大きくなっても「らしさ」は健在!
ローバー「ミニ」からBMWのMINIとなって早や16年。
いまやボディバリエーションは多岐に渡り、プレミアム感を高めたブランドとして定着している。
なかでも人気なのが、標準タイプよりも大柄な「クロスオーバー」で、今年から日本に導入された2世代目は、全長4.3mを超える。
種を明かすと、このクルマはBMW「2シリーズ アクティブツアラー」とプラットフォーム(車台)などを共有しているのだが、あちらがドイツ車らしいスマートで機能的なデザインなのに対し、MINIらしくポップな雰囲気に満ちている。
そして内外装のデザインだけでなく、切れ味の鋭いハンドリングを始めとする運転のダイレクト感も健在で、クルマをデザインで選ぶ人にも、走りを楽しみたい人にも期待に応えてくれる。
モーターだけで100km/hオーバー!
そして、この夏からは初のプラグインハイブリッド車「クロスーバー クーパーS E オール4」が加わった。
外部充電ができ、EVモードは3種類。モーターの力を最大限活用するオートモードでは、80km/hまでモーターで走り、バッテリー残量がわずかになるか、高速域やアクセルをめいっぱい踏んだときにエンジンが始動する。
そしてマックスモードでは、モーターで走れるスピードが120km/hまで高まり、バッテリー残量をキープするときは、エンジン主体のセーブモードで走ることができる。このクルマは前輪駆動ベースの4WDで、モーター走行では後輪駆動となるため、3種類の駆動パターンで走るのだが、そんなメカニズムを意識しなくても、軽快なドライブが楽しめる。
特に市街地では、静かで滑らかに、力強く加速するモーター走行の醍醐味が体感できるので、仕事などで都会を毎日走るジェントルマンにはおすすめだ。
しかも、クロスオーバーモデルならではの走破性と広い荷室は、旅の足としても最適。若い印象の赤などのカラフルなボディカラーもいいが、あえて渋めの外装色を選び、走行モードを駆使しながら悦楽のロングドライブを満喫してはいかがだろう。
〈MINI・クロスーバー クーパーS E オール4〉
全長×全幅×全高:4299×1822×1595㎜
排気量:1499cc
エンジン:直列3気筒DOHCツインターボ エンジン
最高出力:136PS/4400rpm エンジン
最大トルク:220Nm/1250~4300rpm
モーター最高出力:88PS
駆動方式:4WD トランスミッション:6AT
価格:479万円(税込)
■お問い合わせ
MINIカスタマー・インタラクション・センター
TEL:0120-3298-14
https://www.mini.jp
- TEXT :
- 櫻井 香 記者