手をかけたほうが美しく仕上がったり、効果が上がったりすることは周知の事実ですが、なかなか続かない、面倒に感じてしまう…という人のほうが実際には多いよう。
でも、きちんと習慣化して行っていると、日々の積み重ねで、肌の見え方は大きく変わっていきます。この機会に、ちょっとした「ひと手間」をいつものルーティンにプラスしてみませんか?
今回は、ヘア&メイクアップアーティスト尾花ケイコさんの小技が効いている「綿棒使い」のひと手間をご紹介します。
ヘア&メイクアップアーティストの小技が効いている「綿棒使い」のひと手間6選
「綿棒はメイク道具のひとつといっても過言ではないほど、メイク中に多用している重要なアイテムです。ぼかす・なじませる・修正する・仕上げに使うなど、あらゆるシーンで使える、ザ・ひと手間アイテム。メイクの精度が上がりますよ」(尾花さん)
綿棒は2種あると便利! 用途に合わせて使い分けるのが◎
【ひと手間1】アイラインの上下をぼかすと、浮かずに美しい仕上がりに
「アイラインはリキッド、ペンシルにかかわらず、引きっぱなしだと唐突な印象になりがちなので、ラインの上側と目尻の下側を綿棒でぼかすというひと手間を加えるだけで、肌になじんで、だれでもこなれた仕上がりが完成」
【ひと手間2】眉を描く前にクリームの油分&ファンデーションをオフして麻呂眉、防止!
「眉は意外と皮脂腺があるうえ、眉毛の間にクリームなどの油分やのばしたファンデーションが残りがち。これらを綿棒できれいにふき取るか否かで、眉の描きやすさ、もちがまるで変わってくるのです」
【ひと手間3】眉を描き終えたら、上下のラインを整えて美ライン仕上げ
「眉をパウダーやペンシルで描いたあと、綿棒で上下のアウトラインをなぞるようにしておくと、ちょっとはみ出していた部分などを補正することができます。このひと手間があるだけで、眉のラインが洗練された美しさに」
【ひと手間4】クリームシャドウの縁を、さらに綿棒でぼかしてより自然に
「練りタイプのアイシャドウの場合、指やチップでぼかして終わりの方が多いのですが、最後にぼかしたキワを綿棒でなじませると、メイクの完成度がよりアップします。肌との境目がなくなるくらいなじませるのがコツ」
【ひと手間5】ほうれい線や目尻にたまったファンデーションを、キレイさっぱり
「メイク直しをする時間帯になると、ファンデーションやアイメイクなどが、ほうれい線や目尻にヨレてたまってしまうことが。このたまったものを綿棒で一掃してから、メイク直しをするときれいに修正することが可能に」
【ひと手間6】マットな口紅の発色調整には、綿棒で輪郭までのばすのが大人の品位に
「マットな口紅は艶が抑えられている分、発色がよいのが特徴です。口紅で直塗りをしてしまうと、発色が調整できず、くっきりしすぎてしまうことが。そんなときは綿棒でのばすひと手間を加えると調節ができて便利です」
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いかがでしたでしょうか? 美のプロたちによる「ひと手間」を日々のメイクやスキンケアに加えて、精度の高い美しさを手に入れましょう!
※掲載した商品は税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)、宗髙聡子(静物)
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)