ピュアなライン、包み込むようなボリュームのシルエットで、基調となるカラーは、クレイ(チャコールグレー)、エベンヌ(濃茶)、黒。
素材は、センシュアルな極薄レザー、機能的なハイテク素材。ディテールに遊び心を取り入れているのも見逃せない。
今回はデジタル・アーティストのミゲル・シュヴァリエとのコラボにより、彼がデザインしたモチーフが各所に使われ、現代的なグラフィックの魅力がプラスされている。
レザーのコートはフードが取り外せるタイプ。素材は極薄のカーフ使いで、しかもレザーでありながら防水性が高いという驚きの機能性を持ち、シャツには、ミゲル・シュヴァリエがデザインしたパターンを使用。ワークパンツのようなパンツは、丈が短くて、裾を窄ませている。靴は厚底のサイドゴアブーツだ。
2020-21年秋冬、エルメス メンズ・コレクション
現代のダンディに贈る、軽快で構築的なウエア
「エルメス」らしいエレガンスと、現代的な機能性を合わせ持つウエアを披露したこのコレクション。「エルメス」といえば“旅”だが、まさにこのエレガンスと機能性こそ、軽快に世界を旅する伊達男たちが求めるもの。彼らの琴線に触れる1着が必ず見つかるに違いない。
- TEXT :
- 安田薫子 ライター&エディター
公式サイト:Tokyo Now