向井理さん主演のフジテレビ系火曜ドラマ『10の秘密』は、本格サスペンスストーリー。娘の誘拐事件から始まり、さまざまな人々の秘密に翻弄されていく、シングルファザー・白河圭太を演じています。

誘拐犯は母親だったことを知った娘の瞳(山田杏奈さん)が、激しくショックを受けている様子に心を痛める圭太。そんなことはお構いなしに3億円を持って小型船に乗って逃げた上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵さん)。しかし、その船が爆発し、由貴子の生死がわからなくなります。

毎回衝撃のシーンで終わり、続きが気になる『10の秘密』。9話のあらすじを振り返りつつ、すべての秘密が明らかになる最終話を先取りしてみてはいかがでしょう。

由貴子の乗った船の爆発は事故、それとも事件?気になる第9話

*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。

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10話の白河圭太(向井理さん) ©カンテレ

由貴子を乗せ、海へ走り去った小型船が爆発。船を運転していた人は無事だったものの、状況から見て由貴子が生きている可能性は高くありません。事態は思わぬ形で幕切れを迎えたように見えました。

しかし、警察の調べによると、爆発が事故ではなく故意である可能性が浮上します。爆発物が仕掛けられていた疑いがあるというのです。疑いの目は、現場にいた元夫の圭太にも向けられることに。

また、由貴子の現恋人・宇都宮竜二(渡部篤郎さん)も事情聴取をされますが、宇都宮は「最近は連絡を取っていなかった」と話し、直前に会っていたのも、帝東建設社長・長沼豊(佐野史郎さん)の指示によるもので、彼の方が頻繁に連絡を取っていたと、警察に話します。

一方で、10年前の火事について、改めて宇都宮は関与を否定します。火事によって母親を亡くしている伊達翼(松村北斗さん/SixTONES)は、現場の別荘で幼い自分が目撃した男は、ハンカチで靴を拭く癖から、宇都宮なのではないかと疑っていました。しかし、その癖は社長の長沼譲りのもの。火事の日のことを覚えているのも、長沼の指示でアリバイを偽証したからだというのです。

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10話の長沼豊(佐野史郎さん) ©カンテレ

翼は圭太と共に長沼に詰め寄ります。長沼は、翼の母が愛人であったことを認めたものの、火事当日には別れ話をしていたと言います。そして、そのあとのことは知らないと話すのでした。圭太と翼は一連のやり取りを録音しようと企んでいましたが、長沼は録音を妨害するノイズ発生器を使用しており、失敗に。

その報告を聞いた宇都宮は、業務上の秘密があったと踏み、過去の帝東建設の設計図などのデータを精査します。また翼は母の遺品から、病院の診察券と処方箋を見つけ出し、母が実は手が動かなくなる病気に侵されていたことを知ります。それは、ピアニストの母にとっては絶望的なものだったはずだと考える翼。

宇都宮は過去の帝東建設においても、長沼の主導により、偽装建築が行われていたことを発見します。それは自殺した矢吹(中林大樹さん)が告発しようとしていたマンションと同じ手法でした。圭太は下請けの建設会社にも話を聞き、それが事実であったことを確かめます。

宇都宮が警察に話したことにより、長沼の元にも警察がやってきます。それに応対している隙に、宇都宮がノイズ発生器の電源を切り、圭太と翼は社長室に乗り込みます。過去の偽装建築の件をちらつかせながら、翼の母との間に起きたことの真実を話させようというのです。

観念した長沼は火事の日の真実を話し始めます。別れ話に激高した翼の母に金を渡したこと。まったく効果がなく、抱き着いてきた母を振り払ったところ、足を捻挫していた彼女は転倒し、頭を壁に打ち付けてしまったということ。救急車を呼ぼうとしたものの、外を見ると火の手が上がっており、母を見捨てて逃げたこと。

社長室を引き上げた圭太たちは、雑誌記者の只見(長谷川朝晴さん)に改めて接触。只見は以前、圭太の情報の信ぴょう性がないとして、記事化を見送っていたのでした。新たな情報として翼は母の話を提供。只見は録音データを聞いて驚き、記事化の検討を始めます。

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10話の瞳(山田杏奈さん) ©カンテレ

祖母の家に家出していた瞳は、母のことが書いてある新聞記事を読んで考え込んでしまいます。圭太の幼なじみの石川菜七子(仲里依紗さん)に促されて帰宅すると、無人のはずの家の鍵が開いています。菜七子が踏み込むと家の中には、なんと二本松謙一(遠藤雄弥さん)が。菜七子の姿を見て、ナイフで襲いかかります。

一方、ノイズ発生器がオフになっていたことに気づいた長沼は圭太を呼び出し、取り引きを持ち掛けます。好きなだけの金額を積む上に、帝東建設の社員にしようというのです。しかし、圭太はそれは娘に見せるべき姿ではないと断ります。

そして、長沼は由貴子の怖さについて語り始めます。偽装建築が発覚しようとしたときに、弁護士である由貴子に「相手方を買収すればいい」と、止められたというのです。そして、10年前の火事と由貴子について言及しようとしたときに、圭太の携帯電話に瞳から電話が!

急いで帰宅すると、家の前には警察が来ており、菜七子は負傷していました。菜七子によると、二本松は家の中で何かを探していたとのこと。圭太の自宅で由貴子の手下が探すとしたら、盗んだ偽造パスポート以外にありえないと考える圭太。ということは由貴子は生きている、と気づきます。

そう、由貴子は生きていたのです。空港で、日本を脱出する算段をつけていました。しかし、先に偽造パスポートの名義で送金した3億円を現金化するためには、どうしても盗まれた偽造パスポートが必要。そして、そんな姿をかつて勤めていた弁護士法人の代表に見られており……。

翼の活躍&やはり生きていた由貴子に沸き立つSNS

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10話の白河圭太(向井理さん) ©カンテレ

毎回、放送中にSNSで話題になる『10の秘密』。特に、伊達翼役を演じている、今年1月にCDデビューしたばかりのSixTONES・松村北斗さんが大人気です。9話は翼の活躍シーンが多く、放送中には「翼くんかわいすぎる」「圭太といいコンビになったね」「次回で終わりなのが悲しい」といった意見が多数見られました。

松村北斗さん自身は「クライマックスに向けての鍵となるシーンが多々隠されていて見ごたえがあり、のめりこめた」第9話だったそうですよ。

また、由貴子が生きていたことについて「やっぱり!」「こんなことで死ぬ人じゃないよね」という声が。そして、「あの爆発を自分で仕組んだとすると、10年前の火事も由貴子の策略か?」「長沼とは10年前に会っていたのかな」「翼母のこととか、どこまで知っているの?」と10年前の火事について推理する投稿が多くありました。

いよいよ、気になる最終回。カンテレさんの協力のもと、あらすじをご紹介します!

 由貴子が乗った船の爆発の真相は? 注目の第10話あらすじ

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10話の白河圭太(向井理さん)と母の白河純子(名取裕子さん) ©カンテレ

 死んだと思われていた由貴子が生きていることを知った圭太は、瞳のためにも、今度こそ決着をつけようと決意します。また、「10年前の火事の夜」の出来事について、どうしても由貴子本人に確かめたいことがありました。

圭太に奪われた由貴子の偽造パスポートを取り戻すために、必ずもう一度接触してくると踏んだ圭太は、由貴子からの連絡を待つことにします。

一方、翼は雑誌記者・只見(長谷川朝晴さん)の手を借り、10年前に母親を死に追いやった長沼(佐野史郎さん)を糾弾しようとします。が、決定打に欠け、あと一歩のところで攻めあぐねます。その状況を聞いた宇都宮(渡部篤郎さん)は、最後の「切り札」を手に、社長室のドアをたたくのでした。

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10話の石川菜七子(仲里依紗さん) ©カンテレ

 しばらくして、八方ふさがりになった由貴子から圭太に連絡が入ります。由貴子の元には、警察の手が迫っていたのです。由貴子を逮捕してもらうチャンスだと考えた圭太は、由貴子の逃亡に必要な偽造パスポートを持って、指定された場所へ向かいます。

家族、お金、権力のために、それぞれが守り抜いてきた「秘密」が暴かれたとき、最後に待っているものとは……!?


長沼は追いつめられるのか? 由貴子は逃げ切れるのか? 10年前の火事の真相とは? すべての秘密が暴かれる『10の秘密』最終回。気になる物語の詳細は、本放送で確認してみてください!

問い合わせ先

  • 10の秘密
  • 3月17日(火)午後9時スタート予定 カンテレ・フジテレビ系