女優の天海祐希さんが「女帝」と呼ばれる脳外科医を演じていることで話題の、土曜夜10時のドラマ『トップナイフ―天才脳外科医の条件―』(日本テレビ系で放送中)。

ほんのわずかな手元の狂いすら許されない脳を扱う脳外科医は、まさに「手術の天才」。今作は、そんな最高の医師(=トップナイフ)たちが感じるプレッシャー、そして神の領域に迫るために彼らが抱える苦悩など、医師のすべてを描くリアル・ドクターストーリーとなっています。

天海さん演じる脳外科医・深山瑤子は「女帝」「氷の女」と呼ばれている、患者の命を第一に考える医師。しかしその裏では、「家族を捨てた」という罪悪感を抱えています。

手術の「天才」である黒岩健吾(椎名桔平さん)は、女癖が悪く、過去に関係のあった女性から「あなたの子」と押しつけられた男の子が。

また天才に勝てない嫉妬に襲われる「秀才」の西郡琢磨(永山絢斗さん)は、手術中に手の震えが止まらなくなる症状を抱えているなど、他の脳外科医たちもなんらかの秘密を抱えている様子。

そして自信のみで実力が伴わない「ド新人」の研修医・小机幸子(広瀬アリスさん)は、脳外御用達のBARのオーナー・来島(古川雄大さん)に恋心を抱いているようです。

緊迫した場面が多い医療ドラマである一方、彼らを巡る群像劇としても楽しめる仕掛けとなっています。

今まで放送された全ての回において、視聴率12%超えと、その注目度も伺えます。それもそのはず、今作の脚本を担当するのは『コード・ブルー』『医龍-Team Medical Dragon-』(ともにフジテレビ系)など、話題の医療ドラマを世に送り出してきた林宏司さん。

さらに、天海さん主演で人気を博した『女王の教室』(日本テレビ系)など数々の問題作を生み出す鬼才・大塚恭司さんが演出を務めているんです。

最初から最後まで見どころだらけの『トップナイフ』。まずは前回のあらすじをおさらいしてみてはいかがでしょうか。

脳の不思議に驚かされる第3話のあらすじをおさらい

※ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。

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深山瑤子(天海祐希さん)と黒岩(椎名桔平さん) ©日本テレビ

外傷性くも膜下出血になった後、生粋の東京人にも関わらず、関西弁しか話せなくなったという患者・赤坂 (金井勇太さん)。黒岩は、脳の損傷により外国語のなまりが出てしまうことがある「外国語アクセント症候群」と診断します。

西郡の連日のオペ勤務と、先日のオペ中の手の震えについて問いただしていた深山の元には、警察が現れます。なんと患者の神戸(池田成志さん)は、深山の手術により「自分が殺された」と思い通報したよう。

彼の症状から、右脳の損傷により、最終的に何を見ても何を食べても何も感じなくなっており、自身が死んでいると感じてしまう「コタール症候群」であると深山は判断します。さらに黒岩によると、昔の神戸はとても派手で陽気な人だったというのです。

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深山瑤子(天海祐希さん)に不満を訴える患者の神戸(池田成志さん) ©日本テレビ

両患者とも入院し、観察することになります。神戸は、「もう死んでいるのに、なぜ今更入院なのか?」と納得がいかない様子。しかも検査に向かう途中で、「もう死んでいるのだから」と2階から1階に飛び降りてしまい、別室で監視をすることになります。

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間一髪で患者の命を救う深山(天海祐希さん)と西郡(永山絢斗さん) ©日本テレビ

一方、関西弁が苦手な彼女を相手に、関西弁をごまかしながら彼女にプロポーズをしていた赤坂が、病室で倒れてしまいます。急遽手術を執刀する深山と西郡でしたが、容態はよくなりません。

しかし幸子の「プロポーズ中に喉を触っていた」「喉が腫れていた気がする」というひと言で「甲状腺クリーゼ」であると判明。適切な処置により、一命をとりとめます。甲状腺クリーゼは脳疾患と混同しやすく、赤坂の場合、プロポーズの緊張がきっかけになった可能性があるとわかります。

そんな中、神戸が病室から抜け出してしまいます。神戸を必死で探す黒岩でしたが、やっと見つけた神戸は、黒岩が病院に連れて行きていた子供とお笑い動画を見て笑っていたのです。くだらない動画で笑ってしまったことで、自分が生きていると実感した神戸は「もう少し生きてみるか」と前向きな気持ちになるのでした。

手術が成功した赤坂は、彼女に逆プロポーズを受けます。そして、神戸の元にも長年会っていなかった娘がお見舞いにきてくれるという展開になりました。

生きることについて考えさせられる視聴者も!

今回、自身が死んでいると思い込んでいた神戸が、お笑いにより生きていることを実感したシーンをみた視聴者からは「やっぱり笑うことって大事」「笑うことで力が抜けることってある」などの意見が寄せられ、神戸が立ち直ったことに感動を覚えた方も多いよう。

ちなみに神戸が見ていた動画は、本ドラマに救命医役として出演中のアキラ100%さんのネタだったことから、「お手柄!」「唐突すぎて笑ってしまった!」とSNSも大いに沸いていました。

かっこいい天海さんに憧れる声が続々!

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視聴者も憧れる、天海祐希さん演じる深山瑤子 ©日本テレビ

今作は、本格医療ドラマながらクスッと笑えるシーンも多数盛り込まれており、そこも見どころのひとつとなっています。

第3話では、幸子は「(酔った自分を運んだ人は)たくましい腕だったなぁ」と話し、もしかして気になるバーのマスターだったのかも、と妄想を巡らせニヤニヤしていましたが、天海さん演じる深山によって運ばれたとわかるシーンが。

思わず笑ってしまう視聴者もいる中、「広瀬アリスさんをお姫様抱っこする天海さんを見てみたい!」「私も運ばれたい」「羨ましい」と、凛としたかっこよさを見せる天海さんに憧れを抱く方も多かったようです。なんだかんだ面倒見のいい深山を「理想の上司」と感じている声も見られました。

さて、第4話では永山絢斗さん演じる西郡の抱える秘密も明らかになる予感! そんな気になる4話のあらすじを日本テレビさんご協力のもと、先取りしてお届けします!

記憶喪失の患者と西郡の秘密とは?第4話のあらすじ

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記憶のない女性患者(中尾ミエさん)の治療にあたる深山(天海祐希さん)と西郡(永山絢斗さん) ©日本テレビ

救急搬送された記憶のない女性患者(中尾ミエさん)の身元が特定できずに、頭を抱える深山(天海祐希さん)たち。名前もわからず家族に連絡もできない状況の中、複雑な表情を浮かべている西郡(永山絢斗さん)でしたが、女性患者と自分の関係を告白し始めます。 

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千春 (三浦透子さん)から話を聞く深山瑤子(天海祐希さん) ©日本テレビ

患者の娘・千春 (三浦透子さん)によると、患者・喜和子は、女性心臓外科医の第一人者だったといいます。しかし、2年前に脳腫瘍を発症。彼女の手術を誰もやりたがらない中、執刀したのが西郡だったのです。

難手術の術後、記憶をなくして徘徊を繰り返すようになってしまい、「手術ミスのせいで喜和子の人生が台無しになった」と千春は西郡を責めます。さらに、喜和子の意外な正体も明らかに。

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幼馴染の付き添いで病院に来た山口清(本田博太郎さん)と話をする深山瑤子(天海祐希さん) ©日本テレビ

そんな中、幼なじみの内田正(綾田俊樹さん)の付き添いのため、病院を訪れた60代の男性・山口清(本田博太郎さん)。

患者である内田の記憶は3分しかもたず、自分が33歳だと思い込んでいるようです。内田を親身に世話する清は、なぜかバッグの中に、包丁を隠し持っていて……。

脳外科の部長・今出川(三浦友和さん)は、清が心に抱えている暗い感情に気づきます。

黒岩(椎名桔平さん)は西郡が切除しきれなかった腫瘍が喜和子の“逆向性健忘”を引き起こしている可能性を指摘し、さらには西郡の脳外科医としての腕を酷評します。

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バーで話をする深山(天海祐希さん)と黒岩 ©日本テレビ

西郡と喜和子との関係を自分と娘の関係に重ねる深山。夜、カサブランカで顔を合わせた黒岩に「(西郡に対し)言い過ぎだ」とたしなめますが、「甘い」と言葉を返されます。

一方、バーのマスター・来島(古川雄大さん)への思いを持て余す幸子(広瀬アリスさん)は、自身をコントロールできなくなっていました。そんな幸子に、来島が急接近!

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深山瑤子(天海祐希さん) ©日本テレビ

 記憶をなくした患者とその周りの人間関係が渦巻く中、深山は脳に刻まれた患者の“真の想い”を読み解いていきます。


第4話では、記憶に問題を抱える患者がふたり登場するようです。彼らの記憶は戻るのか、気になりますよね。物語の詳細は、ぜひ本放送でチェックしてみてください。

放送は、2月1日(土)夜10時からですよ。

番組詳細