24のオブジェ『エンブレム・コレクション』日々の愉びを紡ぐ永遠の美の哲学

艶やかな輝きのサテンは全14色

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左から 85 ルージュH ・64 ルージュ・カザック・33 オランジュ・ボワット/ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ 各¥7,200 (レフィル別売り¥4,400 ※レフィルは2020年6月発売予定)
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パウダリーなタッチのマットは全10色

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左から 85 ルージュH ・64 ルージュ・カザック・33 オランジュ・ボワット/ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル マット 各¥7,200 (レフィル別売り¥4,400 ※レフィルは2020年6月発売予定)

『ルージュ・エルメス』という響きを、どこかで耳にしたことがある、実はそういう方もいるのではないでしょうか?
1984年に誕生、日本人の調香師が手がけた赤いボトルのフレグランスが『ルージュ エルメス』でしたし、レザーの独特な赤を語る名もまた同じ。実は最初に『ルージュ エルメス』という色をメゾンにもたらしたのが3代目のエミール・モーリス・エルメスでした。それまで黒とブラウンが定番だったレザーの世界に、初めて陰影を帯びた独特な赤を創り出し、以来、メゾンの名を冠した「特別な色」として大切に守ってきたのです。

そんな貴重な名を刻んだ新しいメチエの第一章『ルージュ・エルメス』の『エンブレム・コレクション』は、全24色。実は、ここにもまた、特別なストーリーが存在します。
1880年に、シャルル・エミール・エルメスがマドレーヌにあった本拠地を、フォーブル・サントノーレ24番地へと移転。以来、1世紀以上にもわたり、メゾンの歴史を刻んできた原点が24というナンバーなのです。

『エンブレム・コレクション』は、24色それぞれに物語をひもとくネーミングがつけられています。とりわけエルメスを象徴するのが、Hの頭文字がつけられた「ルージュH」、青い陰影を含んだ赤の「ルージュ・カザック」、オレンジボックスを思わせる「オランジュ・ボワット」の3色です。本能のままに手に取る一色が、オブジェという存在から鮮やかな色彩の旅へと誘い、日常に数々の美しいシーンを届けてくれるとしたら? 24の人生の美学、それが『ルージュ・エルメス』の本質なのかもしれません。

リップブラシとリップケースも登場

リップブラシとリップケース
しなやかなタッチで唇の輪郭を描いたり、カラーを美しく唇になじませる、美しきリップブラシ。リッブブラシ ルージュ エルメス パンソー ア レーヴル ¥8,500(左)、マグネット式で左右に開くと、まるで口紅が飛び出すかのような楽しいデザイン。リップケース 《ポップ・アップ》ルージュ H 8.7×3.7cm ¥241,000(右)
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※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

エルメスジャポン

TEL:03-3569-3300

この記事の執筆者
TEXT :
安倍佐和子さん ビューティエディター
BY :
『Precious5月号』小学館、2020年
化粧品会社、出版社勤務を経て独立。ビューティ・エディター、美容ジャーナリスト。女性誌や美容誌で編集・執筆活動を続けるほか広告、化粧品マーケティングなど幅広い分野で活躍。ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。モード系メイクからサイエンス、ホリスティック系まで得意な分野は幅広い。著書に『人と比べない美人力の磨き方 美容エディター安倍佐和子のmy BEAUTY rules 』(講談社)がある。 好きなもの:ハワイ、海、サーフィン、Paris、旅、ダイヤモンド、ワイン、猫、草間彌生、パワースポット、天照大神、箱根神社、北欧デザイン、“イッタラ”、“ アラビア”、月美容、オーガニック、フィトテラピー、ADELE、桃、京都、温泉、赤倉観光リゾート&スパ
PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
STYLIST :
小倉真希
EDIT :
五十嵐享子(Precious)