トップにボリュームをつくるには、ただ根元を立たせればいい…というだけではないようです。ZACC vieの副店長、古田千明さんは「全体のシルエット菱形に近づけるとトップに自然なボリュームが生まれ、バランスがきれい。そのために、膨らみやすいハチの上あたりにレイヤーを入れると、ハチの下あたりがふっくらします」とアドバイス。

シルエットの特徴やスタイリングのポイントを教わります。

【お悩み】トップだけでなく髪全体にボリューム感が欲しい!

ショート代表:西原英里子さん(39歳/会社員)のお悩みを解消するには…

■髪型:ハチの上あたりにレイヤーを入れ、菱形シルエットをつくる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

西原さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★
  2. ボリューム(少→多)★★
  3. 髪の太さ (細→太)★★
  4. うるおい (乾→潤)★★★★
  5. 白髪の量 (多→少)★★★★

髪が柔らかくボリュームも出にくい西原さんの髪。「髪の表面にレイヤーを入れておくと、ボリュームが出やすくなります。鉢のすぐ下あたりが膨らむように、ハチの上にレイヤーを入れているのが、このスタイルの特徴です。ハチあたりがふっくらしている分、襟足はきゅっと絞ってメリハリをつくっています。顔の下部分も引き締まって見える効果もあるんですよ」(古田さん)

■スタイリング:頭頂部に5つのカーラーを巻いて動きを出す

「トップにカーラーを5つ巻き、仕上げに耳の後ろの毛束を外はねにすれば、ふんわりとしたトップが簡単に完成します」(古田さん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:直径3~4㎝のカーラー5本で頭頂部の髪を巻く

頭頂部の真ん中とその手前のカーラーは根元から前に向かって内巻きに、真ん中より後ろのカーラーは後頭部に向かって内巻きに、左右もそれぞれ内巻きに巻く。
頭頂部の真ん中とその手前のカーラーは根元から前に向かって内巻きに、真ん中より後ろのカーラーは後頭部に向かって内巻きに、左右もそれぞれ内巻きに巻く。

■2:耳の後ろの毛束の先をストレートアイロンで外はねに

毛先だけを外はねさせること。
毛先だけを外はねさせること。

<老け見えをくい止めるポイント3カ条>

  1. 鉢の下あたりに膨らみのポイントを持ってくる
  2. 5つのカーラーで巻いてトップに動きを出す
  3. 耳の後ろの毛束を外はねにして、抜け感をつくる

「トップにボリュームをつくっているので、耳の後ろの毛束を外はねにして抜け感をつくります。ほんのちょっとのことですが、このひと束の動きで菱形が強調され、軽さを出すことができます」(古田さん)

ZACC vie 副店長・古田千明さん。今、トライしたいスポーツがトランポリン。「下半身と体幹を鍛えたくて。美尻効果に期待しています」Instagramアカウント:@zacc_hairsalon
ZACC vie 副店長・古田千明さん。今、トライしたいスポーツがトランポリン。「下半身と体幹を鍛えたくて。美尻効果に期待しています」Instagramアカウント:@zacc_hairsalon

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住所/東京都港区北青山3-11-7 AO4F
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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
WRITING :
中島祐美
DIRECTION :
青木 笑