スキンケアしながら肌の調子を気にすることはあっても、頭皮の具合をチェックする機会は少ないのでは? 頭皮に緩みがないほどパ~ンと張っていたら、かなり疲れが溜まっている証拠。頭皮のこりは目の疲れや肩こり、そしてストレスに直結しています。
ヘッドスパメニューが豊富なヘアサロン、AMATAのジェネラルマネージャーであり、毛髪診断士の資格も持つ伸江さんに、頭皮をもみほぐすテクニックを2つ教わります。
頭皮マッサージに力は不要。時間をかけずに5分で切り上げるのがポイント
■1:誰でもゴッドハンドになれる手でほぐすマッサージ
「ストレスや眼精疲労でこりやすいのが、頭頂部とフェイスラインと側頭部です。この3ヶ所を中心にほぐしていきましょう」(伸江さん)
最初に手を軽く握り、指の第1関節で頭皮全体をまんべんなく、軽いタッチで擦ります。「摩擦による温熱効果で、軽く押すだけで心地いい刺激が感じられるはずです」(伸江さん)
ここまでが下準備。いよいよヘッドマッサージが始まります。
1:耳下腺から額までを3本指で円を描くマッサージ
下あごのえらが張った部分のすぐ後ろにあるのが耳下腺。人差し指、中指、薬指をくっ付けた状態で小さな円を描きながら、耳下腺から耳の前、こめかみ、額までのマッサージを3セット。
2:手のひら全体で側頭部から頭頂部までを圧迫
まず両手のひらで側頭部を包んで圧迫。次に頭頂部を同じように圧迫。これを2回繰り返す。
3:3本指でこめかみを回しながら引き上げる
人差し指、中指、薬指の3本指の腹でこめかみを回しながら、目がつり上がるくらい引き上げる。これを2回繰り返し。
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■2:一度にたくさんのツボ刺激ができるブラシを使ったマッサージ
「ブラシで頭皮を刺激すると血流がよくなるので、肌のくすみもはれます。自然とリフトアップもするので一石三鳥以上の効果が期待できます」(伸江さん)
毛流れに逆らってかきあげるようにブラッシング
頭頂部から正面の髪は普段の分け目と逆方向に毛流れに逆らってブラッシング。サイドの髪は襟足からすくい上げるようにしたから上へ。後頭部も下から上へ。ひと通り毛流れに逆らってとかしたら、毛流れに合わせてとかして完了。
<マッサージ効果をより高める3つのポイント>
- 指の腹を使って心地のいい強さで。決して力を込めないこと。
- 時間をかけるとかえって逆効果になることも。5分間を目安にして。
- 『ながらマッサージ』ではなく、癒やしに集中してこりをほぐす。
テレビを観ながら、入浴しながら…など、気持ちがいいとつい時間をかけてマッサージしがち。「頭皮はデリケートなので、力の込めすぎや時間をかけたマッサージは負担になることも。指の動きに集中しながら短い時間で行ってください」(伸江さん)
問い合わせ先
AMATA
重視:東京都港区南青山6-4-14 INOX AOYAMA 5F
電話:03-3406-1700
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 中島 祐美