3月のレディース春ファッションコーデを、雑誌『Precious』よりまとめました。春の訪れを感じながらも、暖かい日やまだ少し肌寒い日もあり、アイテム選びも迷いがちなこの季節。最新のアウターや、スカート、ワンピースをまとった大人の春ファッションを参考に、季節の変わり目も、おしゃれに乗り切りましょう。
【目次】
- 【2020年3月】レディース最新春ファッションコーデ
- 【2020年3月】春のアウターファッションコーデ
- 【2020年3月】春のスカートファッションコーデ
- 【2020年3月】春のワンピースファッションコーデ
【2020年3月】レディース最新春ファッションコーデ
【1】白チュニックドレス×ブラウンパンツ
サファリ調の白いチュニックドレスは、たっぷりとした身ごろから生まれるドレープが美しい最旬のシルエット。襟元を飾るエミリオ・プッチの『ボーディ ミックス』プリントも、薄いキルティング状の質感でこなれた味わいが。清潔感のある白に、さりげなくリッチなインパクトを添えて。
【2】白ブラウス×ブルースティックパンツ
白ブラウスとスティックパンツというシンプルな仕事スタイルも、ロイヤルブルーのパンツを選べば、こんなにも洗練されて。襟元にモノトーンのスカーフを巻いて、ウエストの黒バンドをリフレインすると、コントラストの高い着こなしも美しく調和されます。
【3】柄ブラウス×ブルーパンツ
華やかなプリントスカーフの揺らめくドレープが美しいブラウスに、真っ青なパンツを合わせたエキゾチックなスタイリング。エミリオ・プッチのこのプリント『マヌ』は、ポール・ゴーギャンが愛したポリネシアの島に伝わる、美しい生地にインスパイアされたもの。大判スカーフをまとうように トップスを春風に揺らめかせ、エキゾチックでありながら圧倒的にモダンなオーラを放って。
【4】白ブラウス×白ワイドパンツ
爽やかな春の陽気に合わせて、トライしたいホワイトワントーンの着こなし。袖コンシャスなブラウスに、ゆったりとしたワイドパンツを合わせたスタイリングには、温もりを感じさせるナチュラル素材のバッグや、ブラウンの小物をアクセントにするのがおすすめです。
【5】白シャツ×ベージュパンツ
ラッキーカラーのブルーのスカーフを頭に巻いて、青山界隈でショッピングする日のスタイリング。休日ならではのパンツスタイルも、端正な白シャツを合わせるのが、大人っぽく洗練されて見える秘訣。足元は、ブラウンのジョッパーブーツで品よくまとめると、都会的な印象に。
【6】オレンジスキッパーブラウス×ネイビーパンツ
リラックスできる休日は、いつもと違う気分のおしゃれを楽しみたいから、鮮やかなオレンジのスキッパーブラウスとパンツで活動的に。ブラウスの鮮やかな色味をリフレインする、グリーンのストールもポイント。足元はヌーディなパンプスで大人っぽく仕上げて。
【7】ミントグリーンボウブラウス×ネイビーワイドパンツ
立ち姿の美しさが問われる、広い会場での立食パーティでは、遠目でも映えることを計算して、色鮮やかなミントグリーンのボウブラウスを選択。ワイドなマリンパンツの足元はパンプスではなく、ローファーにすることで、トラッドテイストの小粋なドレスアップに。
【8】ブラウン幾何学柄ブラウス×カーキパンツ
茶系の幾何学柄ブラウスと足首見せパンツに、辛口なヒールパンプスを合わせた、女っぷりの高いスタイリング。サマーウールストレッチ素材のパンツは、前身センターラインのエッジの際にていねいに縫製を施すことで、体に沿いすぎることなく、脚をまっすぐに見せてくれる名品。パンプスのゴールド色のバックルで、ソリッドな煌きを添えて。
【9】ピンクツインニット×ライトベージュテーパードパンツ
鮮やかなピンクのツインニットと、ハイトーンのベージュパンツを合わせ、颯爽とオフィスへ。今季注目のハイトーンベージュの9分丈テーパードパンツは、美脚パンツを原点とするペセリコのもの。適度なストレッチ性や後ろウエストを部分的にリブバンドにしたデザインなど、美しいレッグラインとともに着やすさも追求。春らしいピンクニットはパステル調の色味を選ぶと、ハイトーンベージュになじんで、着こなしに統一感が生まれます。
【10】ベージュニット×グレーパンツ
ベージュニット×グレーパンツの上品なワントーン配色に、バッグの艶と構築的なフォルムが立体感をつくり、着こなしにクールなかっこよさが生まれて。イエロートーンで表現された、ホワイトゴールド製ジュエリーで輝きを添えて。
【11】ベージュロングシアーシャツ×ベージュTシャツ×ベージュパンツ
ロング丈のシアーシャツを使った、シックなカジュアルコーディネートの進化系。ベージュのワントーンも、ロング丈のシャツを主役に、ほっそりと縦に流れる、旬のシルエットづくりを。透け感が美しいエアリーなシャツは、未加工のシルクを用いたナチュラルな風合いが魅力です。
【12】ブラウンローゲージカーディガン×白シャツ×白タイトスカート
手編みの温もりを感じさせるブラウンのローゲージカーディガンに、きりっと白シャツ&オフ白のタイトスカートを合わせた、人前で話すときを想定したスタイリング。
【13】レンガ色ジオメトリック柄ブラウス×黒ワイドパンツ
インパクトのあるブラウスでおしゃれの鮮度を上げ、余裕を見せるパンツスタイル。グラフィカルなジオメトリック柄のレンガ色ブラウスに、ゴールドボタンのついたマリンテイストのワイドパンツを合わせて。
【2020年3月】春のアウターファッションコーデ
【1】ブルーダブルジャケット×白Tシャツ×ネイビーパンツ
ドライブ先で打ち合わせがることを想定したスタイリングは、シワになりにくく、軽い着心地のジャケット+パンツで。ハッとさせるほど美しいブルーのダブルジャケットは、白インナーとネイビーパンツを合わせた大人のマリンスタイルで、爽やかに着映えて。
【2】ブラウントレンチコート×ベージュボウブラウス×柄スカート
ハリのあるシャンタン生地を使ったボウブラウスに、ブリックカラーのトレンチコートと、シルクオーガンジーのプリントスカートを合わせたコーディネート。色味が異なるベージュトーンでそろえた品のよい装いに、ふんわりボウのブラウスを合わせたら、お祝いのシーンにふさわしい華やぎ感も加わって。
【3】グレーフーデットコート×白パーカー×白Tシャツ×ベージュチノパンツ
防水、防風、汗の発散にすぐれたヘルノのハイテク素材を使ったフーデットコートに、チノパンやパーカを合わせ、全身を淡いベージュ系でまとめた、育ちのよさが伝わる休日カジュアルスタイル。リュックを背負って、公園へお出かけ!
【4】ブラウンニットカーディガン×ベージュTシャツ×ベージュパンツ
濃淡ブラウンが編み込まれたローゲージのニットカーディガンに、白Tシャツを重ね着したように見えるトロンプルイユのベージュTシャツを合わせ、とろみ感のあるカーゴパンツを合わせた、お買い物スタイル。ボルサリーノのハットと軸に、ベージュ~茶系の小物でまとめて。
【5】グレーフーデッドコート×柄ブラウス×黒レザースカート
優美なシルクオーガンジーのブラウスに、機能性豊かなフーデッドコート、薄手のレザースカートを合わせ、軽やかなフットワークを発揮する日のスタイリング。
【6】ブラウンロングトレンチコート×レンガ色ジオメトリック柄ブラウス×白ハイウエストタイトスカート
「春を感じたら着よう!」と心に決めていたロングトレンチに、初めて腕を通して颯爽とオフィスへ。コートと絶妙に色を合わせたジオメトリック柄のレンガ色ブラウスを、白のハイウエストのタイトスカートにイン。
【7】グレンチェックロングジャケット×白タートルネックニット×ネイビーパンツ
グレンチェックのロングジャケットに、オフ白のタートルネックニットを合わせ、バッグにだけ色を添えた着こなし。マリンパンツ×白スニーカーというシンプルなカジュアルに、マニッシュなコートで知的な味付けを。
【8】ベージュコート×ブラウンブラウス×白パンツ
肌が冴えるオレンジブラウンのストールを首元に。ベルトでウエストマークしたパンツとスニーカーは白で統一し、配色ストラップのバッグで統一感を演出すれば、上品さもスタイルアップも実現。顔周りはくっきり、ボトムはすっきり…メリハリのある配し方が好印象の決め手です。
【9】ベージュジャケット×ピンクニット×ピンクパンツ
ドライなベージュ×切れのいい白で仕上げたスタイリッシュな着こなしに、大人の女性らしいエレガンスの奥行きを感じさせるのがピンクという「効かせ色」です。とはいえ、甘さが際立っては気恥ずかしいから…。1色を効かせるのではなく、ピンクのトーンを微妙にずらしながら、やわらかなニュアンスを取り入れるのが、こなれ感のポイントです。
ベージュになじむスモーキーなピンクをていねいに重ねて、媚のない色香のある着こなしを表現して。キャメルベージュをスモーキーピンクの濃淡で、表情豊かに。ニットは明るい肌映え、パンツは引き締め効果を意識し、中間トーンのストールでなじませて。
【10】ライトベージュジャケット×アーガイルニット×白パンツ
モカベージュ×白×ペールブルーのアーガイルニットは、ベーシックを知り尽くした大人の遊び心を感じさせる選択。グラフィカルな色彩美が、ライトベージュのジャケット+白のパンツの端正スタイルを、表情豊かに輝かせて。
【11】ベージュコート×白ブラウス×ベージュスエードスカート
サンドベージュのコートとヌガーベージュのスエードスカート、白のブラウスで仕上げたナチュラルで女らしい着こなし。その清潔感を生かしつつ印象を引き締めるのが、バッグと靴で少量効かせた黒。「ベージュが主役」のカラーバランスが、新鮮さの決め手です。
【12】ベージュジレ×白ニット×ベージュパンツ
オフベージュのジレとシナモンベージュのパンツ、オフホワイトのニットで仕上げた淡色グラデーションの着こなし。そこにヌードピンクのバッグでほんのり春らしさを添えつつ、ジュエリーの輝きで引き締める…。あえて強い色を投入しないのが、季節感を繊細に楽しむ大人の流儀です。
【13】ベージュロングコート×白ニット×グリーンパンツ
グリーンのパンツで、洗練された身のこなしが遠目にも映える女性に。ゆったりとした一枚仕立てのキャメルベージュのロングコートを、クリーンな白のコンパクトニットで春らしくブライトアップ! はっと目を引くグリーンの足首見せパンツの腰位置を、さりげなく高く見せつつ、軽快なバランスを演出する効果も必見。歩くたびに躍動するコートからきれい色のパンツが見え隠れして、いきいきとしたバランス美人を印象づけて。
【14】ベージュノーカラートレンチコート×白シャツ×ブラウンパンツ
白シャツと肌見せを軽やかに効かせた茶系ワントーンで、ノーカラーのトレンチコートを小粋にまとめたピクニックスタイル。
【15】ベージュトレンチコート×黒ニット×黒柄スカート
ブラック配色&Iラインシルエットでつくる、かっこよくて女らしいトレンチスタイル。トレンチには美しい落ち感のあるウールギャバジンが使われているため、ストームシールドにもドレープが生まれ、後ろ姿もエレガントに。裏地なしで、全体的にゆとりをもたせた軽やかなつくりなので、肩がけしても様になる雰囲気です。
【16】ベージュトレンチコート×ミントニット×ブルーデニムパンツ
ミントニット×ブルーデニムのさわやかさを、ベージュトレンチがシックにまとめるドライブカジュアル。チョコ茶の小物とミントのニットが元気な印象を振りまいて。
【17】イエローベージュケープ×イエローベージュパンツ
イエローベージュにタンカラーのレザートリミングが効いた、スタンドカラーのケープは、そで下のボタンを留めれば、ジャケットに一新する技ありデザインが新鮮。セサミ色のショルダーバッグでベージュのカラートーンに華やかな広がりを演出して、春らしく。
【18】カーキベージュジャケット×白Tシャツ×カーキバッグベージュパンツ
辛口のカーキベージュのジャケットとパンツに、白とスモーキーグリーンで優しい春の気配を添えて。白のTシャツがカーキベージュの装いの透明感を高める決め手。洋服になじむスモーキーグリーンのバッグで、フレッシュな個性を演出。
【19】ベージュトレンチコート×黒ニット×白チュールスカート
高級スーピマコットンのシャンブレーツイル生地で仕立てた、イレーヴの定番人気のトレンチコート。テーラリングの美しさが冴えるトレンチが、チュールスカートの甘さを程よく抑えてくれます。J&M デヴィッドソンの定番バッグ「カーニバル」と、J.M. WESTONのウィングチップの白シューズが、躍動的な雰囲気を加えて。
【20】ベージュジャケット×イエローニット×白スカート
ライトなトーンでまとめたベージュ×白にイエローを加えた「トリコロール配色」は、パッと花が開いたような幸福オーラでだれからも愛される着こなしを演出。なかでも明るく澄んだイエローは、肌色が冴え、ヘルシーな女らしさを表現してくれる美人効果も見逃せません。
洗練ポイントは、大人の女性らしいベージュ×白の知的シンプルな着こなしから浮かない分量感。あくまで自然に、印象を春モードに導くスパイス使いをマスターしましょう! ニットの襟元やそで口、すそに、ベージュや白、ブラウン、ブラックのラインをちりばめたデザインが新鮮。ジャケットオフしたときに、装いから浮かない決め手にも。
【2020年3月】春のスカートファッションコーデ
【1】ネイビーラップスカート×ブラウンボウブラウス
打ち合わせでフランクに意見を交換したい日の着こなしは、親しみやすさを意識して、クラシカルなボウブラウス+ラップスカートで優しい気品を演出。ブリックカラー×ネイビーの小粋な配色に、ターコイズブルーのバッグを効かせれば、一歩先行くおしゃれを実現。色で遊ぶぶん、形はかっちりが好印象。
【2】ブルー花柄スカート×ネイビーブラウス
ネイビーのブラウスでまじめを装い、シルバー糸を織り込んだ花柄のブルーのスカートで、ほんの少し甘さを加えた、会食スタイル。
【3】ベージュスカート×ネイビーニット×白シャツ
ミルキーベージュ×白に、さわやかな知性を授けるのがネイビー。クリーンな配色が堅苦しい印象にならないように、ネイビーニットの襟元とそで口から白をのぞかせるのが、こなれ感のポイント。ミルキーベージュのスカートと響き合い、軽やかなエレガンスが香り立って。きちんと感のあるハンドバッグとパンプスで仕上げれば、だれからも愛される、進化系ノーブルスタイルの完成!
【4】ベージュラップスカート×白シャツ
透け感のある白のシャツと、艶やかなクレイベージュのラップスカートで仕上げた、春仕様のフェミニンスタイル。さらに、サフランイエローのかごバッグでリラックスした優雅さを添え、大ぶりジュエリーで輝きを強化。日差しの季節に映える小物で、格上の着こなしを完成。
【5】グレンチェックロングスカート×白ジャケット×ピンクブラウス
優しい印象を与えるピンクのブラウスを、ひざ下丈のグレンチェックのロングスカートにINし、白ジャケットを着用。クライアントとのアポイントがある日の品格漂う、コンサバティブな装いです。
【6】白スカート×黒花柄ブラウス
仕事のあと、観劇に向かう日を想定したコーディネート。サイドに深いスリットが入った、可憐な花柄ブラウスを主役に。大人にふさわしい適度な肌見せが、ひそやかなおしゃれ心を満足させてくれます。合わせたボトムは、上品な白のひざ下丈スカート。コントラストの効いた配色で潔く。
【7】ネイビースカート×オプティカル柄ブラウス
シルクのオプティカル柄ブラウスは、クラシカルなボウブラウスでありながら、グラフィカルなプリントで攻めのおしゃれを実現。全体をネイビーのワントーンで統一し、明るく澄んだサックスのバッグと靴で、全体を爽やかにトーンアッップ! センスを感じさせる色使いです。
【2020年3月】春のワンピースファッションコーデ
【1】スカーフ付き黒ワンピース×白パンツ
南洋の島の花々をまとう女性をモチーフにした、エミリオ・プッチの『バイネ』プリントのなかから、ループ状の幾何学モチーフだけをすっきりと抜粋して、リボン状にあしらったスカーフが襟元に付いたワンピース。オンタイムに最適な黒のチュニックドレスが、明るいブルーのリボンスカーフを差すだけで、こんなにも華やかな印象に。さらに存在感のあるデザインのバッグで、モード感を加速して。
【2】リネンベージュワンピース
優しく涼やかなリネンベージュのワンピースは、肌の明度を高め、個性を際立たせる一着。オフホワイトのバッグでトーンアップすれば、透明感のある洗練が香り立って。
【3】ブラウンワンピース×クリームブラウス
クリーム色のブラウスに、ホースシューバックルを大胆に配した、キャメルベージュ×ブラウンのワンピースをレイヤード。はっと目を引くモードなスタイルも、ベージュが主役のグラデーションなら、少しの気負いも感じさせず、あくまで上品。おしゃれの経験を積んだ大人の余裕が香り立つ、羨望の佇たたずまいに。
【4】ベージュ柄ワンピース
ひざ下丈のワンピースをこよなく愛するアメリカの『VOGUE』編集長、アナ・ウィンター。ベージュのワンピースもエッジを効かせて、決してコンサバには着こなさず、大人の女性がお手本にしたいパーフェクトスタイルを披露。プリーツ仕立てのベージュワンピースに、パイソンレザーのコートで迫力を。