陸地を離れ、海風を感じながら優雅に過ごす船の旅。クルーズコンシェルジュ、保木久美子さんが語るクルーズの魅力と、編集部がセレクトした東京湾でも気軽に楽しめるクルーズをご紹介!

あなたに合ったクルーズで、素敵な自分磨きを楽しんで

大学卒業後に渡米し、アメリカには長く住んでいましたが、初めてクルーズを経験したのは子育てがひと段落したころでした。子供達が巣立ち、「これから自分の時間をどう過ごしていけば良いのか?」という不安のなかでクルーズに出かけたとき、船尾から眺める航跡に大きな力をもらったのです。2012年に帰国した際、クルーズが日本に浸透していないことに気づきました。本来、クルーズは自分のライフスタイルに合った船に乗るべきですが、日本では情報も少なく、クルーズ全てが豪華客船というひとつのくくりとなっているような気がします。メディアに取り上げられる機会の多い大型カジュアル船から、食事の質やお部屋の設えなどきめ細かいサービスを提供している小型ラグジュアリー船まで、旅行代理店や知識のある方の意見を参考にして船を選んでいただくことをおすすめします。

(撮影/保木久美子)

豪華なイメージがあるクルーズですが、船内でのアクティビティや寄港地での観光を楽しむだけでなく、近年は寄港地の発展途上国でボランティアをするなど、旅の目的にもさまざまな選択肢があります。日常ではなかなかできない経験が、きっと人生を豊かにしてくれるはず。

居心地のいいクルーズの経験は一生の宝物になると思うので、自分自身をよく知り、自分のライフスタイルに合わせた船選びをすることが大切です。

クルーズで最も大切なことは、ライフスタイルや自分に合った船を見つけること。東京近郊から世界各地まで、さまざまな地域でのクルーズを選ぶことができますが、女性同士やお子様連れ、新婚旅行など、目的や予算、日程、寄港地など自分に合った船を見つけてみてください。お子様がいる方は託児サービスがある船や、若い方ならプールや船内のアクティビティが充実している船を。また、ゴルフや「食とワイン」などテーマがある船など、あなたのライフスタイルに合った船がきっとあります。自分磨きの旅、満足度が高いクルーズを、ぜひ楽しんでください。

よく質問されるドレスコードについてですが、堅苦しいものは今ではそれほど多くなく、カジュアルな装いで乗船できるものがほとんどです。 ラグジュアリーな面だけが取りざたされるクルーズですが、そんなことはないから大丈夫(笑)。いろいろな船に乗船しながら、TPOも学ぶことができると思います。

クルーズでは、あえて船上で過ごす…といった、何もしない贅沢な時間も味わってみてください。朝起きて、船尾で航跡を見つめながら日常を忘れ、人生を振り返る時間をつくることができるのは本当に心豊かなことです。また、仕事から離れて、スマートフォンやPCの電波から切り離されることで、気づくことができることもきっとあるはず。

私はクルーズとは、経験値を増やすひとつのツールのようなものだと考えています。どの船にもさまざまな業種の方が乗船していて、特にラグジュアリー船には世界のエグゼクティブクラスの方が多く乗船しています。通常の旅先の陸のホテルでは難しいかもしれませんが、船旅の場合は、生活リズムが似ている方とは船内でよく顔を合わせるので、会話を交わすようになることも。素敵な女性の装いや、さりげないレディファーストの立ち振る舞いなど、自分磨きにもつながる出会いがあるのです。年齢を重ねたからこそわかることがあると思うので、多様な経験をしてきたキャリア世代にこそ、ぜひクルーズを楽しんでいただきたいですね。

東京湾おすすめクルーズプラン3選

【Cruise01】ホテル専用船で、横浜の夜景を海上から眺める贅沢
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル「ル・グラン・ブルー」

ル・グラン・ブルー

「ル・グラン・ブルー」の詳細記事はこちら

【Cruise02】クルーズと高級シャンパンを存分に味わえます
エドベンチャークルーズ「モエ アイス アンペリアル クルーズ」

モエ アイス アンペリアル クルーズ

「モエ アイス アンペリアル クルーズ」の詳細記事はこちら

【Cruise03】寿司とクルーズのマリアージュで楽しむ極上時間
リュクスクルーズ「久兵衛・寿司クルーズ」

久兵衛・寿司クルーズ

「久兵衛・寿司クルーズ」の詳細記事はこちら

この記事の執筆者
東京都生まれ。慶應義塾大学卒。1982年に渡米し、2児の母としてカリフォルニアで暮らす。2003年に初めてクルーズを経験し、2005年よりビバリーヒルズの旅行代理店でクルーズコンサルタントのキャリアをスタート。2012年より仕事の拠点を東京に移し、東京FMのラジオ番組にクルーズコンシェルジュとしてレギュラー出演。クルーズをコンセプトにしたファッションブランド「STELLA★K」クリエイティブディレクター。「クルーズフェスタ」実行委員長。 好きなもの:クルーズ、海、カリフォルニア、犬、エルメス、カシミア、黒、グレー、シャンペン、芋焼酎、花、アロマキャンドル、映画「恋愛適齢期」
公式サイト:保木久美子オフィシャルブログ「LIFESTYLE 」
Instagram へのリンク
クレジット :
構成/難波寛彦