篠原涼子さん主演の日本テレビ系水曜ドラマ『ハケンの品格』。一世を風靡したドラマが、俳優陣をほぼ据え置いたまま、第2シーズンの放送を開始しました。

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2話の浅野務(勝地涼さん)と大前春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

第1シーズンから13年。社会情勢は大きく変わり、正規雇用が安定という意識はなくなりました。また、働き方改革やテレワーク推進など、働くための条件も大きく変化しています。そんな中、3か月ごとに契約を結び、時給制で働くハケンである大前春子は何を思い、どんな働き方をしているのでしょうか。

視聴率14.2%と注目度の高かった第1話の内容を振り返ってみましょう。

第1話で13年ぶりの大前春子の登場にわき立つ社員たち

※ネタバレを含みますので「これから観る予定」という人、気になる方はこの部分を飛ばして、次回のあらすじからお楽しみいただければと思います。
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2話の里中賢介(小泉孝太郎さん) ©日本テレビ

舞台は、大手食品商社S&F(エスアンドエフ)。営業企画課の課長に昇進した里中賢介(小泉孝太郎さん)は、かつての勢いを失っている社内をなんとかすべく、伝説のスーパーハケン・大前春子(篠原涼子さん)を呼び戻します。

「私を雇って後悔はさせません。3か月間、お時給の分はしっかり働かせていただきます」

13年前と同じく、昼休憩12時から、定時あがり、残業なし、休日出勤なしという条件で、無駄口はせず、業務上必要な行動だけをする春子の働き方は、初めて春子に接する人を驚かせます。

そして、かつて春子とは犬猿の仲でありながら最終的にプロポーズまでした東海林武(大泉洋さん)は、S&F旭川支社の支社長補佐に昇進していました。春子との再会に感激しますが、春子には完全に無視されてしまいます。

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2話の井手裕太郎(杉野遥亮さん)、宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)、里中賢介(小泉孝太郎さん) ©日本テレビ

営業事業部はロシアのタチアナ社との重要な商談に向けて気合いを入れて、企画、接待の準備を進めていきます。春子は必要な書類を素早く用意し、接待場所としてクルーザーを手配するのでした。

そんな中、新人ハケンの千葉小夏(山本舞香さん)は、営業企画課にハケンされている福岡亜紀(吉谷彩子さん)が、人事部の墨田(松尾諭さん)からセクハラされていることに気づきます。小夏は告発しようとしますが、亜紀はハケンの契約を切られることを恐れ、拒否します。

タチアナ社との商談の日、気勢を上げる営業事業部・部長の宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)を尻目に、小夏と亜紀が人事部に呼び出されたことに気づく里中。しかし、春子に今日は商談の日だと言われ、商談会場のクルーザーに向かいます。

ロシア語が得意な春子を通訳としたタチアナ社との商談は難航。飽きてきた先方が「船は出ないのか」と聞きますが、なんと予算の関係で船長を雇っていない始末。しかし、6級海技士の免許を持つ春子が、安定のスキルで船を出港させるのでした。

そんな中、里中の携帯が鳴ります。それは小夏からのヘルプコールでした。

小夏は匿名であるとうたっている告発制度を利用し勝手に亜紀のことを告発。それに対し、なんと人事課は研修施設に小夏と亜紀を呼び出し、「セクハラはなかった。そんな告発を受けて墨田が寝込んだ、どうしてくれるのか!」と、ハケンのふたりに圧力をかけていたのでした。

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2話の大前春子、千葉小夏(山本舞香さん)と福岡亜紀(吉谷彩子さん) ©日本テレビ

小夏の携帯がつながりっぱなしのため、船の操縦室にオンタイムで状況が流れます。春子は船を研修所近くのハーバーへつけ、ジェットスキーで里中と共に研修所へ乗り込みます。

同じ研修施設で新人研修の講師をしている東海林は講義中にとんでもないものを見かけます。それはチェーンソーを持って力強く通り過ぎる春子の姿。春子は鍵のかかった会議室のドアをチェーンソーで破り、突入したのでした。

驚く会議室の面々。そんなことはお構いなしに春子は「電話は切ったかきちんと確認するように」と小夏に業務連絡します。ついで、隣の部屋のドアを開けると寝込んでいるはずの墨田が聞き耳を立てていました。

最悪な状況の中、自分の仕事は終わったとばかりに出ていく春子。里中はそんな春子にハケンの気持ちを知る人間として人事課に何か言ってほしいと言います。

「死ぬほど嫌な目にあった次の日も、ハケンが笑顔で出勤するのは生きるため。生きるために、泣きたくても笑ってるんです。有給たっぷりなみなさんとは違うんです」

言い切った春子は、クルーザーへ戻ります。

船ではタチアナ社の面々が「もっと魚を食べたい」と言い出します。そこで春子は近くの漁村の干物屋へ案内。そこで七輪で干物を焼き、ご馳走します。満足したタチアナ社は契約を約束し、事なきを得ます。

会議室のドアを修理し、床を片づけるハケンたち。里中がやってきて人事課のしたことは上層部に報告し、ハケンの契約は維持すると約束します。

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2話の宮部蓮三(伊東四朗さん) ©日本テレビ

一方で、新社長に就任した宮部蓮三(伊東四朗さん)は社内の大掃除を宣言します。実は「社員ファースト」でハケン差別主義者の宮部。ハケンにとっては何やら雲行きが怪しいような……。 

かっこいいオープニングにSNSも大盛り上がり!

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2話の浅野務(勝地涼さん)、宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)と大前春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

第2シーズンの告知後には「あのスーパーハケンが帰ってくる!」と大盛り上がりだったSNS。放送が始まるとTwitterでは「#ハケンの品格」がトレンド入りするほどの反響でした。

オープニング映像から「かっこいい!」というTwitter投稿がたくさん。こちらは今年デビュー40周年を迎えるアーティスト・鈴木雅之さんの主題歌「Motivation」に合わせた、ダンスパフォーマンス集団「東京ゲゲゲイ」と篠原涼子さんによるダンス。歌もダンスもファンクで、一緒に踊りたくなるオープニングでしたね。

ドラマが始まると「あ~懐かしい」「大前さんと東海林さんのやり取りがやっぱり最高」と、13年前の放送からのファンの声が多数上がりました。

また、相変わらずの春子の活躍に「私もこれくらい仕事ができるようになりたい」「毎週スカッとできるのがうれしい」という投稿もありました。

さらには「何? このブラックな会社は」「うちの会社そっくり」という意見も。見る人によって見え方が異なるS&F社なのでした。働くみなさん、お疲れ様です!

新人社員&ハケンが活躍する公式YouTubeチャンネルも要チェック!

YouTubeの日テレ公式チャンネルでは、ドラマがもっと楽しくなる動画を続々配信中。派遣チームの吉谷彩子さん&山本舞香さんと、社員チームの杉野遥亮さん&中村海人さん(ジャニーズJr.)に分かれて、毎回イラストで見どころを紹介する動画も。

それぞれの絵心に加えて、役者さん同士の仲のよさも伝わる内容となっています。特に社員チームはまだドラマ本編では出番が少ないので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

それでは、気になる第2話のあらすじをご紹介します。

 次の商談相手は春子の元ハケン先!第2話あらすじをチェック

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2話の里中賢介(小泉孝太郎さん)、千葉小夏(山本舞香さん)と大前春子(篠原涼子さん) ©日本テレビ

S&F社は老舗の人気蕎麦店「京橋庵」とコラボ商品を開発することになりました。斬新な企画を考えたいと新人ハケンの小夏は張り切ります。

里中は春子が「京橋庵」の実情にやたらと詳しいことに疑問を持ちます。「もしかして以前『京橋庵』で働いていたとか?」と尋ねる浅野。「はい、ハケンとして働いてましたが、何か?」と春子。

そこで、浅野は「きっと、そこでも伝説を残しているはず」と、断る春子を無理に「京橋庵」での会議に連れていきますが、それが裏目に出てしまいます。

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2話の井手裕太郎(杉野遥亮さん)と大前春子。今どきの新入社員・井手の行動は…… ©日本テレビ

一方、宮部新社長の「社員偏重主義」に逆に闘志を燃やした小夏。周囲が止めるのも聞かず浅野の提出企画の中に、数合わせで自分の企画をまぎれこませてもらうことに成功します。

ところが、小夏の企画は捨てられてしまい「ハケンに責任なんか取れないから」と叱責される羽目に。しかし、プレゼン本番の最中に捨てられた小夏の企画が、実は先方に気に入られていたことがわかり……。

この営業企画課の危機に、再び春子が立ち上がります。


安定の痛快お仕事ドラマ『ハケンの品格』。次回も社内は問題多発の予感……次に春子が繰り出すスキルはなんなのでしょうか。気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。

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