フジテレビ系火曜ドラマ『10の秘密』は、向井理さんが出演する本格サスペンスドラマ。娘の誘拐から始まり、次々明らかになる秘密に翻弄されていくシングルファザー・白河圭太を演じています。
誘拐犯は母親だったことを知った娘の瞳(山田杏奈さん)が、激しくショックを受けている様子に、心を痛める圭太。しかし、真実を知り、瞳の圭太への信頼は戻りつつあるようです。
が、元妻から奪った3億円の行方がわからなくなり、身近に裏切り者がいる気配が……。事件の鍵を握っているミステリアスかつ上昇志向の強い元妻・仙台由貴子を仲間由紀恵さん、圭太の幼なじみで保育士をしている石川菜七子を仲里依紗さんが演じています。
意外な裏切り者が発覚した第8話
*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
瞳(山田杏奈さん)を誘拐した元妻・由貴子(仲間由紀恵さん)が許せない圭太(向井理さん)。由貴子を法の下で裁くため、帝東建設幹部の宇都宮竜二(渡部篤郎さん)と手を組むことにします。
早速、帝東建設社長・長沼豊(佐野史郎さん)の失脚をもくろむ宇都宮の指示どおり、帝東建設の不正の証拠を週刊誌の建設に詳しい記者にリークします。しかし、雑誌の記者と圭太が会っていたことは、長沼に把握されていたのでした。
その矢先、宇都宮を尾行していた伊達翼(松村北斗さん/SixTONES)から、菜七子(仲里依紗さん)が宇都宮とふたりで会っていたことを聞かされ、圭太は驚きます。
一方で、明るくさっぱりとした性格の菜七子らしからぬ行動に疑問を感じる圭太。問い詰めると、菜七子は涙ながらに事情を説明します。宇都宮に3億円の場所を知らせたのは自分であると。実は宇都宮に脅されていたというのです。
菜七子は夜の六本木で、男たちと一夜限りの付き合いをしていたと告白。ホテルに入る前にお金を受け取っており、その現場の写真を宇都宮に撮られていたのだとといいます。
なんでそんな事をするようになったのか?」という圭太の問いに、菜七子は子どものころに通っていた塾の講師に乱暴された過去を語ります。その経験から男性不信に陥っていた菜七子は、それでも他の人と同じように男の人と付き合うことができるとも思いたかった、と胸の内を語ります。
圭太は長年つらい秘密を抱えていた菜七子を優しくねぎらい、宇都宮への怒りをあらわにするのでした。
宇都宮に会いに行った圭太と菜七子。写真を消すよう要求すると、宇都宮はそれに応じます。また、圭太は菜七子の回し蹴りが見てみたいと、唐突なことを言い出します。菜七子にそれで過去を断ち切れというのです。なすすべなく菜七子に回し蹴りをされる宇都宮なのでした。
長沼は雑誌記者を呼び出し、圭太が帝東建設をゆすっていたことを暴露。そして、圭太が持ち込んだデータ等を買い取りたいと切り出します。このため、雑誌での不正建設暴露は不発に終わります。さらに、長沼は宇都宮へ攻勢を開始。宇都宮のデスクやPCから不正データをすべて出させて、切り札を取り上げてしまうのでした。
由貴子は3億円が宇都宮の元にあると気づき、返すよう要求します。宇都宮はそれに素直に応じますが、圭太たちは由貴子の後をつけていきます。
3億円を取り戻し、ホテルでくつろぐ由貴子の耳に火災報知機の警報が。由貴子のいるフロアで火災が起きたというのです。由貴子はホテルのスタッフに誘導され、3億円の入ったキャリーバッグを持って非常口へ急ぎます。非常口には菜七子が呼んだ警察がいましたが、間一髪、二本松(遠藤雄弥さん)の車で脱出し港へ向かうのでした。
しかし、すべては圭太たちが仕組んだ芝居。煙は発煙筒で、ホテルのスタッフは、圭太と菜七子の仕事仲間が扮した偽物でした。由貴子は避難中に廊下で偽スタッフとぶつかり、一瞬ハンドバッグを落としてしまったのですが、その隙に偽造パスポートを抜き取られていたのです。3億円に気を取られている由貴子は、パスポートがないことに気づかず、港から小型船で出港したのでした。
偽造パスポートなしでは別人になれず、戻って来ざるを得ないと話す圭太と菜七子。ちょっと気が緩んだのもつかの間、由貴子を乗せた船が爆発炎上。ふたりは呆然とするのでした……。
そのころ、翼は宇都宮と接触。宇都宮に10年前の火事のことを問い詰めますが、火事の日は仕事で沖縄にいたと告げられます。「飛行機が欠航になり、沖縄滞在を余儀なくされたのでよく覚えている」と語る宇都宮。翼をあしらい、車で立ち去りますが「10年前の火事か。まだ切り札があった」と意味深につぶやくのでした。
幼なじみに見せた圭太の優しさにときめく人が続出!
毎回、放送中にSNSで話題になる『10の秘密』。8話の放送中には菜七子が秘密を告白した後に、それを受け止める圭太の優しさに「なんか振り回されっぱなしだったけど、今回はイケメン」「優しすぎて振り回されちゃうんだよな」といった意見が多数見られました。
また、ホテルで行われた由貴子を騙す大仕掛けなお芝居に「すごい」「やればできるじゃん」と、今まで翻弄されっぱなしだった圭太を見直したとする投稿が多くありました。
そして、今回はなんといっても船の爆発シーンに反響が。「まさか」「予想外過ぎる」「嘘でしょ?」などと、ざわつく視聴者。そして、爆発の原因について、「宇都宮のあのセリフが伏線?」「長沼社長が仕組んだ?」とさまざまな推理が飛び交いました。
中には、「由貴子がこんなことで死ぬわけがない。自作自演で実は生きているのでは?」と、したたかな由貴子の生存を信じて疑わない方まで。真相がとても気になるところですね。
それでは、カンテレさんの協力のもと、気になる第9話のあらすじをご紹介します!
由貴子が乗った船の爆発の真相は? 注目の第9話あらすじ
由貴子(仲間由紀恵さん)を乗せ、海へ走り去った小型船が爆発。状況から見て、由貴子が生きている可能性は高くありません。事態は思わぬ形で幕切れを迎えたように見えました。
しかし、警察の調べによると、爆発が事故ではなく故意である可能性が浮上します。疑いの目は現場にいた元夫の圭太(向井理さん)にも向けられてしまいます。
一方で、10年前の火事について、新たな事実が判明します。火事の被害者遺族である伊達翼(松村北斗さん/SixSTONES)は、幼いころ別荘へやってきた怪しげな男は宇都宮竜二(渡部篤郎さん)だと考えていました。が、竜二は火事への関与をはっきりと否定します。かわりに、圭太と翼に驚くべき秘密を打ち明けるのでした。
そして、圭太は突然、母親を失った瞳(山田杏奈さん)の複雑な心中を知り、由貴子の死の真相を突き止めようとします。祖母の家に家出していた瞳は、そんな父親を心配して帰宅しますが、家には怪しい人物の影があったのでした。
10年前の火事の真相とは? 由貴子の死は事故ではなく事件なのか? ストーリーは、すべての謎が解き明かされるクライマックスへと向かいます。最終回直前の『10の秘密』。気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- 10の秘密
- 3月10日(火)午後9時スタート予定 カンテレ・フジテレビ系