ミラノ メンズ コレクションの速報は、エルメネジルド ゼニアから。
アレッサンドロ・サルトリの復帰第一弾は、デザイナーのこだわりが満載!!!
アレッサンドロ・サルトリさんは、イタリアの職人技&クラシックスタイル研究しリスペクトしつつも、モード感のある新鮮なエルメネジルド ゼニアのスタイルを提案してくれる所が個人的に大好きです。モデルの起用は、他のラグジュアリーブランドに比べるとメンズプレシャス世代に近い人が多くいたのもポイント。
テラコッタ色のコートに、ムートン(?)のドローコード付きグローブがさり気なくヌケ感を出しています。全てをシャープにしないで、ちょっとかわいい部分を入れると女性からの評価も高くなりそうですね。
アレッサンドロ・サルトリ↑Milano 2017メンズプレシャスが押している淡い色コーディネイトを発見。
ライト グレーのリブパンツと真っ白トレッキングブーツの組み合わせは、春先の休日スタイル参考にしたい組み合わせです!!
今回コレクションで多用されていたのが、キャップ。ラグジュアリーな素材で出来ているので、スポーティでアメリカンなスタイルにはならないところがアレッサンドロ・サルトリさんの真骨頂。
ミラノ メンズ コレクションの速報 第二弾
ドルチェ&ガッバーナのランウェイには何と有名ブローガー&シンガーのオースティン マホーンショーが登場!!
ドルチェ&ガッバーナの1/14(土)のショーは、メンズのコレクション中ではとても画期的な演出がありました。
普通なら会場のセット、男性モデル、音楽に注がれるエネルギーが、ドルチェ&ガッバーナノの場合は、それにプラスしたハプニングが。何とオープニングに、シンガーのオースティン マホーンショーが歌いながら登場。そしてしばらくすると、男性モデルに混じって女性モデルが次々に出るは出るは!!!!この演出ってヴィクトリアズ シークレット(アメリカの女性ランジェリーメーカー www.victoriasecret.com)がやっているショーがアイディアソースになっている感じ。ドルチェ&ガッバーナも、服をクールに見せるという古典的なスタイルを打ち破り、時代に合ったキャスティングで世界にコレクションを拡散したいという狙いがあったのでは…と私は勝手に想像しております。
ランウェイに登場した女性の中にはソフィア リッチーやスタローン姉妹もいたとか。
ちなみに、ショーが終わった後には、スプマンテが振る舞われ、ショーに登場したモデルやセレブリティ達が会場に溢れ、ちょっとしたアフター パーティー&SNS用の撮影大会に。
正直言うと、この写真の方々はきっと超有名人のはずですが、世代の違う私には誰が誰だかさっぱりわからず…
気がつくと今回は、メンズプレシャス的な目線を忘れて、個人的な趣味の世界に突入してしまいました。
次回は、ちゃんとミラノのメンズファッションのレポートをお送りしますね。
ミラノ コレクション 期間中にストリートで見かけたリアル スタイル
Pitti Uomoとは、ちょっと違います!!
ミラノのメンズコレクション中は、ミラノで一番ファッショナブルなモンテナポレオーネ通りは、地元の方に混じって世界のプレス関係者やファッションメーカーの人が溢れています。(注)コレクション期間中に限ります!
一発目の写真のお二人は、クラシコ系の関係者の方。どちらかというとpitti uomo的な着こなしです。お二人とも白パン!!冬のスタイリングは、ややもするとダークな感じでクラシックになりがちですが、白パンを履くことでモダンでクリーンなイメージに仕上がります。
キャメルのワントーンにホワイトスニーカー。足元を茶のブーツとか茶系にしていないところと、コートを肩掛けにしてヌケ感を出してますね。それと日本だとタートルを黒や白にしがちなとこを、あえてのキャメルにしたとこが斬新。絶品スタイリング☆☆☆
東京の青山を歩いてもこんなナイスなカップルに出会う事はありません。東京は、単独でスタイリッシュな方は沢山いらっしゃいますが、カップルとなると…しかし、左の彼氏のコーディネイトは、スタイリストの私も脱帽。ダッフルコートこんなにモダンに着こなすなんて。インナーはセーターではなく、ストールをくるっと羽織っているのです!!!!!この着こなしは、今速攻日本でやればかなり注目されること間違い無し!?
Pitti Uomo番外編
会場で見つけたキュートなイタリアン ガールズから
次なるトレンドを発見!?
Pitti Uomoは基本メンズファッションの展示会ですが、会場には女性の姿がかなり見かけられます。
会場内には各国のプレスや、ブランドのブース入り口で入場者をチェックするセキュリティとか…各ブランドに2〜3人は女性スタッフが常駐しています。最近は、そうした出店ブランド関係者ではなく、ブローガー風の女性もかなり増えてきました。今回トップに取り上げたこの女子は、ブローガーかメーカーの方か聞き忘れましたが、メンズのトレンドを上手く取り入れつつも、キュートな部分はシッカリアピールしているスタイリングにひかれて撮影。全身はこんな感じです。
ヨーロッパでは、昔から「男装の麗人」ていうジャンルはしっかり確立されていました。有名な人は、ジョルジュ・サンドやマレーネ・ディートリッヒですかね…
イタリアの眼鏡女子。フレームがべっ甲カラー&調変形ボストンを選ぶところは流石!!!!日本ではこの手のフレームは、まだまだ市民権を得られませんが、80年代ファッションのリバイバルとともに再注目されているアイティムです。
白のブザムシャツは、こんな感じでカジュアルにも着れるという良い見本。衿はスタンドカラーというのがポイントです。ちなみにこの女子は、ミラノのシャツブランド バグッタのスタッフの方。
スニーカーはこの様なコーディネイトにまで浸透。黒でまとめているのに、このスニーカーの色を選ぶところが☆☆☆まだまだ、取り上げたいキュート&セクシーなピッティ女子はいるのですが、今回はこの辺で終了…
- TEXT :
- 大西陽一 スタイリスト