年齢を重ね、立場も上になった今、ビジネスマナーもアップデートする必要があるのではないでしょうか。自信にあふれ、洗練された、一目おかれるスタイル。女性らしい気配りができ、知的で、優雅なふるまい。そのためにおさえておくべき「ビジネスルール」をN.Y.在住の国際イメージ・コンサルタント、日野江都子さんに教わります。

20年以上にわたって、日米のトップエグゼクティブを指導してきた厳しくも愛情に満ちたその言葉で、プレシャスキャリアに向けて、真のエグゼクティブとなるための外せないポイントを、シリーズでお届け。第5回目はエレガントな美肌脚を叶えるストッキング活用術です。

「上質な美肌脚は、現役感の象徴です」

欧米のように肌の露出度が日常的に高い社会では、正直なところストッキングをはく機会はごく稀です。日本とは気候も社会・文化的背景も異なるからです(とはいえ、正式な場面では、生脚は御法度。これがグローバルスタンダード)。あなたが日本でビジネスをしている限り、清潔感が漂うストッキングの着用は正しい判断。素足に薄づきファンデーションを重ねたような美肌脚は、仕事をしている限り、こだわりたい「現役感」の象徴です。

プレシャスキャリアにおすすめしたいのが、脚のくすみを圴一に見せながら高い透明感が得られる「コンジュゲート糸」が採用された極薄ストッキング(写真すべて)。色は、ご自身の基本色となる肌色及び1〜2トーン濃いめをおさえましょう。脚は、体調や季節によっても微妙に変化します。上から/『Nude8/fairlylight』¥4,900(ウォルフォード銀座並木通り店〈ウォルフォード〉) 『LV5000/ボレーヌ』¥1,000(グンゼ〈ランバンコレクション〉) 『NUDE15/DORE』¥3,600(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)

「無防備な生脚を露にするなら、スカートは諦めて」

私たちの肌は、年齢とともに確実にくすんでいきます。特にひざ周りの黒ずみや肌全体の色ムラ、そして毛穴にいたるまで...。そんな無防備で生活感丸出しの生脚を堂々と人前に出すのは、日本のビジネスシーンにおいては無作法。男性の、座ったときにすねが見え隠れする短丈ソックスがNGであるように、女性もスカートとパンプスの間は、素肌を出さないのが常識です。それでもストッキングをはくことに抵抗があるなら、パンツを選びましょう。

「ビジネススーツに黒タイツは、言語道断」

ビジネススーツ(スカート)から伸びる脚は、肌感が見えることが正式です。多くの女性は黒タイツ=脚が細く見えると思いがちですが、ビジネススーツにおいては逆効果。脚を重たく見せるだけでなく、仕事の判断までモッタリする人という最悪な印象を与えてしまいます。どうしても防寒ではきたいということなら、肌感が確認できる、25デニールくらいのシアータイツに止めましょう。ちなみに、季節を問わず肌色がスタンダードです。

「スーツをかっこよく着こなそうと思ったら、ストッキングへの投資は惜しみなく」

装いのルールにおいて、足元に向かうほど徐々にトーンを濃くしていくことは、全体のバランスをよく見せる方法です。ストッキングの色も、自分の素肌よりワントーン濃いくらいが目安。ストッキングは消耗品だけに、適当なものですませている方がけっこういらっしゃいます。シアー感のある、知的で引き締まった美肌脚をかなえるには、少々の投資は覚悟。上質なストッキングほど長もちしますし、色のトーンや、圴一感、陰影の美しさが別格です。

N.Y.在住の国際イメージ・コンサルタント、日野江都子さんに教わる「ビジネス ルール ブック」
この記事の執筆者
TEXT :
日野江都子さん 国際イメージコンサルタント
BY :
『Precious10月号別冊付録』小学館、2016年

東京生まれ、ニューヨーク在住。国際イメージコンサルタント。 武蔵野美術短期大学在学中、コロンビア大学(米国・NY)へ留学。武蔵野美術大学卒業後、パーソンズ美術大学(米国・NY)に留学、「ファッション&イメージコンサルティング」コース修了、ディプロマを取得。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークで株式会社リアル コスモポリタンを設立、CEOに就任。ニューヨークと東京を拠点とし、国際イメージコンサルタントの第一人者として20年超にわたり活躍。日欧米亜合わせ数千人の、国際的に活躍するトップエグゼクティブ、政界・財界人をはじめとしたハイプロファイリングクライアントのコンサルティングを手掛ける。 AICI(国際イメージコンサルタント協会)ニューヨーク支部ボードメンバー。スティービーアワード審査員。 主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) 等 好きなもの:ビーチの香り、空港、海、東京、ニューヨーク、海、光、黒猫、ハスキー犬、トレンチコート、白、青、黒、ネイビー、端正なスーツ、ランブルスコ、筋肉痛、本(書店)、文房具(文具店・画材店)、アトリエの匂い、大型作品制作、実験、空、ふわっとした肌触りのもの、ロックな思考、レオパード柄、自分の知らないこと、ステージの袖、嵐の日、大雪の日

公式サイト:Real Cosmopolitan Inc.
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