レティシア王妃は着回しも上手! 実はとても賢く、堅実なのです
Precious4月号に掲載されているファッション企画「レティシア王妃の着こなし大研究」。限りのある誌面ではご紹介しきれなかった素敵な着こなしを、Precious.jpでさらにご紹介します。
おしゃれと評判のスペイン・レティシア王妃ですが、そう評される理由は、いつでも華やかに着飾っているから、というわけではありません。実はレティシア王妃は、「着回し」がとても上手なのです。それを知ってから、何度もスナップを見ていると、繰り返し同じアイテムが出てくるではありませんか!
この記事では、ほんの少しアレンジを効かせるだけでさまざまなシーンで応用できる、レティシア王妃が実践する着回し術をご紹介します。「好きなものは好きだから、何度でも着る」という王妃の姿勢も相まって、親近感も湧いてきます。
同じアイテムに「アウター」をプラスして、印象に変化をつける
大人の女性の日々のおしゃれの参考になる、ジャケットやコートをプラスして、印象を変えるスタイリング。仕事に食事会に、とさまざまなシーンで活用できそうです。
■1:同じワンピースを、プラスジャケットで着回し
「ヒューゴ・ボス」の辛口なチェック柄ワンピース。一枚で着用すると凛としたセクシーさが際立ちますが、ジャケットをはおることで、ひねりのあるお仕事スタイルに。シンプルなジャケットではなく、ややモードなデザインを選ぶあたりも、王妃のセンスのよさが伺えます。
■2:同じニットを、一枚で着る⇔INに着る
幾何学模様の半袖ニットをカジュアルとエレガントに着分けた好例。ニット1枚のときは、カラーブロックのポケットがかわいいスカートで華やかカジュアルに。コート・ジャケットをはおった場合は、ニットをアクセントに、全身の印象はぐっとシックな雰囲気を演出しています。この手腕、ぜひマスターしたいものです。
同じボトムでも「トップス」を変えることでムードをチェンジ
レティシア王妃がさまざまな場面で愛用しているプリント柄のフレアスカート。トップスを変えるだけで、カジュアルにも、エレガントにも、自在にイメージが変化します。ほんの少しの工夫でこんなにも変わるので、ぜひ実践してみてください。
■3:素材違いのトップスで、プリントスカートの印象をチェンジ
赤を基調とした華やかなプリントスカート。同じ白いトップスでも、カジュアルシーンにはタートルニット、きちんとシーンには白ブラウス、と変更するだけでこんなにも着こなしに変化がつくのです。足元も赤は同じですが、ブーツとパンプスでガラっと印象を変えています。
■4:ワントーンで着こなす vs. コントラストをつける
こちらのブルーの花柄スカートもレティシア王妃の定番アイテム。女性同士のカジュアルな集まりには、ブレーのカットソーとブルーのパンプスでワントーンコーディネートに。
年配の男性が多く集まる会にはきちんと感のある白ブラウスを合わせ、ぐっとエレガント度もアップ。集まるメンバーで印象を巧みに変えるところもレティシア王妃に学びたいところ。
いかがでしたでしょうか? Precious.jpでは、これからもレティシア王妃の着こなしに注目し、毎日のおしゃれの参考になるコーディネートを今後もご紹介していく予定です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious編集部
- WRITING :
- 土橋育子