腕時計から環境保護を訴求した「イルカ・クジラモデル」
G-SHOCKを象徴する代表的なアイコン「イルカ・クジラモデル」は、イルカ・クジラと自然の素晴らしさを伝える環境団体「アイサーチ・ジャパン」をサポートするコラボレーションモデルとして1994年に誕生した。ブラック×イエローの斬新なカラーリングのみならず、腕時計から自然保護へのファンデーションを発信するコンセプトは当時実に新鮮であり、1990年代後半に起こったG-SHOCKブームの原動力になった。
その後も「Love The Sea And The Earth」というテーマのもと、さまざまなG-SHOCKとBABY-Gをベースにしたコラボレーションモデルによって、多くの環境団体のサポートを続け、今年で26周年を迎えた。
家族の絆が強い、オルカのカラーをデザインに取り込むG-SHOCK
G-SHOCK『GW-M5610K-1JR』
BABY-G『BGA-2700K-1AJR』
2020年の新モデルは「家族愛」がコンセプト。家族の絆が強いといわれるオルカ(シャチ)をテーマに、ブラック×ホワイトの“G-SHOCK”と“BABY-G”で、その固い絆で結ばれたオルカファミリーを表現している。
バンドには共通で、「アイサーチ・ジャパン」のロゴと、オルカの体の模様をプリント。“G-SHOCK”の遊環にはクジラのシルエットを、“BABY-G”の遊環にはイルカのシルエットのデザインが施される。また、裏蓋にはいずれも「Love The Sea And The Earth」のシンボルマークを刻印。
G-SHOCKはフロントのライトボタンを押すと、バックライトが発光し、水面から垂直に顔を出してあたりの様子をうかがう水面行動で「スパイホップ」するオルカの姿が浮かび上がる。また、ボックスパッケージには、海の中を仲良く泳ぐオルカファミリーが描かれたスペシャルデザインが使用された。
G-SHOCKのベースモデルは、初代G-SHOCK「DW-5000C」のデザインを継承し、タフソーラーや、世界6局の時刻情報をのせた標準電波を安定受信するマルチバンド6を搭載した「GW-M5610」を採用。
BABY-Gのベースには、ベゼルとケースが2つのパーツに分かれ、異なる質感を表現できる二体ベゼル構造採用のニューシリーズ「BGA-2700」が起用されている。シックなカラーリングが腕元を引き締め、より広いシーンで活用できる。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター