日本テレビ系水曜ドラマ『ハケンの品格』は、特Sランクという最高ランクの“スーパーハケン”大前春子(篠原涼子さん)が、派遣先で起こる問題をスキルで解決していくお仕事ドラマ。前作出演の小泉孝太郎さんや勝地涼さんに、新入社員役として杉野遥亮さん、中村海人さん(Travis Japan/ジャニーズJr.)を加え、放送前から期待が高まっていました。
先週放送された第2話は、視聴率11.9%で初回同様2桁をキープし、好調!
前のシーズンでも社員とハケンの間には働き方の差だけではなく、意識、扱われ方の差があったのですが、それは13年経っても健在。というか、食品総合商社S&F社においては際立ってきているような……?
そんな社内のハケンの扱いが描かれた第2話の内容を振り返ってみましょう。
新たなコラボ企画に沸き立つS&F社で春子は…?第2話をふり返り!
S&F社は老舗の人気蕎麦店「京橋庵」とコラボ商品を開発することになりました。斬新な企画を考えたいと新人ハケンの千葉小夏(山本舞香さん)は張り切りますが、それは「社員の仕事」だと周囲からバッサリ。小夏はS&F社におけるハケンと社員の扱いの差に打ちのめされていきます。
里中賢介(小泉孝太郎さん)は春子に「このままだとS&F社は沈没する」と予言されたのが気になりつつも、中間管理職という立場上、宮部蓮三(伊東四朗さん)新社長の「社員ファースト」に異議を唱えることはできず、ちょっとモヤモヤしている様子。
京橋庵の企画を進めるうちに、里中は春子が京橋庵の実情にやたらと詳しいことに疑問を持ちます。「もしかして以前、京橋庵で働いていたとか?」と尋ねる浅野務(勝地涼さん)。「はい、ハケンとして働いてましたが、何か?」と春子。
そこで、浅野は「きっと、そこでも伝説を残しているはず」と、断る春子を無理に京橋庵での会議に連れていきますが、それが裏目に出てしまいます。「春子に対する先方の役員(小堺一機さん)の印象がよくなかったのでは」と怒る、営業事業部・部長の宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)。
宇野は春子を連れていった浅野を責め、浅野に人の三倍は働くよう、申し付けます。そして、春子には「京橋庵」の企画には関わるな、と告げるのでした。
一方、「社員ファースト」に逆に闘志を燃やした小夏は、ピンチの浅野の企画の中に、数合わせで自分の企画をまぎれこませてもらうことに成功します。やる気のある小夏を評価する浅野。
実は小夏は採用試験でS&F社を受けて、落ちていたのです。一向にやる気が見えない新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮さん)とは面接で一緒だったものの、井手にはコネがあり入社できたのでした。
ところが、企画書に誤字があったことにより、小夏の企画だったことが発覚。企画は破棄されてしまい「ハケンに責任なんか取れないから」と宇野に叱責される羽目に。さらに小夏が「弊社」と口走ったことにより、宇野は「『弊社』という言い回しとか、言い切るとかは社員にしかできない。ハケンの分際で!」と激高。
余りのいわれように普段、余計なことに口を挟まない春子が、「ハケンは責任は取れないが、仕事のできない社員に『分際』呼ばわりされる筋合いはございません」と言い放ちます。
京橋庵の役員を集めたプレゼン本番。捨てられた小夏の企画が、実は先方に気に入られていたことがわかります。しかし、営業企画部内では破棄されていたこの企画。誰も資料を持っていません。
連絡を受けた社内待機組は頭を抱えますが、春子がすかさず企画をブラッシュアップ。小夏が届けようとしますが、渋滞に巻き込まれ届きません。プレゼン会場では、時間延ばしのため浅野がパニックに。
そこで春子は自転車を使い、小夏の持っている資料をピックアップ。春子は「事業者による自転車安全利用研修」の講師もしており、自転車運転も安全にこなしていきます。
到着した京橋庵本社。そこに京橋庵の会長(若林豪さん)が通りかかります。なんと会長の覚えはめでたかった春子。その様子を見た宇野部長は春子にプレゼンをしてくれと頼み始めます。
「大事な仕事を責任の取れない、言い切れないハケンに任せるのですか」と逆に迫る春子。すべての責任は自分が取ると断言する浅野。それを眺めるだけの井手。
春子によるプレゼンが始まったものの語尾がおかしく、騒然とする会場内。「~しています」を「~していま……」と、なぜか言い切らず、「弊社」を「へい……」と、こちらも途中で止めています。
なんと春子は宇野の「『弊社』という言い回しとか、言い切るとかは社員にしかできない」というセリフをそのまま実行していたのです。気づいた浅野がフォローする形で、プレゼンは無事に終了。
井手は社員とハケンの様子に静かに悩みます。また、プレゼン成功祝いに飲みに行くという先輩たちに、同じ新入社員の三田貴士(中村海人さん/Travis Japan・ジャニーズJr.)と共にうんざりするのでした。
数日後、出社時に顔を合わせた里中、小夏、春子。そこへ宮部社長がやってきて先にエレベーターに乗り込みます。その様子に「しずむ」とつぶやく春子。その真意は一体……?
SNSでは、蕎麦が食べたくなった人が続出!
今回はなんといっても春子のプレゼンに話題沸騰。「笑った」「漫才??」「浅野くん、がんばれ!」というコメントがたくさん見られました。「おもしろすぎて、プレゼン内容が頭に入らないでしょ(笑)」という指摘も。確かに、現場にいたら、「絶対に笑ってはいけないプレゼン会場」だったかもしれませんね。
また、蕎麦を食べるシーンや蕎麦の話が多かったために、「蕎麦が食べたくなった」という人が多数出現。さらには放送翌日に「昨日の『ハケンの品格』を見て、お昼ごはんを蕎麦にした」という投稿もたくさん見られましたよ。
食品総合商社であるS&F社。また、見ているうちに食べたくなってくるお話が登場しそうですね。
タイピングで特Sランクに挑戦!?
ハケンといえば、パソコンのタイピングスピードも重要なスキル。そこで公式サイトでは、ビジネスワードや『ハケンの品格』内のセリフ、俳優陣の名前などを入力するタイピングゲームを公開中です。
60秒以内に何個入力できたのかを判定してくれるゲームで、春子と同じ特Sランクを出せるでしょうか?
ぜひ挑戦してみてくださいね。
それでは、気になる第3話のあらすじをご紹介します!
SNSで炎上騒動が勃発!?第3話あらすじチェック
新入社員の井手は、社内で撮った動画を勝手にネットに投稿していました。そして、社員食堂で亜紀に撮影してもらった動画が騒ぎになってしまいます。井手を撮った動画でしたが、背後にその日、経費節減で社食をクビになったアルバイトの牟田(六角精児さん)の怪しい姿が映りこんでいたのです。
逆立ちしてふざけているように見える牟田の姿は、食品会社の社食でわざと行われた「バイトテロ」だと騒ぎになり、大炎上します。本社へはクレーム電話が殺到し、スーパーではS&F社の商品が撤去される始末。
その頃、S&F社では社食を評判のいいカレーを主力商品にして、一般客にも営業しようとしていましたが、バイトテロ騒ぎで当然ガラガラ。さらに肝心のカレーを牟田が担当していたため、途端にまずくなっていたのです。
里中は、「社食のカレーが再び評判になれば炎上を挽回できるはず」と考え、春子に以前の味の再現を業務命令します。しかし、春子はあと一歩のところで、あの味を再現できず苦しみます。そんな中、春子の昔を知るある人物が現れ……。
見終わるとすっきり痛快なお仕事ドラマ『ハケンの品格』。次の問題をスーパーハケン・大前春子はどう乗り切るのでしょうか。また、社員、ハケンにバイトという新たな雇用形態も登場し、S&F社は働く人間をどう扱っていくのでしょうか。気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- ハケンの品格
- 7月1日(水)22:00スタート予定 日本テレビ系