スタイルの仕上げとして、あるいはスタイルを司るアイテムとして、ダンディな着こなしに欠かせないのが、ソフトハットである。その名前のとおり、手に入れたときからフェルト主体のやわらな素材が持ち味だが、被るほどにしなやかさやツヤが増していくことなど、オーナーだけが楽しめる風合いの変化も醍醐味だ。やれた感じのブリム(ツバ)の形状や汚れもまた、ソフトハットだから表現できる男らしいスタイルであり、ヴィンテージの証である。

破れるまでかぶる。被るほどに味わいを増すフェルトの質感

コーディネートの主役を飾る「ボルサリーノ」

●国:イタリア ●誕生年:1967年 ●サイズ展開:56~62㎝ ●素材:右/鹿毛&ラビット 左/ビーバー ●価格:右¥120,000・左¥110,000(ボルサリーノ ジャパン) ●備考:基本素材のラビットファーのフェルトの質感に比べ、鹿毛は毛足が長くしなやか、ビーバーはコシのある感触で、少し堅牢な雰囲気が特徴である。
●国:イタリア ●誕生年:1967年 ●サイズ展開:56~62㎝ ●素材:右/鹿毛&ラビット 左/ビーバー ●価格:右¥120,000・左¥110,000(ボルサリーノジャパン)※税抜、参考価格

基本素材のラビットファーのフェルトの質感に比べ、鹿毛は毛足が長くしなやか、ビーバーはコシのある感触で、少し堅牢な雰囲気が特徴である。 

※2020年冬号掲載時の情報です。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2020年冬号より
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武内雅英(code)