「近め」&「遠め」で映える、最旬カジュアルテクニック5選
カジュアルスタイルを素敵に見せる秘訣は、上質でシンプルな美しさをベースにしながらも、脱地味! ドラマティックに! そのためにも寒いシーズンには、周りから見るおしゃれの目線「寄りの目線」と「引きの目線」を取り入れてみましょう。
「寄りの目線」で目指すのは、例えばカフェでくつろいでいるとき、目の前の人に上半身だけで素敵に映る「近め美人」。「引きの目線」では、街を歩いているときなどに洗練ムードが漂う「遠め美人」。
この両方をおさえてこそ、「カジュアルで映える」のです。
そこで、このふたつの目線を意識した着こなしテクニックを5つ、カジュアル上手なスタイリスト・大西真理子さんから教わります。
■1:近め│大ぶりの揺れるピアスならそれだけで「華やいだムード」に!
「おしゃれを『寄りの目線』で考えたとき、ふと目を引くのが手元や耳元」と、大西さん。
その部分にジュエリーを重ねていくのが王道ですが、「ひとつで大きな効果があるのは、大ぶりのピアスです。動くたびに揺れるタイプなら、ぐっと華やぎます」(大西さん)。
シンプルな装いに大ぶりピアスを合わせても、その効果は明らか。カジュアルが淡白で地味になりそうな気配の日、このピアス効果を思い出して。
■2:近め│手元に重ねるゴールド&シルバーの輝きは万能!
「カフェなどでふと目を引くのは、イタリアのマダムのような、カジュアルな装いの手元に地金のジュエリーをたっぷりと重ねた人」と、大西さん。
実はこのスタイル、大西さんご自身の定番でも。
「イエローとホワイトの輝きをミックスにすると、こってりしすぎず、軽快なリズム感が生まれます。この重ね技だと、どんな色の小物にも似合うんです。忙しい日も手間いらずで、おしゃれに。手元のマイ定番をつくるのにおすすめです」(大西さん)
■3:遠め│ボディバッグはシックカジュアルを「今」にシフトする特攻薬
「今、スポーティな格好よさに惹かれる」という大西さん。
「『引きの視線』を意識しながらカジュアルをアップデートしたいとき、スポーティな要素を取り入れるのもいいですね」(大西さん)
例えば、「グレーや黒などワントーンの着こなしにこんなボディバッグを合わせたら、シックカジュアルが今の気分に」(大西さん)。
上品な着こなしの軽快なアクセントになり、遠めにも印象的に。
■4:遠め│きれい色は分量感のあるコートで投入するのがおしゃれ上級者
「引きの目線」でおしゃれを考えたとき効果的なのが、淡色コーディネート。そこから一歩進んでこの冬取り入れてみたいのが、きれい色です。
「思いきって色の分量が多いコートで取り入れてみて」と、大西さん。改めて大西さんに鮮やか色の効果を教えてくれたのが、このヘルノのブルーのファーコート。
「このきれいな色に惹かれて…。着映え力は抜群です!」(大西さん)
鮮やかな色のコートなら、遠め美人度アップも間違いなし。
■5:ニューヨークスナップで検証!遠めに着映える大人流色使いの法則
街中で素敵な人をキャッチするのに長けた大西さん。「街にはおしゃれのヒントが詰まっています!」。直近のニューヨークスナップにも、お手本にしたい装いが。
「『この人素敵!』と、ふと目がいくのが淡色コーディネート。カラーボトムや白小物の取り入れ方も、参考になります」(大西さん)
実はもうひとつ注目したいのが、「素敵な人は姿勢がよくて颯爽と歩いている」ということ。たたずまいの美しさも「遠め美人」には欠かせないのです。
以上、「近め」&「遠め」で映える、最旬のカジュアルテクニックを5つご紹介しました。
※掲載した商品は、すべてスタイリスト私物です。
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- PHOTO :
- 佐藤 彩
- STYLIST :
- 大西真理子
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、古里典子(Precious)