日本映画最大の祭典、第43回 日本アカデミー賞授賞式が、2020年3月6日(金)に東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館 パミールにて、羽鳥慎一さん、安藤サクラさんの司会により、華やかに開催されました。

各優秀賞は、誰の手に?! 各賞の受賞者のコメントをご紹介するとともに、受賞者たちの着こなしを拝見していきましょう。

■1:最優秀助演男優賞|吉沢亮さん『キングダム』

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昨年の第42回では『リバーズ・エッジ』で新人俳優賞を受賞、そして第43回の今回は最優秀助演男優賞に!

「本当にありがとうございます。去年、新人俳優賞でこの場に来させていただいて、今年は優秀助演男優賞ということで、嬉しい気持ちでいっぱいだったんですが、まさか最優秀をいただいてここでスピーチすることになるとは思っていなかったので、少し緊張しています。

僕が優秀助演男優賞をいただいた時に、一番最初に連絡が来たのが主演の山崎賢人でした。「おめでとう」と連絡をくれて、『次は続編で二人で(この会場に)来ようぜ』と熱い話をしていたんですけど、彼が主演でみんなを引っ張ってくれたおかげで、すごく素敵な作品になったと思うし、彼とお芝居をしたことによって、僕が(最優秀助演男優賞)いただけることになったのかな、と思っています。

彼だけでなく、他のキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さん、皆さんの力があっての受賞だと思っております。とにかく嬉しいです。これからも素敵な作品を届けられるよう精一杯頑張っていきます。ありがとうございました」

■2:最優秀助演女優賞|長澤まさみさん『キングダム』

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自分は強いんだ、と言い聞かせて役に臨んだという長澤さん。

「ありがとうございます。17歳の時に助演女優賞をいただいたことがあって、その時はまだ何もよく分かっていなかったんですが、年を重ねるごと にこの仕事の魅力を感じて、自分にできることは何だろう、ということを考えながら日々仕事と向き合ってきました。

まだまだこの先、自分がどうなるかというのは自分も見えていないし、見えない自分というか、まだ会ったことのない自分を目指してこれからも励んでいきたいなと思います。本当にありがとうございました」

■3:最優秀主演女優賞|シム・ウンギョンさん『新聞記者』

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受賞のスピーチでは驚きと感激のあまり、涙で数秒言葉が出なかったシムさん。

「全然思わなかったので、全然準備をしていませんでした。ごめんなさい。本当にありがとうございます。まず映画『新聞記者』を見てくださった みなさん、そして藤井監督初め、河村さん、橋本さん、高石さん本当にありがとうございます。そして共演できて本当に光栄でした。松坂桃李さん、本当に本当にありがとうございました。これからも頑張って活動します。本当に今日はありがとうございます」

■4:最優秀主演男優賞|松坂桃李さん『新聞記者』

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驚きと嬉しさが後からこみ上げてきました!とインタビューで応えていた松坂さん。

「この作品は僕の知る限りでは、実現するまでに二転三転四転五転くらい、おそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっかりと映画を見てくださる方に届けたい、という人が一致団結し、藤井監督の舵の元、撮影を終えることができました。

僕自身も、10年ちょっと(俳優を)やってきて、ハードルが高い役だな、と思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることができて、最後まで駆け抜けることができました。何より、『この作品で頑張ってこい』、『行ってこい』と言ってくれた事務所のマネージャーさん、社長含めて後押ししてくれて、嬉しい気持ちでいっぱいです。

今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がちゃんとなれるようにいけたら、と思っております。今回は本当にありがとうございました」

ダークトーンと個性的なデザインが人気!受賞者たちのドレスもチェック

各賞の行方とともに、感度の高い人には、華やかな女優たちのドレスも気になりますよね。そこで、ダークトーンでありながら、個性的なデザインを選んだ女優たちが多かった、今年のドレスを一部ご紹介いたします。

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ジョルジオ アルマーニの2020リゾートコレクションのブラウンのドレスを着用し登壇した、優秀新人俳優賞の黒島結菜さん。
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左から、天海祐希さん、小松菜奈さん、高畑充希さん、長澤まさみさん。助演女優賞の受賞者たちは、それぞれの個性が際立つブラックドレスで。
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ダークトーンのドレスが多い中、明るいカラーのドレスがフレッシュだった吉岡里帆さん。背を高く見せようと、高いヒールで頑張ったのだとか。
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司会の安藤サクラさん(右)は、胸のカッティングが印象的なドレスと、短いバングスのヘアスタイルで個性的な装い。

助演男優賞受賞者が登壇したトークでは、柄本祐さんと安藤さんの夫婦共演、なんていう微笑ましいシーンもありました。


以上、第43回 日本アカデミー賞速報と、女優たちのドレスについてお伝えしました。

新型コロナウイルスの影響で、史上初めて無観客で、規模を縮小して開催されるという異例の授賞式でしたが、感激する受賞者たちの、映画に対する熱い思いが会場を盛り上げ、感動で包んでいたのが印象的でした。

まだ観ていない作品がある人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2020.3.7 更新
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PHOTO :
(C)日本アカデミー賞協会
WRITING :
神田朝子