肩でハネやすかったり、まとめるには長さが中途半端だったりと、扱いづらいイメージのミディアムヘア。とくにジメジメした梅雨の季節は、クセやうねりが出やすく、髪表面のホワつきが原因で、よりまとまりのない印象になることも。

そんな悩みを解決してくれるのは、大人向けのアレンジ術に定評がある、MAGNOLiA OmotesandoデザイナーのKAYOさん。

「扱いづらいミディアムレングスでもスッキリとまとめられて、この季節特有のうねりやクセも気にならない、とっておきのアレンジをご紹介します。梅雨だけでなく、ムシムシしてくるこれからの時期にもぴったりのアップスタイルです」(KAYOさん)

しっかりまとめているのに、「老け見え」「お疲れ印象」にならないのもポイント。

「耳周りの後れ毛は出さないこと!湿気が多い季節は、後れ毛が広がったりクセでうねってしまい、老け見え、疲れた印象になりがちです」(KAYOさん)

しっかりとまとめ上げられたアップスタイルですが、梅雨の時期はスタイリング剤をしっかりつけることで完成度がグンとアップするのだとか。

「クセのある方はとくにスタイリング剤をつけないでアレンジしてしまうと、ホワつき、広がりの原因になります。しっかりと髪全体に馴染ませてからアレンジをスタートしてみてください」(KAYOさん)

梅雨特有のクセや広がり、うねりをカバーできるだけでなく、クラシカルな印象も楽しめる。KAYOさんオススメのアップスタイルがこちら。

後れ毛が色っぽい。きっちりとした印象とこなれた雰囲気を楽しめるのも魅力

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

〈このアレンジのプロセスがこちら!〉

Before
Before

■1:まず髪全体にヘアクリームをなじませる

アレンジの前に髪のボワつきを抑えるため、全体的にヘアクリームをつけていく。髪の内側を中心にしっかりとなじませて。
アレンジの前に髪のボワつきを抑えるため、全体的にヘアクリームをつけていく。髪の内側を中心にしっかりとなじませて。

■2:後頭部の毛束を左右2つに分け取る

斜めに分けるのがコツ。分け目をギザギザにすることで、白髪が目立たない効果も。
斜めに分けるのがコツ。分け目をギザギザにすることで、白髪が目立たない効果も。

■3:左右2つに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる

二つ結びの状態に。その際に耳が半分隠れるように結ぶのがポイント
二つ結びの状態に。その際に耳が半分隠れるように結ぶのがポイント

■4:片方ずつ耳の後ろでねじってまとめ、ピンで留める

毛先をくるっと丸めるようにねじりながらまとめる。毛先のゴムが隠れるようにピンで留めて。もう片方も同様に。
毛先をくるっと丸めるようにねじりながらまとめる。毛先のゴムが隠れるようにピンで留めて。もう片方も同様に。

■5:最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成

ピンで留めた部分を片手で押さえながら引き出すとバランスが取りやすい。
ピンで留めた部分を片手で押さえながら引き出すとバランスが取りやすい。

「アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください」(KAYOさん)

KAYOさん
MAGNOLiA Omotesandoデザイナー
個人の悩みに合うスタイル提案とカウンセリングに定評あり。自分に似合う髪型がわからない時に駆け込んで。

問い合わせ先

MAGNOLiA Omotesando
住所/東京都渋谷区神宮前6-14-17 2F
TEL:03-6451-1540
営業時間:月・水・木 9:30~21:00 金12:30~21:30 土 9:30~19:30/日・祝 9:30~18:30
定休日 火曜・不定休あり

丁寧なカウンセリングで複雑に絡み合う40代の髪悩みを解決。業界トップレベルのパーマ技術は試す価値大。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
EDIT&WRITING :
青木 笑