新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、2020年3月18日のオープン初日や、3月28日のイベントは中止になりました(2020年3月2日現在)。
日本橋三越本店本館6階に、約200平方メートルの大きな「三越コンテンポラリーギャラリー」がオープン
「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY(三越コンテンポラリーギャラリー)」が、日本橋三越本店本館6階に新設され、2020年3月18日(水)にオープンします。
日本橋三越本店の美術品フロアとしては、1990年以来の30年ぶりとなる今回の大規模改装。約200平方メートルのギャラリーには、現代アートの専任担当もそろい、馴染みの三越でのショッピングの合間に、本物のアートに触れることができそうです!
「世界最高のおもてなし百貨店」の象徴となる6階は、文化の発信基地!
「世界最高のおもてなし百貨店」を目指し、2年間かけて行ってきたという日本橋三越本店本館のリニューアルですが、3月18日(水)の「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY」のオープンによって、晴れてその全てが完成する予定なのだとか。
その象徴となるのが、本館6階。すでにオープンしているウォッチギャラリー、ジュエリーギャラリー、そして同じ6階の歴史ある三越劇場に加えて、今回の現代アートにまで幅を広げたギャラリーのオープンで、三越が目指す「世界最高のおもてなし百貨店」が実現。文化の発信基地として、アートシーンを活性化してくれそうなフロアに期待が高まります。
アパレル商品も。新しい三越美術を表現「日比野克彦展 Xデパートメント 2020」
三越の美術は、110年以上の歴史があり、日本画や近代絵画、工芸だけでなく、アンディ・ウォーホールやイサム・ノグチなど、その時代の最先端のアートも紹介してきたそうです。
その三越の既存ギャラリーが扱っている「伝統」を残しながらも、今の時代に即した「最新」を紹介する現代アート専門のギャラリーとなるのが「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY」です。
オープン記念として開催されるのは、「日比野克彦展 Xデパートメント 2020」。1991年に日比野さんが関口敦仁さん、タナカノリユキさんとともに、伊勢丹美術館で開催した「Xデパートメント 脱領域の現代美術」を参照にしながら、約30年の年月を経て改めて「脱領域」について考えるものなのだそう。
会期中には、貴重な映像作品の上映会、シンポジウム、「日比野氏と巡る日本橋三越本店ツアー」のイベントも行われます。
ギャラリー空間だけでなく、ショーウィンドウでの展示や、アパレルとのコラボ商品など、百貨店の様々な場所で日比野さんの作品と出合うことができるという、こちらの展覧会。「時代とともに変化し続ける百貨店の意義、そして三越美術の新しい姿を、日比野さんの作品を通して表現したい」と考えているのだとか。
今回の大規模改装では、現代アート専門のギャラリーだけでなく、茶道具サロン「千家十職」を中心とした作家のコーナーと、「アートフレーム&アートソリューションズ」のコーナーも新設される予定です。
呉服店からスタートした三越の歴史。着物とアートは密接な関係があり、芸術へのリスペクトが元々あったという背景からも「日本一、アートが揃う場所」として、今後の発展も要注目です。
<オープン記念展覧会「日比野克彦展 Xデパートメント2020」>
- 日比野克彦展 Xデパートメント2020
- 会期/2020年3月18日(水)〜30日(月)※最終日は17:00閉場
- <関連イベント>
- ■ 3月18日 15:00〜15:30(三越劇場)上映会「Xデパートメント 1991」にて制作した映像作品
■ 3月18日 15:30〜16:30(三越劇場)シンポジウム:日比野克彦×椹木野衣×タナカノリユキ×松浦弘明
■ 3月28日 13:30〜(約1時間)「日比野氏と巡る日本橋三越本店ツアー」※ツアーは予約制。定員30名。
※掲載された商品はすべて税抜きです。
問い合わせ先
- 日本橋三越本店
- 営業時間/10:00~19:00(本館・新館ともに1階・地下階は19:30まで)
- TEL:03-3241-3311(大代表)
- 住所/東京都中央区日本橋室町1‐4‐1
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 神田朝子