車体左前方に外部充電用ソケットが付く。充電にかかる時間は、200Vソケットで約3時間。

大きくなっても「らしさ」は健在!

色の組み合わせが楽しいMINI。派手目もいいが、写真のような渋い色味を選ぶと、ジェントリィな雰囲気が増す。

ローバー「ミニ」からBMWのMINIとなって早や16年。

いまやボディバリエーションは多岐に渡り、プレミアム感を高めたブランドとして定着している。

なかでも人気なのが、標準タイプよりも大柄な「クロスオーバー」で、今年から日本に導入された2世代目は、全長4.3mを超える。

種を明かすと、このクルマはBMW「2シリーズ アクティブツアラー」とプラットフォーム(車台)などを共有しているのだが、あちらがドイツ車らしいスマートで機能的なデザインなのに対し、MINIらしくポップな雰囲気に満ちている。

そして内外装のデザインだけでなく、切れ味の鋭いハンドリングを始めとする運転のダイレクト感も健在で、クルマをデザインで選ぶ人にも、走りを楽しみたい人にも期待に応えてくれる。

最高出力136馬力のツインターボエンジンとモーターの力を緻密に制御し、スポーツドライビングからラグジュアリーなクルージングまで対応する。

モーターだけで100km/hオーバー!

ハイブリッドモードとは別に、他のMINIシリーズと同様のドライブモードも付く。「スポーツ」モードでは回生充電の度合いを増す設定だ。

そして、この夏からは初のプラグインハイブリッド車「クロスーバー クーパーS E オール4」が加わった。

外部充電ができ、EVモードは3種類。モーターの力を最大限活用するオートモードでは、80km/hまでモーターで走り、バッテリー残量がわずかになるか、高速域やアクセルをめいっぱい踏んだときにエンジンが始動する。

そしてマックスモードでは、モーターで走れるスピードが120km/hまで高まり、バッテリー残量をキープするときは、エンジン主体のセーブモードで走ることができる。このクルマは前輪駆動ベースの4WDで、モーター走行では後輪駆動となるため、3種類の駆動パターンで走るのだが、そんなメカニズムを意識しなくても、軽快なドライブが楽しめる。

特に市街地では、静かで滑らかに、力強く加速するモーター走行の醍醐味が体感できるので、仕事などで都会を毎日走るジェントルマンにはおすすめだ。

しかも、クロスオーバーモデルならではの走破性と広い荷室は、旅の足としても最適。若い印象の赤などのカラフルなボディカラーもいいが、あえて渋めの外装色を選び、走行モードを駆使しながら悦楽のロングドライブを満喫してはいかがだろう。

メーターパネル内にバッテリー残量が表示される。走行モードを選ぶ際の目安に。
荷室は「クロスオーバー」ならではの大容量空間。後席をたためば、大人ひとりで4~5日分に相当する荷物を余裕で積める。

〈MINI・クロスーバー クーパーS E オール4〉
全長×全幅×全高:4299×1822×1595㎜
排気量:1499cc
エンジン:直列3気筒DOHCツインターボ エンジン
最高出力:136PS/4400rpm エンジン
最大トルク:220Nm/1250~4300rpm
モーター最高出力:88PS
駆動方式:4WD トランスミッション:6AT
価格:479万円(税込)
■お問い合わせ
MINIカスタマー・インタラクション・センター
TEL:0120-3298-14
https://www.mini.jp

この記事の執筆者
男性情報誌の編集を経て、フリーランスに。心を揺さぶる名車の本質に迫るべく、日夜さまざまなクルマを見て、触っている。映画に登場した車種 にも詳しい。自動車文化を育てた、カーガイたちに憧れ、自らも洒脱に乗りこなせる男になりたいと願う。