『フォレスティエール』を着たコルビュジエの従兄弟であり、パートナーとしても活躍した建築家がピエール・ジャンヌレ。彼はコルビュジエとともにインド・チャンディーガルの都市計画に携わったときに、さまざまな家具をデザイン。

どんな空間も洗練させる東西の美の結晶

ピエール・ジャンヌレのオフィスチェア

●モデル名:「オフィスチェア」 ●生産国:インド ●生産年:1950年代半ば~1960年代 ●価格相場:50万円~(2019年現在) ●入手方法:ヴィンテージ家具店にて ●備考:チャンディーガルのコルビュジエセンターで使われていたことを示すレターの入った、貴重な個体。〝ピエール・ジャンヌレ〟を数多く扱ってきたヴィンテージ家具店「オブジェ デ アート」では基本的にレターの有無を価格に反映させることはないというが、近年では付加価値としてより高価に販売するショップも。コピー品もあるので、注意して選びたい。(「オブジェ デ アート」所蔵の私物)
●モデル名:「オフィスチェア」 ●生産国:インド ●生産年:1950年代半ば~1960年代 ●価格相場:50万円~(2019年現在) ●入手方法:ヴィンテージ家具店にて ●備考:チャンディーガルのコルビュジエセンターで使われていたことを示すレターの入った、貴重な個体。ピエール・ジャンヌレを数多く扱ってきたヴィンテージ家具店「オブジェデアート」では基本的にレターの有無を価格に反映させることはないというが、近年では付加価値としてより高価に販売するショップも。コピー品もあるので、注意して選びたい。(「オブジェ デ アート」所蔵の私物)

それらは現地では長年顧みられることなく打ち棄てられていたものだが、パリのギャラリストたちによって再評価。なかでも西洋のミッドセンチュリーモダンとインドにおける用の美が融合した、どんな空間にも不思議と調和するその椅子は、今やヴィンテージとして憧れの存在だ。写真のように出所を示すレターが入っているものは、さらに希少価値の高い個体として人気が沸騰。今後入手がますます困難になることが予想されている。 

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2020年冬号より
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