ポンと置くだけで空間が華やぐ!Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)の美しいスツール「Lepli(レプリ)」の魅力に迫ります

スツールは、その小ささ故に家具のなかでも、ソファやダイニングテーブルに比べて脇役的な存在に考えられがち。ですが、実は住み手のインテリアへの気配りが現れるアイテムといっても過言ではありません。

というのも、手軽に動かすことができるので、家のさまざまなコーナーで使われることも多く、どのようなスツールを選ぶかは、使う人の立ち居振る舞いも左右することになります。

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【商品名】「Lepli(レプリ)」【ブランド】ポルトローナ・フラウ【写真の仕様価格】¥198,000(税込)【サイズ】幅390x奥行390x高さ460mm【材質】牛革(ファブリックGランク・定番色)、ウレタンフォーム

ところで、皆さんは「品格の備わった人」と聞いて、どのようなイメージを頭に描きますか? 立ち居振る舞いが優雅で美しく、仕立てのよい服をその人らしく着こなし、謙虚でいながら屈託のない態度で接してくれる人を、私は想像します。「レプリ」は、まさに品格の備わったスツール。

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ベッドサイドのドレッサーに合わせるとフェミニンな表情を見せてくれる「レプリ」

使う人の立ち居振る舞いを美しく見せ、控えめながらもその仕立てのよさで、ポンと置くだけで空間が華やぐ魅力をもっています。

女性ひとりでも持ち運べる軽さ

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女性ひとりでも持ち運べる重量です。

玄関に置いて使えば、靴の脱着もスムーズ&エレガント

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玄関ホールにあれば、帰宅するのが楽しみになります。靴の着脱もエレガントに。

サイドテーブルとしても使える

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トレイを置いてサイドテーブルのようにもお使いいただけます。

カラーはオーダーが可能、定番4色なら1週間ほどでお届け

すぐ欲しい方は定番4色から。オーダー品を待つ時間も楽しみのひとつ。

海外ブランドの家具は、納期がかかるため、欲しいときに間に合わないことも多々ありますよね。その点「レプリ」は、定番の革張り4色については国内在庫をしているので、在庫さえあれば、1週間ほどで自宅に届けてもらえます。

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左から/どんな空間にも合うナチュラルな「ライトベージュ」、鳥居のようなアクセントカラー「レッドオレンジ」、植物のような存在感「カーキ」、上品な差し色「グレーブルー」

もちろん、お好きな色の革や、生地を選んでオーダーすることも可能です。本国イタリアに発注するので、だいたい6か月程度で待つことになりますが、自分だけの「レプリ」が届くのを待つ時間を是非楽しんでほしい、それだけの価値のあるスツールです。

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うっとりするような美しい色味と、やわらかい独特の手触りが特徴の、ポルトローナ・フラウの革「ペレ・フラウ」

生地は「革」と「布」から選択可能

革で張る場合と生地で張る場合は、座面のダーツのとり方が異なります。革の場合は、チェスターソファのディテールの特徴を、デフォルメしたようなタックがとられボタン留めが施されています。布の仕様の場合は、中心をボタン留めしています。

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左が布、右が革。どちらの仕様でもベルトは革製になります。
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ブランドロゴを型押ししたベルトをキュッと締めています。

王室御用達の歴史を持つイタリア老舗メーカー「ポルトローナ・フラウ」とは?

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クラシカルなチェスターソファのディテールをもった現代のインテリアに合うアイテムを、中心にコーディネートしたリビング

ポルトローナ・フラウは、イタリア・トリノで1912年にレンツォ・フラウにより創業された、非常に長い歴史をもつメーカーです。革製品の技術力に高さから、1926年にはサヴォイア家から王室御用達の使命を受けます。

豪華客船のインテリアに始まり、高級乗用車や航空機のファーストクラスのインテリアなど、時代の変容に従いながらも、高級・高品質なブランドイメージを生かし、幅広く事業を展開しています。

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熟練の職人の手によってつくることにこだわり、伝統技術を守り続けるポルトローナ・フラウ。

ベルトをキュッとしめた美しい働き者!「レプリ」をデザインしたのはミラノ在住の大城健作氏

「レプリ」をデザインしたのは、ミラノ在住の日本人デザイナー・大城健作氏。2016年にミラノサローネで発表した「レプリ」は、同氏のポルトローナ・フラウで最初の仕事です。

ポルトローナ・フラウの伝統や思想を継承しつつも、既存のコレクションにマッチするアイテムとして開発。 独りがけのスツールタイプ、ベンチタイプ、大きなプフタイプとサイズを展開する事で、さまざまな場面で使用できるコレクションになっています。

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ピエロ・リッソーニとバーバー&オズガビーという巨匠のもとで経験を積んだ実力派です。

大人女性のみなさんへ、大城氏からインテリアのワンポイントアドバイスもおうかがいしました。

「思い出のアイテムや、旅先で手に入れたモノを空間のアクセントとして上手く取り込めば『自分らしいインテリア』をつくる事ができるのではないでしょうか?」(大城さん)

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「レプリ」のイメージソースは、女性の洋服のコーディネートだそう。

自分のなかのフェミニティを満たしてあげる家具を、ご自宅に迎え入れてみてはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM