで作られたメニューで満足した経験はありますか? 【restaurant RK】のフレンチ仕立ての野菜のフルコースはどれも食べ応え満点で、前菜からデザートまで野菜の新しい価値を教えてくれます。食べ終わった後には、お肉やお魚を食べたときと同じくらいの満足感があることに驚きました。
ビーガンの人も、そうではない人も楽しめる野菜料理
牛蒡のポタージュの中にはラビオリに包まれたリコッタチーズと刻んだ梅が入っていました。意外な組み合わせと思いきやこれが相性抜群。料理が運ばれてくるまで、想像を膨らませてほしいという想いから、メニュー名は『牛蒡/リコッタ/梅』と食材だけが表記されています。ペアリングの「星子」の梅酒は、ラビオリの中に隠された梅ともマッチしていました。
野菜が贅沢に詰め合わせされたような美しいひと皿『エチュベ』は、【restaurant RK】のシグネチャーメニュー。野菜それぞれの特性に合わせて焼く、蒸す、煮る……など、調理法を変えているのだとか。
野菜で作られたソースやペーストは、旨味が凝縮されていて濃厚な味わい。ひと口食べるごとに新しい味に出会える『エチュベ』こそ、野菜の可能性を感じるひと皿。井口シェフが作る料理は、コースを通してストーリーを創り出していると感じました。
ここでしか味わえない野菜の満足感
野菜の中でも、葉物野菜やハーブなどの軽い食感のものから、根菜などのしっかりお腹にたまるものまで、野菜の特徴はそれぞれ。井口シェフが作る料理は、それらを組み合わせて、コース料理の最後に「野菜だけだったの?」と思わせる料理なのです。
『マコモダケ/黒ビール』は、端から食べ進めていくと最初と最後で同じ野菜を食べているとは思えないほどまったく違う印象になります。黒ビールで作られたソースはガツンとインパクトがあって最後まで飽きません。
コース料理の最後にはデザートが2品も出てきて、最後の最後まで満足させてくれる構成になっています。
ひとつはフルーツのフレッシュなデザート、もうひとつはマスカルポーネの濃厚なデザートでした。すべてのメニューを食べ終わった後に、ここまで野菜ばかりのメニューだったことが信じられないほど満足感でいっぱいになります。
ここまで罪悪感を感じないフルコース初めて! メニューは毎月変わるので、女子会はもちろん、会食やデートなどシーンを変えて何度も訪れたいお店でした。
REVIVE KITCHEN THREE AOYAMA/restaurant RKのお店情報
- REVIVE KITCHEN THREE AOYAMA/restaurant RK TEL:03-6419-7511
- 住所/東京都港区北青山3丁目12-13 1F
記事元:ヒトサラ https://magazine.hitosara.com/article/1855/
- TEXT :
- ヒトサラ編集部
公式サイト:ヒトサラ
- PHOTO :
- 遠藤麻矢
- EDIT&WRITING :
- 須賀いづみ