気温も湿度も上昇し、ジャケットを着るには不快な季節が到来したが、そんな中でもジャケットを着なければならない時がある。お洒落とは「やせ我慢」をするものだと教えられてきたが、それでも限界はある。だからこそジャケット選びは慎重に行いたいもの。そこで夏の定番である「麻」のジャケットだ。着ている本人も涼しく、側から見ても涼しげに感じるジャケットは夏の重要素材だ。

実践したい夏のジャケパンコーディネート

洗練された大人の色気がある「タリアトーレ」のジャケット

ジャケット¥105,000（トレメッツォ〈タリアトーレ〉）
ジャケット¥105,000（トレメッツォ〈タリアトーレ〉）

タリアトーレのダブルジャケットは、ダブル特有の重厚感を残しつつも、ベージュのカラーリングとシャリ感のあるフラックス素材にすることで上品で柔らかな印象がプラス。フロントのパッチポケットや背抜き仕立てによる軽やかな着心地は、カジュアルなコーディネートとも相性抜群だ。

ベージュ×ホワイトは夏の鉄板コーデ！

ジャケット¥105,000・パンツ¥30,000（トレメッツォ〈タリアトーレ〉）、ニット¥22,000（オカベ アンド パートナーズ〈レンコントラント〉）、スニーカー¥22,000（トゥモローランド）、サングラス¥30,000（グローブスペックス エージェント〈グローブスペックス〉）
ジャケット¥105,000・パンツ¥30,000（トレメッツォ〈タリアトーレ〉）、ニット¥22,000（オカベ アンド パートナーズ〈レンコントラント〉）、スニーカー¥22,000（トゥモローランド）、サングラス¥30,000（グローブスペックス エージェント〈グローブスペックス〉）

ベージュのジャケットをより爽やかに見せるならホワイトのパンツが有効だ。構築的なジャケットに合わせ、パンツはクリースの入った綺麗なシルエットを選びコーディネートは崩しすぎないように。今季注目カラーのミントグリーンのニットで淡色で揃えつつ、小物で黒系を取り入れることで、全身淡い色の組み合わせでも引き締まる。

個性を引き立てる「イーストハーバーサープラス」のジャケット

ジャケット¥57,000（エスディーアイ〈イーストハーバーサープラス〉）
ジャケット¥57,000（ロフトマン1981〈イーストハーバーサープラス〉）

ミリタリーをベースとした服作りを展開するイタリアブランドのイーストハーバーサープラスのリネンジャケットは、アメリカ海軍のピーコートをモチーフにしたデザイン。８つのボタンや緩やかなカーブのラペルなど、特徴的なシルエットが個性的なジャケットだ。

グラデーションコーディネートでベージュの濃淡を楽しむ

ジャケット¥57,000（ロフトマン1981〈イーストハーバーサープラス〉）、ニット¥14,000（真下商事〈アラン ペイン〉）、パンツ¥26,000（トヨダトレーディング プレスルーム〈エルビーエム 1911〉）、ハット¥6,800（シップス 銀座店〈グリッロ フォー シップス〉）、ベルト¥12,000（パオロ アルビザッティ）、靴¥69,000（バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈クロケット&ジョーンズ〉）

ベージュにブラウン系のカラーを合わせたグラデーションコーデは、洗練された落ち着きのある印象を与えるのにうってつけ。ジャケットだけでなく、リネン混のパンツやハットなどで夏らしさを取り入れれば、暑苦しさは皆無。ここでは上品なヌバックのローファーでややドレスっぽく合わせたが、カジュアルに見せるならブラウン系のサンダルなどでコーディネートに抜け感を出すのいいだろう。

オールシーズンジャケットなんてものも増えてはいるが、お洒落を楽しむのであれば、季節ごとに使い分けたいものだ。熱中症にならないようくれぐれも注意が必要であるが、1年通してジャケパンコーディネートを楽しんでいただきたい。

※価格はすべて税抜きです。

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MEN'S Precious編集部 
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島本一男（BAARL）
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