近年「フレンチ」や「黒」といったキーワードが賑わいを見せているが、なかでも紐付けられたかのようにキーアイテムとして出てくるのが「黒のスエード靴」だ。やはり旬のアイテムであるからこそ、なんとか自分のモノにしたいと思うが、スエード靴といってもその種類は豊富だ。ややカジュアル感が否めないデザインではあるが、正しい組み合わせを知ることでスーツでもジャケットでもすんなりハマるのだ。

黒のスエード靴はこう履きこなすのが正解!

■:ローファー|シャープなシルエットがエレガントな「クロケット&ジョーンズ」

クロケット&ジョーンズのスエード靴
靴¥83,000(トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉)

アンライニング仕様のクロケット&ジョーンズのローファー「Havant(ハヴァント)」は、そのシャープなトゥとややロングノーズのほっそりとしたシルエットが特徴だ。ソールには軽量なラバーソールを採用し、履き心地は非常に軽快。屈曲性にも長けているため、長時間の履いていても疲れ知らず。カジュアルにもドレスにも柔軟に対応できるため、まずは押さえておきたい。

ジャケパンスタイルならローファータイプがおすすめ

クロケット&ジョーンズのスエード靴を使ったおすすめコーディネート
ジャケット¥63,000(トヨダトレーディング プレスルーム〈チルコロ 1901〉) カーディガン¥34,000・ニット¥31,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉) パンツ¥10,000(リーバイ・ストラウス ジャパン〈リーバイス®〉) 眼鏡¥32,000(ブリンク ベース〈オリバー・ゴールドスミス〉) 靴¥83,000(トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉)

ジャケパンスタイルならモノトーンでシックな着こなしがおすすめ。グレンチェックのジャケットに黒ニットのアンサンブルスタイルで上品さを持たせつつ、パンツは白デニムであえてドレスダウンを。黒のスエード靴が持つ柔らかい雰囲気が、カジュアルなパンツでもエレガントに見せてくれる。

■:ブーツ|黒スエードを纏った上品な「パラブーツ」のブーツ

パラブーツのスエード靴「CHAMFORT(シャンフォード)」
靴¥68,000(パラブーツ青山店)

フランスのカジュアル靴を代表するパラブーツの「CHAMFORT(シャンフォード)」。同ブランドの中でもやや細身のノーズでスッキリとした印象のため、ブーツ特有のゴツさを感じさせない。バランスの取れたシルエットのため、カジュアルパンツにもドレスパンツにも相性良くコーディネートができる。

クセのあるコーディネートもブーツなら◎!

「パラブーツ」のブーツをつかったおすすめコーディネート
コート¥160,000(三喜商事〈オールド イングランド〉) ニット¥37,000(スローウエアジャパン〈ザノーネ〉) パンツ¥35,000(トゥモローランド〈ベルナール ザンス〉) スカーフ¥9,000(インターブリッジ〈アーディ&シー 1956 ミラノ〉)靴¥68,000(パラブーツ青山店)

鮮やかなブルーが目を奪うダッフルコートにトラッド感のあるブラックウォッチ柄のパンツでややクセのあるコーディネートでも、足元をシックな黒スエードでトーンを抑えたことで、決して子どもっぽくなることはない。ロング丈のコートやワイドパンツでボリューム感のあるシルエットでも、ブーツで合わせれば全体のバランスがとりやすい。

■:ドレス|「ジョンロブ」のドレス靴もスエードで柔和な印象に早変わり

「ジョンロブ」のドレス靴
靴¥175,000(ジョンロブジャパン)

紳士靴の基本といえば黒の表革であるが、今季はこんなスエードタイプに変えてみるのもあり。ジョンロブの「TRENT」は、内羽根のセミブローグでエレガントな見た目だが、素材に上質な黒のカーフスエードを纏うことで柔らかい印象がプラス。どこか肩の力が抜けたようなリラックス感がエレガントな一足だ。

ミディアムグレーのスーツなら?

「ジョンロブ」のドレス靴を使ったスーツコーディネート
スーツ¥151,000〈ラルディーニ〉・シャツ¥27,000〈マリア サンタンジェロ〉・タイ¥32,000〈アット ヴァンヌッチ〉・チーフ¥6,000〈バーニーズ ニューヨーク〉/以上バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 靴¥175,000(ジョンロブジャパン)

ドレスシーンには、むやみなチャレンジは不必要。黒靴のトーンに合わせたミディアムグレーのスーツならば、素材がスエードに変わるだけでこなれた雰囲気へと変わる。Vゾーンも多色使いは無用。黒や茶などでシックに抑えることで、微妙なさじ加減のグラデーションや起毛感を楽しみたい。

以上、黒スエード靴とタイプ別コーディネート例を紹介した。素材が変われば見た目の変化はもちろん変わるわけだが、黒のレーザー靴と同じように気軽に履いてみるのがいいだろう。

※価格は全て税抜きです。

問い合わせ先

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
島本一男
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊